『東方三月精』(とうほうさんげつせい)は、角川書店刊の雑誌『月刊コンプエース』で連載された東方Projectを題材にした漫画作品である。原作はZUNで、作画は当初松倉ねむが担当していたが連載途中で比良坂真琴に交代している。本作では、主人公である3人の妖精たち(光の三妖精)が巻き起こす数々のいたずらや騒動がストーリーの基本となる。タイトルの「三月精」(さんげつせい)は、日・月・星を総称する熟語「三精」と、日(SUN)・月(げつ)・星(せい)をかけたもので、光の三妖精をあらわしている。ZUNによると「普段は雑魚以下の妖精を主役に持ってきた」「三月精はゲームの漫画化でなくて、出所不明の漫画にしたかった」とのこと。作画担当の比良坂真琴は、話や台詞以外の絵的なことはほとんど一任されているが、「身長比」だけは正確に描けるように、新しい登場人物があるたびに原作者のZUNに確認をとっているとしている。シリーズ累計販売部数は、角川グループホールディングスの2010年3月期の発表(「Strange and Bright Nature Deity」完結時点)で40万部。本項では、以降は『三月精』と称することとする。その他の本項で使用されている東方Project関連の略称については、東方Project#凡例を参照。松倉が作画を務めた『三月精 第1部』と、比良坂が作画を務めた『三月精 第2部』『三月精 第3部』がある。「上海アリス通信 三精版」とは、『コンプエース』連載時、各話に1ページずつ設けられていた東方Projectに関するコーナーである。ZUNによる漫画の内容や登場人物の補足、ZUNのコラム「天声神語」、ゲーム作品や音楽作品の紹介などが掲載されている。『コンプエース』Vol.02(『三月精 第1部』第1話掲載号)からVol.09(『三月精 第2部』第3話掲載号)まで、全8回に渡って連載されていた。『コンプエース』が月刊化したVol.10以降はコーナーがなくなったが、Vol.11(『三月精 第2部』第5話掲載号)に限り、『三月精 第1部』の単行本化を記念して「上海アリス通信 三精版 号外」として復活している。回数表記は「号」で、「上海アリス通信 三精版」は第1号から第8号までと号外が存在することになるが、途中から誤植により回数表記がずれている(後述)。『コンプエース』Vol.02からVol.06までの掲載分(第1号から第5号に相当)では、比良坂真琴による4コマ漫画「第0話 桜の距離 つづき…?」を掲載している。その他、同Vol.08での掲載分(第7号に相当)ではさとPON、同Vol.09(第8号に相当)ではシロガネヒナによるイラストが使用されている。回数表記は、『コンプエース』Vol.05以降、誤植で回数表記が一つずつ前にずれている。すなわち、第3号表記のものが重複しており第7号で終わっており第8号がない。このうち、『三月精 第1部』相当分(第1号から第5号に相当)は、単行本化の際に正しい回数表記に直されている。『三月精 第2部』相当分(第6号から第8号と号外に相当)は単行本未収録であり、雑誌掲載時の誤植が直される機会が無かった。この他にも、多数の登場人物がある。
出典:wikipedia
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