エヴァンゲリオンは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空の兵器。正式名称は汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン(はんようひとがたけっせんへいき じんぞうにんげんエヴァンゲリオン)である。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の略称は「エヴァ」もしくは「EVA」であるが、本項で取り扱う兵器としての「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン」の略称表記は公式の資料や関連書籍上ではアルファベットの「EVA」でほぼ統一されており、本記事でもそれに準ずることとする。また、本記事では、テレビアニメ以外のメディア(ゲームや漫画作品など)において登場するEVAについても述べる。使徒と呼ばれる謎の生命体の殲滅を目的として製造された汎用人型決戦兵器である。ロボットのような機械ではなく人造人間と呼称され、アダムもしくはリリスと呼ばれる「生命の起源」を人類がコピーして作った巨大な生命体を、装甲板を兼ねた拘束具で人型になるように覆ったものである。A.T.フィールドを展開する使徒に対して、人類が保有する唯一の対抗手段とされる。語源は「福音」を意味するギリシア語のエウアンゲリオン(, euangelion)に由来する。またその頭3文字を取った略称Evaは、聖書の創世記に登場する最初の女性である「エバ(イヴ)」にもかけられている。機体番号表記については日本国内で建造されたEVA零-弐号機(弐号機は、設計・部品建造を日本で行い、ドイツでは組み立てのみを行った)は漢数字で、日本国外で建造されたEVA3号機-13号機はアラビア数字で表記するという設定が存在しており、脚本や漫画版、スーパーロボット大戦シリーズなどでは一貫して、これに則した表記がなされている。一方、漫画『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』やゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』、『スーパーロボット大戦F完結編』、バンダイから発売された「プラモデル」、「超合金魂」や、海洋堂から発売された「リボルテック」では「3号機」を「参号機」と表記している。エヴァンゲリオンの箍ともいえる部分の一つ。神経接続や生命維持システムは外部からの干渉で切り替えが可能だが、機体の稼動に関してはこちらが優先される模様。最初に製作されたプロトタイプ(試作機)で実戦投入の予定もなく、そのため肩部ウェポンラックなどの装備もされていない。レイの起動実験中に暴走したため、十字架付きの停止信号プラグによって凍結されていた。第5使徒ラミエル襲来直前に凍結解除して起動に成功、「ヤシマ作戦」に投入され、大破。その後に弐号機と同じ形状の装甲板と肩部ウェポンラックを取り付け機体色も青に変更する改装を施され、第9使徒マトリエル戦から実戦配備された。この実戦用形態は商品化される際などは零号機・改と呼ばれ、第壱話よりオープニングフィルムに登場している。肩部ウェポンラックにブースターが搭載されている(ただしこれは高所からのショック吸収用で、飛翔能力は無い)。第16使徒アルミサエル戦において、使徒もろとも自爆。第3新東京市と共に完全に破壊された。制作元については、第弐拾壱話で赤木ナオコが「アダムより人の作り出したもの」としてプロトタイプで脊椎と頭部、腕部だけの零号機を紹介し、初号機が唯一リリスよりコピーされたものであることからアダムより作られたとする説と、アダムと呼ばれていたものが実はリリスであったことから、リリスより作られたとする説がある。コアについては、現在までに公表された設定資料中には明言したものはない。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』では、コアに魂が入っておらず、レイがシンクロに長期間を要したのはそれが理由であると解説されている。EVAシリーズの中でリリスより製作された唯一の機体。EVAシリーズのテストタイプ(実験機)。搭乗者の生命に危機が迫ると、たとえバッテリー切れの状態であっても突如コアが反応して搭乗者の意思に関係無く暴走する。その際、自らの力で顎部ジョイントを破壊し口を開け、野獣のような咆哮を挙げる。第拾九話では第14使徒ゼルエルを捕食しS機関を獲得した。以後、活動限界はほぼ無くなる。初起動は第3使徒サキエル戦であるが、起動前にエントリープラグ未挿入の状態であるにもかかわらず、落下物からシンジを守るために腕が動いた。初シンクロ時にプラグスーツの補助なしに41.3%と高シンクロ率を示すも、左手首を折られ、右眼を光の槍に貫かれて中破する。だが、その後機体は暴走し(1度目の暴走)、左手首を自己再生して、使徒のA.T.フィールドを侵蝕・中和などの圧倒的戦闘力を見せつけて使徒を殲滅する。第4使徒シャムシエル戦では初のEVA専用火器を使用するも効果はなく、ミサトの制止を振り切って活動限界時間一杯までのプログ・ナイフでの接近戦闘にて辛くも殲滅する。第5使徒ラミエル戦は一度は敗北するものの、零号機と共にヤシマ作戦を行い殲滅する。旧東京市都心の第28放置區域でミサトの援護により、暴走したJA(ジェットアローン)を制止する。第7使徒イスラフェル戦は弐号機が作戦に加わり、両機体の動きを同調させるユニゾン特訓の末、使徒を殲滅する。第9使徒マトリエル、第10使徒サハクィエルは、戦列に復帰した零号機と3機で殲滅する。第12使徒レリエル戦で、敵の本体である影に取り込まれてディラックの海を彷徨ったが、シンジの生命維持に危険が迫ったときに碇ユイの魂が目覚め、2度目の暴走を起こして上空に浮かぶレリエルの影を引き裂いて殲滅し、帰還した。第13使徒バルディエル戦では、トウジの乗るエヴァとの戦闘を拒んだシンジに業を煮やしたゲンドウが彼のエントリープラグにダミーシステムを起動し、バルディエルを3号機ごと無惨に解体・殲滅する。その戦闘の後、ショックを受けたシンジが怒りのあまり初号機の機体内に篭城してゲンドウに謝罪を要求するも、ゲンドウの命令でL.C.Lの圧縮濃度を限界まで上昇させられて強制排除される。この事件以降、シンジが搭乗を拒否したため、第14使徒ゼルエル戦では代わりにレイが搭乗したが、ユイの魂がシンジ以外を拒絶。以前はシンクロ可能であったレイや、ダミープラグすらも受け付けなくなる。第14使徒ゼルエル戦での戦闘で弐号機、零号機の無惨な結果を目撃し、加持に諭されたシンジは再び初号機に搭乗し、左腕を失いつつも敵を追い込んだがついに電源が切れて停止する。その後シンジの声に反応するかの様に再起動し、3度目の暴走が起きる。再起動した初号機はシンクロ率が400%を超え、第14使徒ゼルエルの腕を引きちぎり、その腕を自らの左腕へ変換した後、ゼルエルのA.T.フィールドを破壊、ゼルエルを捕食しS機関を獲得する。ここで初号機は覚醒を果たし、他のEVAとは一線を画す存在へと変化した。その後、ゼーレは再度の暴走を警戒し、命令により使用を凍結されたが、第16使徒アルミサエル戦で物理的融合されそうな零号機を救出するため、ゲンドウが独断で凍結解除を発令して戦闘へと復帰する。第17使徒タブリス戦では、タブリス(渚カヲル)が外部から操る弐号機と戦闘、撃退し、さらにタブリス(渚カヲル)を殺した。劇場版第25話では戦略自衛隊がシンジと初号機との接触を絶つためにケージに注入した硬化ベークライトに拘束され搭乗できなくなっていたが、弐号機が量産機に捕食されているときに無人のまま起動し、ベークライトを破壊してシンジを搭乗させるとジオフロント内に出現した。劇場版第26話では、弐号機の無残な姿を見たシンジに触発され暴走(4度目の暴走)、背に四枚の十字翼型A.T.フィールドを展開する。A.T.フィールドを背負ったままシンジのデストロイドにより地球の衛星軌道上にあったロンギヌスの槍を召喚する。その状態をゼーレに利用されて人類補完計画(サードインパクト)を発現させてしまう。だが、シンジはその世界を望まず、初号機は同化したリリスから分離して地球を包み込むほどの巨大な12枚の赤い翼を展開する。そして、リリスと黒い月を崩壊させ、自らが持つロンギヌスの槍と量産機が持って共鳴させていたロンギヌスの槍のコピーをすべて破壊し、人類補完計画を破局させる。搭乗していたシンジを地球に残し宇宙へと旅立った。ゼルエル戦において暴走し四つん這いになって瀕死のゼルエルに這い寄っていくシーンがあるが、これは監督が「餓鬼をイメージして描いて欲しい」とアドバイスしたためである。アニメ版ではレイが搭乗したのは互換起動実験および対ゼルエル戦で出撃しようとした時のみだが(後者は初号機にシンクロを拒絶された)、貞本義行による漫画版では第1話でレイが搭乗して出撃、シンジとミサトを救うシーンがある。アダムより製作された、エヴァンゲリオンの量産化を前提として開発された、いわば先行量産機。アスカの言葉を借りるなら「本物のエヴァンゲリオン」と呼べる機体である。フルパワー時には頭部拘束具が一部展開、素体の4つ目を露わにする。NERVドイツ第3支部で組み立てられ、第八話においてNERV日本本部に移送中、第6使徒ガギエルの攻撃を受けたためアスカの判断で起動。初戦を勝利で飾る。その後、他の2体と共に使徒殲滅に当たっていたが、第13使徒バルディエル戦で一瞬の躊躇をつかれ敗北、第14使徒ゼルエル戦においては一切の攻撃が通じず両腕、頭部を切断されて大破する。この連敗と、その両者を倒したのが双方とも初号機であったことにより、アスカのプライドに綻びが生じ、シンクロ率が下がり始める。その後、修理はされたものの、第15使徒アラエル戦においてアスカが精神的ダメージを受けたため、さらにシンクロ率が低下、第16使徒アルミサエル戦では起動すらできない状態となった。その後、廃人と化したアスカの代わりにやってきたフィフスチルドレンにして第17使徒タブリス=渚カヲルの力により無人で起動。彼に従いセントラルドグマへ侵入するが、追ってきた初号機と戦闘になり、初号機によって首筋と頭にプログ・ナイフを突き刺されて活動を停止させられる。劇場版第25話ではアスカを保護するべくエントリープラグに載せてジオフロント内の地底湖底に配置される。そこに戦略自衛隊の爆雷攻撃が行われたことがアスカに死の恐怖からくる生への執着を蘇らせた。それに弐号機内のアスカの母の魂が呼応し、母の存在を感じたアスカは復活、周囲の戦略自衛隊を壊滅させたがアンビリカルケーブルは切断されてしまう。そのあと弐号機殱滅に投入されたS2機関搭載の量産型EVAシリーズ9機に対して内部電源の3分30秒でほぼ全てを撃破する活躍をみせたが、1機が放ったロンギヌスの槍(コピー版)がA.T.フィールドを貫通、頭部に直撃し同時に制限時間の活動限界を迎えてしまう。身動きの取れない弐号機は再起動したEVAシリーズに鳥葬のごとく内臓を食い尽くされ、アスカの「(量産機を)殺してやる・・・・!」という強烈な意思が暴走(覚醒)を引き起こしかけるも、最後は8本の槍によって串刺しにされ完全に沈黙した。TVシリーズ第弐拾四話までと劇場版第25話とでは頭部や肘、肩および前腕と胴体の太さなどのバランスが異なる。これはTVシリーズの弐号機は山下いくと(零〜4号機)がデザインしたのに対し、劇場版の弐号機は本田雄(量産機)が再デザインしたためである。漫画版では渚カヲルがアルミサエル戦で乗機とする(アスカの精神崩壊がアラエル戦直後にされたため)。レイの零号機と同様にアルミサエルの浸食を受けるが、カヲルの力により同化は免れる。この戦いでデュアルソーに物理融合したアルミサエルによって左足を切断されている。デザインの着想はシューティングゲームのPCエンジン版『超兄貴』に登場する「エル&トポ」から得られている。デザイナーは「常にEVAにはダイバーのようなイメージをもっている」とのこと。『新世紀エヴァンゲリオン2』の開発を担当したアルファシステム社の公式掲示板で開発担当者が3号機のコアにはトウジの母親の魂があると明言しており、またゲーム内でもそのように扱われている。アダムより製作された。米国NERV第1支部製。頭部以外は弐号機と同じで、頭部は角が無い以外は初号機と似ている(プラモデルの説明書にあるラフスケッチには、初号機の後頭部にある部分と似た物体が描かれている)。米国支部から日本本部へ移送中に第13使徒バルディエルに寄生され(積乱雲に潜んでいたとされる)、松代で起動実験中に使徒として覚醒、第3新東京市に向けて活動を開始する。零号機、弐号機を活動不能に陥れるが、ダミープラグによって暴走した初号機との戦闘の末、原形を留めないほどに破壊される。最後にトウジが閉じ込められたエントリープラグは、初号機によって握り潰される。搭乗していたトウジの結末は、TVシリーズでは左脚切断の重傷、漫画では死亡と展開が異なるが、これはTVシリーズプロデューサーの大月俊倫(キングレコード/当時)が番組製作前に出した、「どんな内容でも構わないが、子供が死ぬようなアニメだけは見たくない」という要求を受けてのものである。ただ、大月は3号機の登場シーンを、オンエアから2年経った1997年になっても見ておらず、存在も知らなかった。このため、新宿で打ち上げに参加した際、エヴァンゲリオンのプラモデルシリーズ(バンダイ)の中に見知らぬ「黒いエヴァンゲリオン」(=3号機)があるのに気付いた大月は、「誰が許可したんだ、こんなもの」「なんで、こんなのあるんだ」「メーカーが勝手にこんなん作りおって」と憤慨したという。『新世紀エヴァンゲリオン2』では条件を満たすことでトウジが3号機のパイロットとして戦列に加わる。その後も条件によっては使徒に寄生されずに最後まで運用される。またいくつかのシナリオではスタート時点から3号機パイロットとなっている。N64版では、ゲームモードによっては選択・使用が可能。スーパーロボット大戦シリーズに登場する場合は、イベントによってはバルディエルを浄化して正式運用される場合もある。ただし、初登場した『スーパーロボット大戦F完結編』ではバルディエルとしての3号機ではないが、敵として登場する。『スーパーロボット大戦α』での武装は後述のプラモデル化された際に付属した武器の数と種類が同一である。なお、プラモデルでは、使徒侵食前の3号機と、使徒侵食後の3号機(第13使徒バルディエル)版がある。腕パーツと一部パーツ以外は共通となっている。アダムより製作された。米国NERV第2支部でのS機関の暴走により、周りの関連研究施設と共に消滅してしまう。TVシリーズでは外観描写は無い。形状は3号機と同一であり、カラーリングのみシルバーと異なる。ゲームなどで出現するが、それについては詳細の説明を参照。プラモデルやアクションフィギュアは発売されている。アダムより製作された。9体の量産型機。カヲルがベースとなったダミープラグにより稼動する。S機関を搭載。収納展開が自在な翼を背面に内蔵しており、自力飛行が可能。携帯武器は諸刃の剣(脚本では槍となっている)であるが、これはロンギヌスの槍(コピー)に変形する。ウェポンラックを装備していないのも特徴である。眼の無いウナギのような頭部が特徴。また、エントリープラグ挿入口や全体的なデザインが他のEVAと異なっている。これは零〜4号機を山下いくとがデザインしたのに対し、量産機のデザインは本田雄が手掛けたことによる。再起動や捕食、再生など、EVA初号機の暴走状態と非常に酷似した行動パターンを持つ。劇場版第25話では、ジオフロント内の戦略自衛隊を壊滅させた弐号機に対抗するために輸送機から投下され弐号機と交戦した。弐号機の圧倒的な戦闘力の前に次々と一旦は撃破されていったが、弐号機の活動限界間際に9号機が放ったロンギヌスの槍によって弐号機の頭部を串刺しにする。動けない弐号機に対し全機再起動、再生した量産機は弐号機を鳥葬のごとく捕食した後、全機で上空からロンギヌスの槍を突き刺し葬った。第26話では、レイと同化したリリスからのアンチA.T.フィールドにより、リリス(=レイ)と同化、頭部にいびつに歪んだレイの顔が表出する。その後、初号機を依代にし、サードインパクトを誘発させ各機自らのコアにロンギヌスの槍を突き刺しS機関を共鳴、およびアンチA.T.フィールドを展開。地球上の人間、全てのA.T.フィールドを無力化し、人類全てをL.C.Lへと還元させた。しかし初号機によって、量産機のロンギヌスの槍は全て破壊されてしまった。その後量産機は全て活動を停止、石化し地上へと降下した。見た目での区別はつかないが、脚本や絵コンテでは9体の量産機はそれぞれ全て機体番号で区別されている。製作地は、5、6号機がドイツ、8号機が中国である。弐号機によって破壊された順番は9号機(頭部を潰され背骨を折られる)、11号機(プログ・ナイフを頭部に突き刺される)、7号機(プログ・ナイフで右手を切断され首をへし折られる)、6号機(諸刃の剣で袈裟懸けに斬られる)、12号機(諸刃の剣で腹部から上下に切断される)、8号機(諸刃の剣で左足を切断される)、10号機(ニードルガンで頭部を刺される)、5号機(喉元を握りつぶされ13号機と同時にみぞおちを貫通される)、13号機(5号機越しにコアを鷲掴みにされる)である。漫画版にもジオフロント侵攻編より登場。復活したアスカの駆る弐号機と死闘を繰り広げる。しかし戦闘力は劇場版を上回っており、劇場版では全機とも一度撃破されているが、漫画版では弐号機を劣勢に追い込んだだけでなく弐号機の機能停止までに三機生き残っている。また再生能力も遥かに強力になっており、初号機と弐号機に与えられたダメージを短時間で完全に回復させている。量産型のプラモデルは2種類存在しており、通常版は頭部パーツが2種類の形状の交換式で武器は諸刃の剣、「最終戦仕様」版は頭部の口が開閉可能なギミックがあり武器がロンギヌスの槍(コピー)である、という違いがある。新劇場版3部作のタイトルは「ヱヴァンゲリヲン」であるが、作中における機体の正式名称は旧作同様「エヴァンゲリオン」である。また新劇場版では、局地仕様である封印監視特化型限定兵器の仮設5号機や、ヒト型ですらない円盤タイプのMark.04が存在し、EVANGELIONというカテゴリ自体には「汎用ヒト型決戦兵器」という意味合いは含まれておらず、一部の機体の仕様名称となっている。エヴァンゲリオンに乗る少年少女は『エヴァの呪縛』により成長が止まり、人間(リリン)が立ち入れないようなL結界密度の高い場所でも活動できるようになる。なお、7号機、10号機、11号機、12号機については、『Q』までの劇中でその存在が明らかになっていない。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では改装後もヤシマ作戦前とカラーリングは変更されていない一方、2号機と同じ肩部ウェポンラックが追加され、胸部アーマーも2号機と同様のものになった。第10の使徒との戦闘ではN弾頭装備のミサイルを抱えて特攻するも撃破出来ず、全身を焼かれたダメージで茫然と立ち尽くしているところを第10の使徒に膝上から丸ごと捕食されてレイごと取り込まれてしまう。細部のデザインやカラーが変更された以外は新世紀版と同じ。シンジの身に危険が迫ると暴走する。新武装としてガトリング砲を用いるが、第5の使徒に有効な打撃は与えられなかった。また第6の使徒戦のモニターから、固有波形パターンは「Blue**A」であることがわかる。『破』における第10の使徒との戦闘では、「世界がどうなっても綾波だけは助ける」というシンジの意志の下、「擬似シン化第1覚醒形態」へと変化。シンジにコントロールされた状態で秘めた能力を開放した。その際は拘束具の蛍光グリーンの部分が赤に変色し、頭上にエンジェル・ハイロゥのような光輪が出現。第10の使徒によって切断された左腕をA.T.フィールドで形成した上、その腕を光のブロックへと変化させ、それによる衝撃波で第10の使徒を吹き飛ばした。また、両目からは光線を放つなど使徒のような攻撃方法を見せたほか、第10の使徒に取り込まれたレイをコアから救出している。プラグ深度は180以上にも達しており、リツコをして「人の域を超えた」と言わしめた。まもなく、レイの姿を取った巨大なヒト型(サルベージされた零号機のコアを基点に、形象崩壊した使徒の体液が集まったもの)と融合し、セカンドインパクト時に出現した4体の光の巨人と酷似した三眼の光の巨人「擬似シン化第2形態」へ到達してサードインパクトを発生させかけたが、月面から降下してきたMark.06が投げた槍によって初期段階で阻止され、ニア・サードインパクトに留められた。その後シンジとレイをエントリープラグ内に取り込んだまま活動を停止、凍結される。サードインパクト発生から14年後(『』)、十字架形のカプセルに入れられ大気圏外に封印されていたが、反NERV組織ヴィレが奪取作戦を展開。封印から14年が経過しても完全に覚醒状態が治まったわけではなく、作戦中のアスカの危機に際してMark.04コード4Bに向けて光線を発射・撃破し、改2号機を支援している。接収後はシンジをサルベージし、空中戦艦AAAヴンダーのメインエンジンとして組み込まれたが、作戦中の再起動を危惧したヴィレ上層部の判断により、シンジの首にはDSSチョーカー(EVAの覚醒を感知すると、パイロットを殺して覚醒状態を解除させる首輪)が付けられたうえ、検体としての扱いを受けることになった。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では初号機・零号機同様カラーリングが若干変更されると共に、額部に短い角飾りが追加されている。また、名称も漢数字からアラビア数字の「2号機」に改められている。さらに一介には告げられていない発動コードをプラグから詠唱することで、拘束具の一部および肩や脊椎に打ち込まれた制御棒が外され、ヒトとしての有様を捨て闘争に特化した獣化第2形態(ビーストモード)へ変形する機能を有する。この形態では文字通り身体能力が規格外に上昇するが、プラグ深度は汚染区域のマイナス値を記録するなどパイロットにも相応の負担を強いる。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』にて初登場。NERVユーロ支部で建造された後日本本部へ移送、その最中の第7使徒登場に伴い輸送機から即交戦に入り見事勝利。以来零号機・初号機と組んで使徒殲滅にあたるが、3号機の到着によって「各国はEVAを3体しか所有出来ない」というバチカン条約に抵触、ユーロ支部の命令で一度凍結された。新武器として超電磁洋弓銃、サンダースピアを使用したほか、左右両方のウェポンラック内部にナイフホルダー、および連装ニードルガンのペンシルロックを固定装備として格納してあり、劇中で最も多種多様な武装を使用した。第10使徒襲来においては、マリが凍結を無断解除してアスカの代わりに搭乗。裏コード「ザ・ビースト」により「獣化第2形態(第1種)」へと変形し、第10使徒のATフィールドを全て破壊するなど奮戦するも、第10使徒の圧倒的戦闘力には及ばず左腕と右顔面を失い中破。避難していたシンジをシェルターからジオフロントに連れ出した後、活動を停止した。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では第10使徒戦で失った右顔面・左腕を機械パーツで補修した、サイボーグじみた外貌の「改2号機」として登場。8号機と共にヴィレ所有となり、戦況に応じて装甲・武装を換装する仕様が取られるなど、NERV所有のEVAと比較し汎用兵器としての側面が強くなっている。バッテリーが切れると戦闘不可になるが、完全に動けなくなるわけではないため自分で予備のバッテリーパックに交換することが可能。劇中冒頭では、左腕義手として巻き取り式ロープガン、本体の2.4倍以上の超巨大な背部ブースターを装備し、宇宙空間での活動に特化した「改2号機β」として登場。宇宙空間でMark.04からの攻撃を躱し、8号機の支援も受けた末に初号機の奪還に成功する。水中でのヴンダー主機点火作業以降は、本物の腕より一回り太い形状(前腕部以降をガトリングガンへと換装可能)の左腕義手および、β仕様以前より堅牢な装甲を装備した「改2号機γ」として運用される。ヴィレの空中戦艦AAAヴンダーの動力炉を強制点火したり、新装備である双刃の薙刀を振るってMark.09や第13号機との戦闘を行なうなど奮闘する。暴走し「アダムスの器」としてヴンダー奪還を測ったMark.09を止めるべく、「コード777(トリプルセブン)」のモードチェンジにより、前作『破』での獣化第2形態(第1種)からさらに尾や猫科の獣のような牙が発生した「獣化第4形態(第2種)」へと変形し奮戦。最終的にMark.09排除のために自爆し、機体の一部のみが8号機とともに回収された。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場。フェイスマスクが赤色になっているなど、テレビ版とは細部カラーリングが異なる。テレビ版ではシンジの親友である鈴原トウジが搭乗したが、新劇場版ではアスカが搭乗する。テレビ版同様、初号機のダミープラグシステムにより機体はバラバラに引きちぎられるが、手で握りつぶす描写だったエントリープラグの破壊は、噛み潰される描写へと変わっている。新劇場版における各部の変更点については『』を参照。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場するが、テレビ版と同様に具体的な描写はない。稼働時間の限界を延長する(新劇場版ではS機関という表現はされていない)試験機であったが、事故によって周辺施設と共に消滅した。試験内容の詳細はリツコですらほとんど知らされておらず、事故との見解にも加持が疑義を示している。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) で2016年開催の『エヴァンゲリオン・ザ・リアル4-D: 2.0』に登場。開催に先駆けて公開されたムービーによれば、基本的なデザインはそれまでの4号機と変わらないが、山下いくとの新デザインによる両腕に装備した3本指のシールドマシン状の武器を振るうほか、ムービーの最後には両腕から翼を生やして飛行する。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場するEVA。先の消滅したとされる4号機との関連性は不明。劇中ではコード4A、4B、4Cの3種類が登場する。いずれも従来のヒト型のEVAとは形状が全く異なり、コアブロックと呼ばれる弱点を複数備えた円盤状の本体に、EVAの下半身や脚部・肩部ウェポンラックに酷似したディテールを据え付けたデザインとなっている。また固有波形パターンは使徒と同じ青とされるが、モニター上ではニアリーイコールとなっている。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場するEVA。名称が示す通り、汎用性に優れた他のEVAと大きく異なり、NERV・ベタニアベースに封印されている第3の使徒の封印監視を目的に、同施設内での戦闘に特化した特殊な形態・機能を持つ。急造品の機体であるためか、プラグスーツは旧式で、シンクロ開始時に苦痛を伴う。加えて、インテリアと腕部がケーブルでつながれていてパイロットの身体の動きが制限される、インダクションレバーのトリガーの数が多いなど、機体制御や操縦システムに粗が目立つ。頭部と胴部は従来のEVAとほぼ同様の形状をしているが、下半身は4本足の多脚型で先端には車輪のようなものがあり、狭い空間でスムーズに旋回などを行うことが可能。脚部にはブースターノズルを装備している。また、胴体の下部にはカバーで覆われたドリルが二つ装備されており、緊急時の急減速の際にはカバーを排除し地面に突き立ててブレーキ代わりに使用する。腕はヒジから先が二本爪のマニピュレーターを備えた義手として機械化されており、さらに右腕はこの義手を差し込む形で保持される長大なランス(対使徒専用殲滅兵器「簡易式ロンギヌスの槍(似非復元型)」)を装備している。ただし、これらの仕様はマリに言わせると「鈍重」「パワー不足」とのこと。機体の特性上アンビリカルケーブルは無く、代わりに肩部ウェポンラックの先端にあるパンタグラフによって電力を得ており、そこから背面へ伸びるケーブルによって本体に電力を供給している。背面にはSSTOに似たシルエットを持つ脱出ユニットを背負っている。エントリープラグが挿入口から射出され、ユニットと連結、その後にユニットに装備されているブースターが点火され機体から分離し飛行するというシークエンスで脱出が行われる。『破』冒頭で、復活した第3の使徒と交戦。地下の「辺獄エリア」から「アケロンエリア」への侵入を許すも、マニピュレーターで使徒のコアを握り潰す。その際、稼動状態がフルパワーに達したためか、暴走時の初号機と同様に顎部の拘束具を引きちぎりながら口を開く描写がある。直後にマリは自爆プログラムを起動し自らはエントリープラグごと脱出、機体を道連れに使徒を殲滅した。劇中ではこの一件自体が5号機と第3の使徒を葬り去るためにゲンドウらの指示で加持リョウジが工作したものであることが示されている。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のラストシーンにおいて登場する月面の黒い巨人をベースに建造された。建造中の巨人の頭部の仮面は旧世紀版の第2使徒リリスのものと酷似している。ゲンドウ曰く「建造方式が他とは違う」エヴァンゲリオンである。『破』の序盤では月面のタブハベースにて建造中であり、建造現場上空をゲンドウと冬月が視察に訪れたが、ゼーレが上陸を拒否している。ゼーレが「真のエヴァンゲリオン」と呼称し、当初NERVに報告することなく建造が進められていた。終盤で完成、カヲルが搭乗してNERV本部上空に飛来。サードインパクトを起こしつつあった初号機を手にしたカシウスの槍で停止させた。『序』『破』の予告では「エヴァ6号機」と、劇中では「マークシックス」(Mark.06)と呼称されている。バイザー内部には初号機と似たような形状の双眼がある。また、覚醒した初号機と同様に頭上に光輪を持ち飛行能力を有する。本機以前のエヴァンゲリオンよりひと回り大きく見える描写があるが、実際に設定上のサイズ差が存在するかは不明。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の空白の14年時に自律型に改造され、槍で貫かれリリスの胴体とともにセントラルドグマ最深部に放置されていた。第13号機により槍を引き抜かれた際に、体内の第12使徒が活動を再開するが、アヤナミレイ(仮称)の乗るMark.09によって首を落とされ、Mark.06は活動を停止する(体外に出た第12使徒は第13号機に吸収された上で、コアは噛み砕かれた)。『Q』本編後の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の予告ではMark.06を暗い緑色にした大量のEVAが8+2号機と戦っていたが、関連性は不明。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場するヴィレ所属のEVA。2012年8月6日から、鎌倉市の鶴岡八幡宮にて開催される「ぼんぼり祭」にて初イラストが公開された。イラストには「evangelion 3.0 EVA:08α '12 8/2」の文字と庵野のサインが入っていた。初号機の起こしたニア・サードインパクトから14年後、反NERV組織であるヴィレが運用するEVA。カラーリングはピンク。当初は14年前に運用されていた2号機と同じようなボディのα仕様だったが、後に改修を受けてβ仕様となる。こちらはボディが太くなったほか、手首から腕にかけて篭手のような防具が追加されている。劇中ではロングバレルの超長距離ライフルやハンドガンといった銃器を用いたほか、予備のバッテリーパックなどを運搬して2号機をバックアップした。『新劇場版:破』の予告では本編と異なり、「胎動するエヴァ8号機とそのパイロット」とあり、特異な頭部デザイン(錨型のバイザー)の機体が一秒ほど表示されるのみで、詳細は不明。初号機・Mark.06同様の角らしき物、耳およびイヤリングのような意匠、初号機と同様の睫毛のような模様、巨大な光の輪が確認できる。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場するNERV所属のEVA。装甲の仕様・カラーリングは零号機に酷似している(シンジも初見時には零号機と誤認した)が、頭部のカメラアイが顔面部の大半を占めるほど極端に大きく、全体が眼球のように可動式になっているのが特徴。汎用兵器としての用途も若干残されているが、電力供給を必要としないどころか、機体そのものがコアとなっていることから、全身を一度に殲滅されない限り頭を吹き飛ばされようが稼働に支障をきたさない上、長距離飛行用の巨大なブースターパックを有機的な変形によって背面に展開できるなど、疑似シン化初号機や第13号機に近い人外の領域のエヴァンゲリオン。ヴィレからはAAA ヴンダー本来の主たる「アダムスの器」と認識されている特殊な機体である。近接戦闘時は大型の鎌を武器とする。発艦後のAAAヴンダーを急襲、8号機の銃撃により頭部を丸ごと吹き飛ばされてもものともせず、検体として監禁されていたシンジを鹵獲しNERV本部に連れ帰る。第13号機のセントラルドグマ降下時には、支援及び復活するであろうMark.06への対処のため同行、妨害に現れたヴィレ所有EVAを交えて奮闘する。第13号機の覚醒に伴いアヤナミレイ(仮称)のコントロールを離れ、ゼーレのシステムを基に自律稼働を開始、頭上に光輪が出現し飛行能力を発揮、さらに光線を放つようになる。第13号機の鎮圧に現れたヴンダーに着艦後、その艦橋に同調した形状の12の眼をもつ頭部を再生し、機体色をヴンダーの艦橋色に変色、装甲が剥がれた腹部に仮面のような物体を出現するなど、ヴンダーの「本来の主」としての機能を遂行する異形の形態(第1のアダムスの器(移行中間形態)ゼーレ仕様)と化す。触手状に変異させた脚部でヴンダーを侵食し、主機に干渉してシステム奪還を図ったが、獣化形態となった改2号機に組み付かれ、アヤナミレイ(仮称)の脱出後、改2号機の自爆によって殲滅された。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場するNERV所属のEVA。NERV本部で建造されていた。カラーリングなどは初号機に酷似しているが、改2号機及び8号機のβ仕様に準じる太い胴体、2段重ねになった四眼などに違いがある。リリスの結界を突破するための機体でもあり、2人乗りの「ダブルエントリーシステム」となっているのは、セントラルドグマ最深部にあるロンギヌスの槍とカシウスの槍の2つを入手するために2つの魂=2人のパイロットが必要とされるためであるとされていたが、実はDSSチョーカー作動により片方のパイロットが死亡しても生存しているもう片方のパイロットにより覚醒を継続させるという「ゼーレの保険」としての意味合いもあった。エントリープラグは肩甲骨の部分にある挿入口から挿入され、右肩のエントリープラグで下段両眼、左肩のエントリープラグで上段両眼が開く。また、2本の槍を扱うため胸部にも1対の腕が隠されており、胸部展開時に4本腕の異形の姿となる。EVA本体はA.T.フィールドを発することは無く、機体の周囲に小型ユニット4基(モニターには「RS Hopper」と表示されている)を浮遊させ、この端末からA.T.フィールドを展開することで攻守に力を発揮する。その正体は「アダムスの生き残り」とされる。カシウスとロンギヌスの対の槍、そしてこの機体を使えば「世界の修復」も可能だとされ、それを望むシンジとカヲルはセントラルドグマ最深部に到達し、2号機を退けてロンギヌスの槍とカシウスの槍を手に取ろうとする。違和感を覚えたカヲルが制止するもシンジは聞かず、さらにカヲルのエントリープラグのみが管制システムを切断され(この時眼が赤色へと変化する)、シンジは一人で機体を操作して強引に2本の槍を引き抜いてしまう。それによりMark.06内に潜伏していた第12の使徒が復活し、侵食を受けたカヲルが第13の使徒へと堕とされる。そして最終的には第12の使徒を吸収し、初号機の擬似シン化形態をも超えた疑似シン化第3+形態(推定)に変化し、フォース・インパクトを起こしてしまう。これを止めるため、カヲルは機体に2本のロンギヌスを刺し、シンジから引き取っていたDSSチョーカーの作動により死亡。それでもガフの扉は閉じず、マリが強制的にシンジのエントリープラグで射出させたことで、フォース・インパクトは初期段階で抑えられた。そのまま機体は地表に向けて落下していき、『Q』終了時点での消息は不明。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に登場する(と思われる)EVAであり、『Q』公開時点での詳細は一切不明。『Q』本編後の次回予告内で、近接格闘とマゴロクソード(エヴァンゲリオンANIMAに登場する武器)を用いて、前述のMark.06に酷似したエヴァンゲリオンの大群と戦っていた。機体は名前の通り8号機、2号機をそれぞれ融合したニコイチ機体となっている。以下は作中未登場、または映像化されていない。『新世紀エヴァンゲリオン2』においては隠し機体として登場するが、ゲーム版『鋼鉄のガールフレンド2』では本編同様消滅している。機体色以外は3号機と同様の形状。プラモデルやアクションフィギュアが発売された。ちなみに『新世紀エヴァンゲリオン2』では、カヲルと4号機は実は互いに交信しており(カヲルは「彼」と呼ぶ)、NERV本部上空に現れた異空間からカヲルの呼び掛けにより姿を現す。また、『シークレット オブ エヴァンゲリオン』では主人公であるNERV諜報部員剣崎キョウヤの手により、S機関暴走という理由を捏造してNERV北米第2支部を丸ごと葬り、その影で密かに機体をNERV本部に搬入したという経緯で登場する。こちらもまた、3号機とは塗装以外のデザインは全く変わらない。『CR新世紀エヴァンゲリオン 〜使徒 再び〜』では、左腕に防御兵装が追加されたオリジナルのデザインで登場。『CR新世紀エヴァンゲリオン 〜最後のシ者〜』及び『CRエヴァンゲリオン〜始まりの福音〜』では、新劇場版の他のエヴァ同様に細部のカラーリングが異なったデザインで登場。右腕に装備した半透明のシールドで第6使徒の加粒子砲を防ぎ、左腕に装備したロンギヌスの槍を投擲している。ブロッコリー製作のPS2用ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』に登場。『名探偵エヴァンゲリオン』では乙型、『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』では乙号機と呼称するが、同一の機体である。他のエヴァンゲリオンにはない翼が装備されており、自律飛行が可能。ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』ではゼーレ査察官渚カヲルの専用機。初登場はボウリングのピン型の死徒襲来のときで、死徒と疑われたボウリング場を破壊しようとした。また、虫歯型死徒襲来の際は3号機を死徒と疑い連行しようとした。最後のボスであり死徒として覚醒したカヲルを取り込み、ターミナルドグマで初号機と対決した。第1形態と第2形態がある。ブロッコリー製作のPS2用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』のエンドレスモードに、41番目の敵として登場。ゼーレが極秘裏に開発したエヴァンゲリオンで、エヴァンゲリオン乙号機の兄弟機。背部にEVAとしては初となる円形状のビーム兵器を装備している。さらに、この武装は分離することでオールレンジ攻撃が可能。このビットは複数のサイズが存在し、すべてを合体させることで、強力なビーム砲としても使用できる。この武装は、背中に固定された状態でも使用できる。解説書では、雨龍・凱龍などと記されているが、正式名称は不明。第1形態と第2形態がある。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とJRAのコラボレーションCMに登場した人造サラブレット。JRAとNERVがJRA補完計画として極秘共同開発し、近代競馬史に残る名馬のDNAとNERVのテクノロジーの融合によって誕生。東京競馬場地下で最終起動実験が行われており、飛来したロンギヌスの槍がトリガーとなって活動を始めている。搭乗者は武豊。短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」にて発表された短編「evangelion:Another Impact (confidential) 」に登場。映像全編が3DCGで描かれており、デザインは竹内敦志。「どこかの時代、どこかの場所」で密かに開発されていたという設定で、それ以外の詳細は一切不明。初号機のような鋭角的なデザインの頭部で、鮫のような歯がむき出しの口、側頭部から生えた集音装置、平たい頭頂部が特徴。目は装着されたカバーで塞がれている。起動試験中に突然制御不能となり緊急停止を試みる最中、何者かによってカタパルトが開放され、無人の都市に向けて射出された。足止めにやってきた軍の戦闘機をたやすく一蹴し、綾波レイと似た「ここにいるよ」の声に導かれるかのように市街を駆け抜け、最後に空に向かって咆哮するところで映像は終了する。"(以下は劇中に登場せず)"EVAを零号機・初号機…と呼称するのは、映画の試写における零号試写(最初の試写)・初号試写(2回目の試写)…に由来する。デザインは零〜4号機をマンガ家の山下いくと、量産機をアニメーター(劇場版メカ作監)の本田雄が手掛けている。2003年に新世紀エヴァンゲリオン企画10周年を記念して発売されたPS2用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』用にF型装備仕様の初号機やジェット・アローン改、およびEVAの新兵装などが山下いくとの手によって追加デザインされた。なおゲーム本編には登場しないが模型雑誌の企画用にF型装備仕様の零号機と弐号機のデザイン画が描き起こされており、バンダイから商品化もされている。新劇場版では、山下により初号機と零号機の細部デザインと色彩が変更(テレビ版初期デザイン案に回帰し、そこから調整)され、また新規装備のデザインが作られた。次いで主に3DCGとの整合性を図るため、本田により新たに初号機のデザイン画が起こされている。EVAの身長については、アニメ制作時には明確な数値が設定されておらず、「ウルトラマンと同じ身長」(=40m)とされていた。スーパーロボット大戦シリーズへの出演に当たって決められた設定も「40〜200m」というものである。厳密に大きさを定めないことで、そのシーンにおいて最も演出的に適切な作画を行うことを可能にしている。従って画面上に登場する様々なものを尺度にEVAの身長を求めても、そのシーンごとに全く違う数値が算出される。ウルトラマンにおいても初登場時の設定は40mと定められているが、撮影現場ではそれを厳密に再現していない。新劇場版においては全長80メートルとしたと庵野は雑誌の対談で語っている。
出典:wikipedia
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