岩手県第3区(いわてけんだい3く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。中選挙区時代は区域の大半が小沢一郎の地盤である旧岩手2区であった。小選挙区制導入後、小沢は岩手4区を地元とし、3区は自身の腹心を送り込む形を取った。1996年の第41回衆議院議員総選挙では小沢の腹心である佐々木洋平が当選したが、佐々木が保守党に移籍して小沢と袂を分かったため、2000年の第42回衆議院議員総選挙では、新たな候補として黄川田徹を送り込み当選、佐々木は落選した。その後黄川田は小沢の腹心として以降4期に渡って3区での当選を続けた。小選挙区制導入から2009年までは小沢一郎と同じ党(新進党→自由党→民主党)に所属する候補者が当選していたことになる。2011年の東日本大震災を契機として黄川田は小沢と離縁、小沢が離党した際に同調せず民主党に残留した。このため、2012年の第46回衆議院議員総選挙では、日本未来の党所属の小沢は新たな候補として佐藤奈保美を擁立、3区の前職者対小沢の推す新人という、2000年と同じ選挙体系となった。皮肉にも12年前の選挙区では佐々木に対する刺客となった黄川田が、今度は刺客を立たされる格好となった形である。しかし2000年と違ってこの選挙でも黄川田が5期連続で当選し、名実ともに「小沢系の地盤」から「黄川田の地盤」と変化したといえる。また、自民党の橋本英教は小選挙区こそ2氏の争いに埋没し3位に終わったものの、自民党がこの選挙において小選挙区で大勝し、比例東北ブロックにおいて重複立候補していたすべての候補が復活することができたため、同名簿5位で復活当選。3区が設置されて以来初となる2人の当選者を輩出した。2014年の第47回衆議院議員総選挙では、前回と一転して、小沢率いる生活の党は候補者を出さず、黄川田と橋本の激突となり、黄川田が勝利したが、橋本は再び比例復活当選を果たした。2013年の選挙区割り変更で、山田町が2区から3区に移った。
出典:wikipedia
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