『ぴちぴちピッチ』は、横手美智子と花森ぴんくによる日本の漫画作品、およびこれを原作としたテレビアニメ、ゲーム等のメディアミックス作品。愛称は「ぴっち」。講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で2002年9月号から2005年4月号まで連載。テレビアニメ版はテレビ愛知・テレビ東京系列局で『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』、『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア』というタイトルで2期まで放送された。ジャンルは魔法少女+美少女戦隊であり、人魚姫伝説をモチーフにした内容となっている。また、歌と恋愛が作品のひとつのテーマでもある。この作品では歌を武器にボイス攻撃で敵を攻撃する。なお敵側の初登場時は水系統の魔法や植物(海草)でマーメイドに攻撃を仕掛けてくるが、後にマーメイド達と同じく歌を武器にした刺客達が登場してくる。北太平洋の国のマーメイドプリンセス・るちあは、同族のにこらが成人の儀式を迎えた夜、「成人していない者は海の上へ出てはならない」という掟を破って密かに海面へと上った。人間に見つからぬよう気をつけていたつもりのるちあは、周囲を航海中だった客船の船べりにいた少年に見つかってしまう。言葉を交わした2人は、互いの名前も知らぬまま仲良くなって一緒に歌を歌った。その時客船を急な嵐が襲い、少年は海に落ちてしまった。溺れた少年を助け、何とか岸に泳ぎ着いたるちあは、真珠を納めたペンダントが何故か開いたことを受け、気を失ったままの彼に自分の分身ともいえる真珠を残して去る。それから7年後、るちあは成人の儀式を行うために真珠が必要となり、あの時名前も聞いていなかった少年から真珠を返してもらうため、人間の少女「七海るちあ」となって陸へと上がる。そして中学校に転入する日の朝、サーフィンをしていた少年に出会い、既視感を覚えた。不思議に思っていると、転入したクラスにその少年・堂本海斗が。数日後の日曜日、仲良くなったクラスメイトの波音とともに海斗を応援するためサーフィン大会に行ったるちあは、競技中に海に落ちた海斗が浮いてこないことに不安を覚え、密かに人魚に戻って海中を探し、海斗と彼を捕らえた謎の人物に遭遇する。一方、謎の人物に海中に引き込まれていた海斗は、意識を取り戻すなり自分を捕らえた者が見覚えのある人魚を狙っていることに気づくと、身に着けていたペンダントを投げ、その中に納めていた真珠をるちあに返した。真珠の力で変身したるちあは何とか敵を追い返すことに成功し、かつてのように気を失った海斗を岸へ運ぶ。やっと自分の真珠を渡した少年と再会することができたるちあ。一方の海斗は、7年前に自分を助けてくれた人魚のことをずっと想っていた。しかし人魚界の掟で、人間に自分から正体を明かすと泡になって消えてしまうため、素性を明かすわけにはいかない。もどかしい思いでるちあは人間界での生活を送る。2003年4月5日、テレビ愛知で放送開始。全52話。監督・ふじもとよしたかの作である、少女達の無邪気でギャグタッチな奇行の青春ストーリー。メインヒロインである3人の視点から描いた日常ストーリーがメインで、彼女らと海斗、その友人らが様々な事をしたり様々なイベントに参加する話が多い。アイキャッチは、初代はAパート終了時には泡が描かれた虹色の背景に星型の鏡が登場し、目に星が映ったるちあが現れ、Bパート開始時には波音が現れウィンクをする。2代目はマーメイド占いのカードをるちあがめくり、他の二人が両側から見ているアニメーションで、画面には光の枠があり、Bパート開始時にカードに描かれているキャラに応じて、Aパート終了時に3人が様々な表情をする(マーメイドのるちあなど味方キャラの場合は笑顔になり、海斗の場合はるちあが照れ顔になり、玉に乗ったヒッポの場合はガッカリとした顔か驚いた顔、ガイト、黒髪の沙羅など敵キャラの場合は驚いた顔になる)。第28話のサブタイトル「KIZUNA」、第49話のサブタイトル「KODOU」(パーフェクト・ハーモニー)は挿入歌になる。だが、第49話のエンディングでは、「KODOU〜パーフェクト・ハーモニー〜」ではなく、「KODOU」と表示された。第50話以降では、「KODOU〜パーフェクト・ハーモニー〜」と表示するようになった。また、ピュア第3話のサブタイトル「水色の旋律」、第39話のサブタイトル「夢のその先へ」も挿入歌になる(だが、「夢のその先へ」は既に第1部第29話で挿入歌になっていた)。一つの作品としては放送事故が異常に多く、第37話(キー局を除く各ネット局)、第47話(系列局のテレビ東京のみ)、第53話と、計3回も起こしている。2004年4月3日、テレビ愛知で放送開始。全39話。『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』の続編に当たる。前作の少女達の日常がギャグだったのに対し、今作は日常シーンは恋愛をメインにしている。そのため、前作とは違い暗く重めのストーリーがメインとなり、るちあ達の恋模様を描いたエピソードや、彼女ら以外の5人のマーメイドにまつわるシリアスタッチなエピソードなども多くなる。悲劇が解決する実質のクライマックスは38話であり、39話は死亡したキャラが復活するなど、カーテンコール的なエピローグだった。本作から、マーメイドプリンセスから「沙羅」が、準レギュラーから「海月太郎」が、敵キャラクターから「ガイト」と「ダークラヴァーズ」が外され、代わりにそれぞれの立ち位置に「星羅」、「白井渚」、「浜崎雅弘」、「ミケル」とその御使い達が配置された。外されはしたもののいずれも登場はしている(海月太郎は1話、3話、39話では直接登場、それ以外は回想シーンのみ登場。沙羅、ガイトは聖霊としての登場(39話では直接登場)、ダークラヴァーズは18話、39話に登場)。逆に、ミケルと御使いらは最終回には登場しない。前作にあったオープニングナレーションが廃止された代わりに、格話の冒頭に前話の回想シーンが入るようになった。アイキャッチはAパート終了時は光の枠がある画面にメインヒロイン3人がおり、るちあが持つオレンジ真珠の入ったケースが開いていき中の真珠が光るというもので、Bパート開始時は光の枠がある画面に、光の演出とともにマーメイドプリンセスが現れるアニメーション(ただし沙羅は登場せず)。ヒッポが登場した事もある。1期2期テレビアニメ版の監督を務めたふじもとよしたかは、同じく歌がテーマのアニメ『マクロス7』や『きらりん☆レボリューション(きらレボ)』にも参加しており、特に『きらレボ』では、『STAGE3』で監督を担当した。また、この作品の主人公・七海るちあ役の声優を務めた中田あすみは、『天才てれびくん』でてれび戦士を務め、また、同番組出演の頃より歌を歌っているが、声優としての活動はこのアニメが初であった。中田は番組の放送終了後しばらくは声優活動をしていなかったが、その約1年3か月後に放送開始されたアニメ『ひまわりっ!』で再び声優活動を行っている。原作漫画の正式なタイトルは『ぴちぴちピッチ』であり、アニメ版のタイトルが『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』なのだが、漫画のタイトルロゴでは当初から『ピュア』に相当する時期まで一貫して『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』と表記されていた。台湾では女子小学生に大人気となり、アニメCDがシリーズ4作で10万枚を売上、1作目はコンビニ通販ランキングで1か月間1位を獲得する。玩具も多数発売されていた。タカラトミーからe-karaとコラボしたe-pitchという名前の玩具も発売されたことがあり、作中のアイテムとしても登場した。無印第32話にて、一部バンクミスが発生。その後発売されたDVDでは、そのシーンは修正された。太字は原作を元にしたストーリー(多少異なるものもある)。時間帯は全て現地時間。詳細はマーメイドメロディー ぴちぴちピッチのディスコグラフィを参照。全て講談社より発売されている。全てゲームボーイアドバンス用ソフトでコナミから発売
出典:wikipedia
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