ミーティアは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』などに登場する架空の兵器。本項目では、『ガンダムSEED MSV』で設定された派生型ヴェルヌ35A/MPFM 多目的飛行モジュールの解説も記述する。M.E.T.E.O.R ("Mobilesuit Embedded Tactical EnfORcer"=モビルスーツ埋め込み式戦術強襲機)は、母艦であるエターナルによって運用される核エンジン搭載型MS用の巨大補助兵装。設計はヴェルヌ局とウエルズ局の合同で行われた。初期構想におけるミーティアは現行MSの稼働時間・飛行性能・機動力・火力を向上させるザフト版ストライカーパックと言える装備であったが、Nジャマーキャンセラー搭載型MSへの採用が決定したことにより、その無制限の大電力を活用した破壊力と機動力に主眼を置く武装プラットフォームとなった。その結果、ミーティアはMSに戦艦並みの推力と火力を付加する装備に至り、大口径ビーム砲、大量のミサイル、長大な艦船破壊用ビームソードなどを備え、ジンハイマニューバで使われたエンジンのデータが基になっている推進器の高推力を使用して戦域の各所へと高速移動する事で、ミーティアを装備したMSは単機で戦況を一変させる戦略兵器となる。また、MS用携行兵装の収納スペースも設けられており、ミーティアをパージした際でも、それらの兵装を射出する事で通常の戦闘へ速やかに移行する事が出来る。搭載火器やFCSを含め、全ての管制・エネルギー源は接続された対象物側に依存しているが、エターナルからMSの間を行き来するなどの短時間であれば内蔵電力にて可動する。通常はエターナルの機首両脇にあるガントリーに「ハングモード」として接続され、艦側の動力部を介した艦砲として運用されている。一方、ザフトではミーティアの持つユニットモジュール構想を発展させ、単独で補完したリジェネレイトや汎用性を追求し正反対のアプローチとなった民生・軍事両用の核エネルギー動力版バリエーション機ミーティア改も開発され、ウェポンアームが共用パーツとして増産されている。また、本体を核動力へマイナーチェンジさせた05、06号機のミーティアも作られている。ミーティアとは英語で「流星」「隕石」の意味で、T.M.Revolutionによる挿入歌「Meteor -ミーティア-」を語源とする。「ミーティア改」の名で広く知られる "Multi Purpose Flight Module"=多目的飛行モジュール。ミーティアとは逆に、搭載したNジャマーキャンセラーによる核エネルギーを動力とし、在来のバッテリー動力機でも運用できるよう開発されたものである。ジョイント部がMSに限らない世界的な共通規格に統一されているため様々なものとドッキングが可能であり、耐熱カプセル(大型でないスペースシャトル)と結合した「人員・物資輸送用タイプ」、火砲や爆弾を有する軍用機と結合した「飛行機動砲台ないし戦略重爆撃機タイプ」といった運用例もある。本器はZGMF-600 ゲイツなどの台頭で旧式機へと引き下げられたザフト第1世代MSの延命プログラムの一種としてジンやシグーなどのアップグレード兵装にも使われ、供給される大電力を糧に、MS側に様々な携行兵装としてのビーム兵器を持たせての火力の向上や、後付けのPS装甲化を施したマイナーチェンジ機に対する半永久機関の役割などに機能し、旧式機を同時代の最新鋭機に匹敵するポテンシャルまで引き上げる事に成功した。また、MS側の腕で操作する開閉式の耐熱シェルを備えさせた状態は「惑星強襲機型」と呼ばれ、GAT-XシリーズやZGMF-Xシリーズなどの高性能機でしか成し得なかったMS単独での大気圏再突入を実現可能とした。また、親機ミーティアと同一のウェポンアームを接続させることで、基本的には非武装ユニットである本器を、同様の戦術強襲機として用いることも出来る。本器の登場で、ともすれば無用の長物となってしまう旧世代機の再利用などに関して低くないプレイバリューを証明したと評価されたが、ほどなくして施行されたユニウス条約によって解体対象とされたため、実働はゲイツのロールアウト以降からユニウス条約締結前後までという非常に短い期間で終わった。一方、後年の『DESTINY ASTRAY』には、本器とシェル付きアームにロケット弾ポッドや多数の砲口などを加えた「ジャンク屋改造バージョン」が登場している。
出典:wikipedia
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