オオヨロイトカゲ(大鎧蜥蜴、"Cordylus giganteus")は、ヨロイトカゲ科ヨロイトカゲ属に分類されるトカゲ。南アフリカ共和国北東部固有種最大全長40センチメートル。頭胴長15-20.5センチメートルとヨロイトカゲ属およびヨロイトカゲ科最大種(プレートトカゲ科をヨロイトカゲ科の亜科とした場合を除く)。種小名"giganteus"は「巨大な」の意。左右の鼻孔が開口する鱗(鼻板)は接せず、吻端を覆う鱗(吻端鱗)と額鼻板は接する。後頭部には刺状突起がある大型鱗が4枚並ぶ。胴体背面は筋状の盛り上がり(キール)のある大型の棘状鱗(縦22-25列、横10-12列)で覆われる。大腿部に小さい孔の空いた鱗(大腿孔)が20-24枚並ぶ。尾は刺状突起がある大型鱗が環状に並ぶ。背面の体色は黄色や暗褐色で、不明瞭な暗色斑が入る個体もいる。頭部や体側面、腹面の体色は黄色で、胸部に不明瞭な暗色斑が入る個体もいる。出産直後の幼体は全長11.5-15センチメートル。幼体は背面に不規則な赤褐色の横縞、尾には黄色や黒の横縞や赤や橙色の斑点が入る。平坦もしくは傾斜の緩やかな草原に生息する。日光浴を非常に好み太陽へ向かい四肢を広げて頸部を反りあげる姿勢をとり、この姿勢が英名(Sungazer=太陽を見つめるもの)の由来となっている。長さ1.5-2メートル、深さ0.4メートルに達する深い横穴を掘って生活する。危険を感じると、巣穴へ逃げ込む。冬季は巣穴の中でじっとして過ごす。食性は動物食で、昆虫、クモ、多足類、小型爬虫類などを食べる。通りかかった獲物を待ち伏せて捕食する。繁殖形態は胎生。隔年で夏から秋にかけて1-2頭の幼体を産む。開発による生息地の破壊やペット用の採集などにより生息数の減少が懸念されている。ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。飼育下繁殖個体が流通するが、流通はまれで価格も高価。テラリウムで飼育される。大型種であることに加え、狭い場所だとストレスから拒食することもあるためできれば飼育にあたっては大型のケージを用意する。地面に深い巣穴を掘って生活するためできればケージ内には黒土などの床材を深く敷くか、隠れ家を用意する。日光浴を好むため小型の保温用の電球などをケージの中へ照射し、ケージ内の一部だけ他の部分より高温になる場所を作る。また紫外線照射量の多い爬虫類用に市販されているフルスペクトルライトやメタルハライドランプなどの照明器具でケージ内を照射する。倒されない水容器を設置するか、朝や照明の点灯時にケージの壁面に霧吹きを使い給水する。餌として爬虫類用のカルシウム剤を添付したコオロギやジャイアントミルワームなどを与える。
出典:wikipedia
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