谷川駅(たにかわえき)は、兵庫県丹波市山南町池谷字中道坪にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。地元では「たにがわ」と濁って発音されることもある。大阪近郊区間の終端駅の1つである。当駅はジェイアール西日本福知山メンテックが駅業務を受託する業務委託駅(篠山口駅の被管理駅)で、以下の2つの路線が接続する。両線の乗り継ぎは考慮されていない。これは、両線を管轄する支社が異なることや、両線をまたぐ利用者が極めて少ないことが理由である。ただし阪神・淡路大震災により東海道本線・山陽本線が寸断された折には、迂回ルートとして接続が図られていた。なお、当駅は福知山線側の福知山支社(かつては福知山鉄道管理局)の管轄で、加古川線側の近畿統括本部(かつては大阪鉄道管理局、神戸支社)は隣の久下村駅以南を管轄する。両社の支社標は当駅の場内信号機ではなく、久下村方にある道路との立体交差をくぐった地点(加古川駅起点で47.8km)にある。そのため当駅構内だけでなく、閉塞区間の当駅方の約200mの間も福知山支社の管理に置かれている。福知山線用の2面2線の相対式ホームに、加古川線用の切欠き式ホームが1線、合計2面3線を擁する地上駅。駅舎は1番のりば側にあり、反対側の2番のりばへは跨線橋で連絡している。4番のりばは、1番のりばの福知山寄りにある。現在は、4番のりばが廃番となり、のりばの名称が加古川線のりばと変更されている。駅舎は1938年(昭和13年)に建築されたもので、運転取扱の規模拡大により度々増改築されている。現在では、待合室・改札口・窓口と事務室の一部だけが使用されており、待合室の一角にはキヨスクが営業している。みどりの窓口が1995年より設置され、マルスによる発券をしているが、企画きっぷなどは一部のみの取り扱いである。窓口の営業時間は6時10分~17時50分(途中休止時間あり)。自動改札機はなく、ICOCA等のICカード読み取り端末も設置されていない。福知山線は2番のりばを本線とする一線スルーの配線だが、普通や丹波路快速は行き違いがない場合、両方向とも副本線の1番のりばに停車する。普通・丹波路快速同士で行き違いがある場合、福知山方面行きの下り列車が1番のりば、篠山口・大阪方面行きの上り列車が2番のりばに入る。特急は行違いがない場合、両方向とも本線の2番のりばに停車(通過)する。かつては2面3線で、2番のりばの反対側に3番のりばがあった。福知山線と加古川線の線路は駅の西側でつながっているが、行き来するには久下村方の引き上げ線に入り、入換作業をしなければならない。そのため、阪神・淡路大震災の迂回輸送の際にも両線を通した直通輸送は行われなかった。福知山線では、日中は篠山口駅発着の普通列車が1時間あたり1本停車し、大半の特急『こうのとり』は通過する。ただし、朝晩は大阪駅発着の列車もあり、ラッシュ時には一部の特急『こうのとり』も停車する。加古川線の列車は1日9本(土曜・休日は8本)のみで、すべて西脇市行きである。当駅は円応教本部の最寄駅で、信者の一定の利用がある。教団の行事が行われる毎月6日には、特急の臨時停車や当駅止まりの臨時快速が運行されていたことがある。また、鉄道利用促進を図るべく、2007年度には近距離利用時の特急料金の一部を自治体が助成する社会実験が行われ、当駅もその対象となった。しかし駅周辺の人口の減少や、モータリゼーションの進展もあって、利用者は年々減少傾向にある。兵庫県統計書によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。おおむね田園地帯だが、住宅街も形成されている。また、近隣には旅館や食堂などがある。駅前に神姫グリーンバスが発着している(バス停の名称は「谷川駅」)。運行本数が僅少のため、利用時は要注意(2013年10月現在、平日5本、土曜・休日3本)。
出典:wikipedia
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