『つづれおり』("Tapestry")は、1971年2月10日にリリースされた、シンガーソングライターのキャロル・キングのポップ・アルバムである。ルー・アドラーによる最低限のプロデュースがなされている。ロックの時代において神髄の作品であるという地位を得た。アメリカにおいて15週連続1位を獲得し、その後約6年(306週)に亘りチャートに登場していた。アルバムは、4つのグラミー賞(最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル、最優秀レコード賞「イッツ・トゥー・レイト」、最優秀楽曲賞「君の友だち」)も獲得している。キングは、全ての曲を単独または共同で制作しており、一部の曲は既に他のアーティストの歌唱によってヒットしていた。例として、アレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」とシュレルズの「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」が挙げられる。収録曲のうち3曲は、彼女の元夫であるジェリー・ゴフィンと共同で制作したものである。キングに自作曲を歌うように勧めた人物であり、このアルバムの演奏にも参加したジェームス・テイラーは、「君の友だち」をカバーし、全米1位を獲得する大ヒットを記録した。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、36位にランクイン。2002年にVH1は『つづれおり』をベストアルバムの39位に選んだ。2003年、このアルバムはアメリカ議会図書館の全米録音資料登録簿(National Recording Registry)に選ばれた50の作品の1つになった。1995年のトリビュート・アルバム『つづれおり~キャロル・キング・トリビュート(Tapestry Revisited: A Tribute to Carole King)』には、ロッド・スチュワート、フェイス・ヒル、ビージーズ、セリーヌ・ディオンなどが参加し、キング自身も制作に協力している。2003年にも、『A New Tapestry — Carole King Tribute』として発売された。特記されている曲以外はキャロル・キングによる作詞・作曲。CBSのマスターサウンドレーベルから発売された版はハーフスピードでカッティングされ、高品質のビニール盤にプレスされた。曲順はオリジナル版と一緒である。1999年にCDとして再発売した。2つの未発表曲が収録されている。2008年4月22日、ソニーBMG 、エピック、オードは2枚組のレガシー・エディションを発売した。オリジナル版の曲は全てリマスターされ、ボーナスディスクには12曲中11曲のライブ演奏(ボーカル・ピアノ・シンセサイザー)が収録されている。ライブは1973年(ボストン、メリーランド州コロンビア、ニューヨーク・セントラル・パーク)から1976年(サンフランシスコ・War Memorial Opera House)までの演奏である。この豪華版は厚い冊子が付属している。中身が増えたライナーノーツと写真で構成されている。
出典:wikipedia
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