面心立方格子構造（めんしんりっぽうこうしこうぞう、face-centered cubic, fcc）は、ブラベー格子の一種。単位格子の各頂点および各面の中心に原子が位置する。立方最密充填構造（りっぽうさいみつじゅうてんこうぞう、cubic close-packed, ccp）とは見る角度が違うだけで同じ配列である。面心立方格子構造を持つ単体金属は多い。1611年にヨハネス・ケプラーは、同半径の球を敷き詰めたとき、最密充填は面心立方格子構造および六方最密構造であると予想した（ケプラー予想）。1998年にトマス・ヘールズによって証明された。

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