『天外魔境ZERO』(てんがいまきょうゼロ)は、1995年12月22日にハドソンより発売されたスーパーファミコン用ゲームソフトである。ジャンルはRPG。『天外魔境シリーズ』唯一のスーパーファミコン作品。広井王子は現場の開発スタッフ内において、自分達の子供が『ドラゴンクエストシリーズ』『ファイナルファンタジーシリーズ』をプレイしているものの、自分達が手がけた天外魔境シリーズはプレイしていない事を悔やむ声が聞こえ始めた為、スーパーファミコンでの発売を決めたと語っている。特殊チップの内蔵によって容量を圧縮処理し、鮮明なグラフィックやアニメーション演出を可能としている。本作最大の特徴はPLG(パーソナル・ライブ・ゲーム)システムと呼ばれる、現実世界の時間によってゲーム内のイベントが変化するシステムである。これはカートリッジにカレンダー・時計を内蔵することによって実現したもので、本システムの採用は、「ハデな事をしよう」という広井の発想への、開発スタッフの「ゲームの中で犬が飼いたい」という意見から着想を得ている。舞台はタイトルの「ZERO」が示す通り、従来作よりも遥か古代のジパングとなっており、物語として直接的な関連性はほとんどない。ストーリーは日本神話をモデルとしたものとなっている。また、天外魔境シリーズでは唯一、声優が設定されていない。本作のロムカセットの容量は40Mbitだが、上述の特殊チップによる容量圧縮により、データ量としては72Mbit程のファイルサイズに相当することから、広告などでは「72Mbit相当」と記載され、大々的な宣伝がなされた。本作はPLGSを活用して、関東ローカルで放送されたフジテレビ系の深夜番組『冒冒グラフ』との連動企画が行われた。番組内のエンディングにおいて今田耕司が発する意味不明の一言がヒントとなっており、放映日にゲーム中で発言内容に従った行動を行うと隠しイベントなどを見ることができた。今田が隠れキャラクターとしてゲーム中に登場するのも、この連動のためである。PLGS("Personal Live Game System")とは、ゲームカートリッジ内に時計・カレンダーを内蔵し、ゲーム内のイベントが我々の現実世界の時間と密接に関わるというシステムである。以下に挙げるのはその例。ただし、ゲーム内での朝・夜の時間変化は存在せず、一部イベントを除いて昼間になっている。また、祝日の設定がハッピーマンデー制度が施行される以前のものとなっており、現在の祝日とは異なっている。日付の設定上限も2014年12月31日まで、誕生日の設定上限が1999年12月31日となっているため、プレイ時期や平成12年以降の誕生日のプレイヤーは影響を受ける。なお、PLGSは後に大貝獣物語IIにも採用されている。各国の神社では季節によって様々なお祭りが行なわれる。その他、日曜日には縁日が各国の神社(月替わり)で開かれる。ただし、各国の神獣の封印を解かないと祭りは開催されない。太古のジパングは火熊国、孔雀国、鶴国、亀国、犬神国、竜王国の6つの国に分かれており、それぞれの国は神獣によって守られていた。古代の習わしにより、永遠の火の意志によって選ばれた火の勇者が竜王国の王となり、ジパングを代々束ねていた。永遠の火によって弟王が竜王国の王に選ばれるが、兄の兄王はそれに反発。600年前に火の一族と戦い地獄門に封印されていたニニギによってそそのかされた兄王は弟王を殺害。地獄門の封印を解き、ニニギを復活させてしまう。復活したニニギは地獄の軍団を従えて瞬く間に神獣を封印し、ジパング全土を支配してしまう。100日後、火影村の少年、ヒガンは永遠の火の意志によって新たな火の勇者として選ばれ、ニニギを倒しジパングを治めるべく旅立つ。主要キャラクター3人(ヒガン、スバル、テンジン)は三種の神器がモデルとなっている。ジパングの各国を守る神。もともとはニニギによって生み出された存在であるが、ニニギに反発して人間・火の一族の味方となる。現在は戦う力を失っている。全部で6体いるが、かつては地獄の軍団の隊長やみずきも神獣で正確には12体である。
出典:wikipedia
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