『パンチアウト!!』は、任天堂が1980年代に発売したアーケードおよびファミリーコンピュータ(ファミコン)用ボクシングゲームである。ファミコン版には景品版と一般販売版がありタイトルは景品版は『パンチアウト!!』、一般販売版は最終対戦相手にマイク・タイソンを据えたことから『マイクタイソン・パンチアウト!!』となっている。後に景品版はWii、ニンテンドー3DS、Wii Uのバーチャルコンソールでも配信された。ファミリーコンピュータ版は、後にWii用ゲームとしてリメイクがなされており、本項ではリメイク版に関しても記述する。『パンチアウト!!』シリーズの第1作目。主人公も背後からのカメラアングル、こちらよりもかなり大きく描かれた敵ボクサーなどシリーズの特徴となる点は既にこのころから登場していた。元々『パンチアウト!!』はニンテンドー・オブ・アメリカの意向が大きく反映された作品で、製作は日本ながらグラフィックやキャラクターはかなり米国受けを意識したデザインとなっている。実際にも世界各国で人気を博した作品であり、その後の続編はいずれも各国向けに製作されている。プレイヤーは主人公を操作し、対戦相手の繰り出すパンチをかわしつつ対戦相手をKOさせるためパンチを繰り出す。パンチの回避方法はスウェー、パンチは頭部・腹部*右手・左手を打ち分けられるほか、条件を満たすと大ダメージのアッパーカットが繰り出せる。3分1ラウンドだが、判定はなくタイムアップするとゲームオーバーとなる。アーケード版は、得点およびステータス表示画面と自キャラクターおよび敵キャラクター動作表示画面の2画面筐体。キャラクター表示画面は自キャラクター背面頭部付近からの俯瞰構図になっており、自キャラクターはワイヤーフレーム表示されている。マリオとドンキーコングが観客として登場している。なお1周クリア後はチャンピオン防衛戦扱いでプレイヤーが負けるまでゲームが続くが、対戦相手の行動パターンも増え1周目に比べて難易度が増す。景品版、一般販売版共にゲーム内容にはほとんど差は無いが景品版はやや大きめ(ファミリーベーシックと同サイズ)の金色のカートリッジで任天堂の企画「第2回 ファミリーコンピュータ ゴルフトーナメント」(ファミリーコンピュータ ディスクシステム「ゴルフJAPANコース」「ゴルフUSコース」を使用したスコアランキング大会)上位入賞者および全参加者に対する抽選の当選者に配布された。一般販売版は黒色のカートリッジで最終対戦相手に当時ボクシングヘビー級チャンピオンだったマイク・タイソンを据え、タイトルもマイクタイソン・パンチアウト!!とされた(海外版およびVC版は、マイクタイソンの代わりにMr. Dreamという架空のボクサーが登場する)。販売は1987年11月21日。GC用ソフト『どうぶつの森+』でプレイできるものと2007年4月3日よりWiiで配信、2012年2月1日よりニンテンドー3DSで配信、2013年6月5日よりWii Uで配信のバーチャルコンソール版は、海外再版を移植したものである。これは権利問題、および後にタイソンが起こした様々な不祥事(詳しくは、マイク・タイソン#プロボクサー時代を参照)によるもののためである。条件付きで『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』の名作トライアルというモードで体験版が収録されている上にニンテンドーeショップに接続することでバーチャルコンソールとして購入することが出来る。マリオがレフェリーとして登場している。主人公リトル・マックを操りチャンピオン目指して対戦相手を撃破するのが目的。試合は3分3ラウンド。打撃を受け体力ゲージが0に達するとダウン。ダウン中10カウントでKO。同一ラウンド内3度のダウンあるいは試合中5度のダウンを喫するとTKO負けとなる。3ラウンド内で決着がつかなかった場合、獲得した得点による判定へと持ち込まれるが勝利に必要な得点は対戦相手によって異なり、中には判定勝ちが不可能な相手もいる(実際には時計の進みが速く3分よりも短い)。W. V. B. A.のMINOR CIRCUIT、MAJOR CIRCUIT、WORLD CIRCUITの3ステージがあり、各ステージではランカーとの対戦およびチャンピオンとの対戦が行われる。チャンピオンに勝利すると訓練ムービーが流れた後10桁の数字が表示され、次回ゲーム開始時にこの数字を入力すると次のステージからゲームが開始できる。キャラクターの体力は相手の打撃を受けることで減少するが、インターバル中に回復可能である(アーケード版では不可能)。ただし終盤の相手の一部打撃には一撃でマックの体力を全て奪い去る威力があり、また逆に相手によっては特定のタイミングでのアッパーカットやパンチ一発でダウンを奪うことが出来る場合もある。自キャラクター・マックのステータスには体力のほかにスタミナを示すハートとアッパーカット使用可能回数を示すスターがある。ハートは打撃を受けるあるいは打撃をガードされる事により減少し、相手の打撃を連続的に回避することで回復する。スターは特定のタイミング(相手が油断している場合やカウンター打撃を与えた場合など)に獲得でき、アッパーカットを放つたびに1つ消費される。対戦相手はファミコン版の市販バージョンのみ登場するマイク・タイソン、海外版およびVC版のみ登場するMr. ドリームを除いて10人。ゲーム中複数回対戦する相手もおり、その際には行動パターンが変更されている。また、キング・ヒッポ以外のキャラクターはグラフィックが2人ずつ共通している。以下、そのグラフィックが共通しているキャラクターを「○○タイプ」と表記する。なお、マイク・タイソンとMr. ドリームの台詞は同じである。ステージはW. V. B. A.のMINOR CIRCUIT、MAJOR CIRCUIT、WORLD CIRCUITに分かれており、それぞれランカーとの対戦を行いランク1位の選手に勝利するとチャンピオンとの対戦となる。チャンピオンに勝利すると次のステージへと進む。敗北するとその前の相手に戻される。なお、『マイクタイソン・パンチアウト!!』および各国の版・VC版においてはWORLD CIRCUITチャンピオンになった後にDREAM MATCHが待っている。ピストン本田戦で特定の観客の表情が変化する瞬間、パンチを打つとカウンターパンチが確実に決まることが発見された。2009年にWiiにおいてリメイクがなされた。カナダの企業であるNext Level Gamesが開発している。画面は3Dでトゥーンレンダリングを用いる。Wii.comやみんなのニンテンドーチャンネルで、FC版の大ファンだったという芸人・バカリズムのプレイ動画を公開した。2015年6月24日より、Wii Uのニンテンドーeショップでダウンロード版の販売が開始された(Wii UのWii互換機能を応用したもの)。キャラクターに関しては一部新たに設定し直された要素がある。各選手ごとに身長や体重についても設定された他、登場人物は出身地に対応した言語を喋るようになった。『』は、北米におけるクラブニンテンドーの2009年度プラチナ会員特典として発表されたWiiウェア用の非売品ソフトである(日本での2008年度プラチナ会員特典であった「スーパーマリオの帽子(Mario Hat)」と選択式)。タイトルのとおりドッグ・ルイスがメインの作品で、セコンドであるルイスと戦うことができる。通常のWii版と基本システムは同様である。だが、ドッグ・ルイス関連の内容のみのため、モード数は大幅に減少している。上述してきたようにFC版の一般販売版とWii版においては、ラウンド間のインターバルで対戦相手のセリフとリトルマックとドッグ・ルイスの会話がそれぞれ表示される。内容は様々で、以下のようなエピソードもある。
出典:wikipedia
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