カルマ(Kalmah)は、フィンランドのメロディックデスメタルバンドである。バンド名は、カルマーと表記されることもある。バンドは、自身の音楽性をスワンプ・メタル (Swamp Metal)とも呼んでいる。カルマ (Kalmah)としての活動は1998年からであるが、1991年の結成から1998年まではアンセスター (Ancestor)というバンドであった。"Kalmah"は、カレリア語で、"to The Grave"を意味する言葉である。1991年に、フィンランドオウル州プダスヤルヴィで、ペッカ・コッコ (Vo, B)、ペトリ・サンカラ (Dr)によって、アンセスター (Ancestor)が結成される。1992年にアンシ・セッパネン (G)が加入し、同年に1stデモ『Ethereal Devotion』をリリース。同デモは、アンシ・セッパネンが中心で作曲を行った。このデモでは、スピードメタルとスラッシュメタルを演奏していた。リリース後、アンシ・セッパネンが脱退。脱退後、元アンドロメダのアルッティ・フェテレイネン (B)が加入し、ペッカ・コッコがベースからギターに転向。1993年に2ndデモ『With No Strings Attached』をリリース。同デモでは、より純粋なスラッシュメタルに近い音楽性となった。ペッカ・コッコの兵役によって、アンセスターが活動を停止すると、ベーシストのアルッティ・フェテレイネンは、かつてアンドロメダで活動を共にしていたヤルモ・プオラカナホと共に、Moshington D.C.(エターナル・ティアーズ・オヴ・ソロウの前身)を結成している。ペッカ・コッコの兵役が終わると、アンセスターの活動が再開する。活動再開に際しては、アルッティ・フェテレイネンが復帰せず、新たにパシ・プハッカ (B)が加入。加えてペッカ・コッコの実弟、アンティ・コッコ (Lead G)が加入し4人体制となる。1997年に3rdデモ『Material World - God』をリリース。リリース後、パシ・プハッカが脱退し、サウリ・イリレフト (B)が加入。1998年に4thデモ『Tomorrow』をリリース。しかし、元ベーシストのアルッティ・フェテレイネンが復帰することになり、サウリ・イリレフトが脱退する。更に同年中に5thデモ『Under the Burbot's Nest』をリリース。しかし、レーベル契約の話は無く、1998年終わり頃、アンセスターは解散する。アンセスター解散後、間を置くことなくカルマ (Kalmah)を結成。このときのメンバーは、アンセスター解散時のメンバー、ペッカ・コッコ(Vo,G)、アンティ・コッコ(Lead G)、ペトリ・サンカラ(Dr)、アルッティ・フェテレイネン(B)の4人に、アンティ=マッティ・タララ (Key)を加えた5人であった。またカルマ結成に当たって、活動の拠点をプダスヤルヴィからオウルへと移している。また、アンセスターでは、スラッシュメタル色の強い音楽性であったが、カルマではメロディックデスメタルへと音楽性を転換させている。1999年に、1stデモ『Svieri Obraza』を製作。これによって、スパインファーム・レコードの傘下のスパイクファーム・レコードと契約した。また、同年中にキーボーディストがパシ・ヒルトゥラ (Key)に交代している。2000年に1stアルバム『Swamplord』をリリース。同年末にアルッティ・フェテレイネン、ペトリ・サンカラが脱退し、カタメニアで活動するティモ・レフティネン (B)と、ヤンネ・クスミン (Dr)が加入する。2002年に2ndアルバム『They Will Return』、翌2003年に3rdアルバム『Swampsong』をリリース。2004年にパシ・ヒルトゥラが脱退。すぐには、メンバー補充ができず、サポートを立てることもなく、ライヴでは、ギターアンサンブルを強化して対応した。その後、同年中にポイズンブラックなどで活動するマルコ・スネック (Key)が加入。2006年に4thアルバム『The Black Waltz』をリリース。このアルバムより、ペッカ・コッコのデスヴォイスが今までのものよりも低音に変わった。2008年に5thアルバム『For the Revolution』をリリース。日本では、レーベルをキングレコードからユニバーサルインターナショナルに移籍してリリースすることとなった。2010年に、6thアルバム『12 Gauge』をリリース。日本では、再びキングレコードからのリリースとなった。2011年9月13日、公式Facebook上で、マルコ・スネックの脱退が発表された。翌2012年2月15日、後任としてOne Mourning Leftなどで活動するヴェリ=マッティ・カナネン (Key)の加入が発表された。ヴェリ=マッティ・カナネンは、マルコ・スネック脱退後のツアーにセッションとして参加しており、そのまま正式加入する運びとなった。2013年6月、7thアルバム『Seventh Swamphony』をリリース。2016年3月に初のアジア・ツアーに際して初来日したが、リードギタリストのアンティ・コッコが個人的な都合により参加できず、元キウアスのミッコ・サロヴァーラをライヴ・セッションに迎えてツアーを敢行した。アンセスター時代を含めて記載する。日時については、おおよそであり、完全な日時ではない。
出典:wikipedia
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