西大山駅(にしおおやまえき)は、鹿児島県指宿市山川大山にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。鹿児島県及びJR日本最南端の駅である。北緯31度11分に位置し、1960年の開業以来長らく日本最南端の駅だったが、2003年の沖縄都市モノレール線(ゆいレール)開業に伴い同線の赤嶺駅(北緯26度11分36秒)にその地位を渡した。その際、「日本最南端の駅」の標柱を「本土最南端の駅」に改めたが、「沖縄は本土ではないのか」との意見が寄せられたことから、2004年に表記を「JR日本最南端の駅」へ変更している。なお、現存する普通鉄道(通常の軌条を用いた鉄道)の駅としては従来どおり日本最南端である。一部の列車はこの駅で数分の停車時間を確保する乗客サービスを行っている。無人駅であるため、記念入場券は山川駅と指宿駅で販売している。有志により利用者が旅行の思い出などを自由に記入できる駅ノートが設置されており、2007年8月現在の駅ノート設置者は駅近くの住人である。また土日には、駅ノート設置者による接待(冷たい麦茶など)がボランティアで行われることがあるほか、記念入場券を販売している事もある。駅ノートを収納する壁面のボックスは、2006年に撤去されたのが確認されているが、2011年7月時点では透明のプラスチックケースに入った駅ノートがベンチに置かれている。なお、駅ノートに設置者が記述した文章によると、過去分は指宿駅にて保管しているという。下り列車進行方向(枕崎方面)に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅で駅舎はない。2014年度の1日平均乗車人員は53人である。駅北側に漬物工場「中園久太郎商店」があり、併設する直売所兼観光案内所では当駅到達証明書の発行も行っている。この他は特段の施設は無く、周囲には畑が広がっている。周辺の地形は平坦であるほか国道226号が至近を通過しているため自動車によるアクセスは比較的容易であるが、『秘境駅へ行こう!』などの著書がある牛山隆信は、特に列車本数の少なさから到達が困難であることを理由として、当駅を「秘境駅」のひとつと定義している。駅からは開聞岳が一望でき、この眺望と「最南端」の標識や車両をあわせてポスターなど広報写真の主題としてしばしば取り上げられている。また、駅付近にある「西大山踏切」は日本最南端の踏切である。
出典:wikipedia
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