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ウルトラマン

『ウルトラマン』は、日本の特撮テレビ番組(カラー)、および、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。制作は円谷プロダクション。1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00-19:30に全39話が放送された。映像上の題名は「ウルトラマン 空想特撮シリーズ」。武田薬品一社提供の特撮ゾーン「タケダアワー」内で放送。『ウルトラマン』に続いて放送された一連の番組、および、その劇中の巨大変身ヒーローは「ウルトラマン」と総称される場合がある。種族としてのウルトラマンについては別項を参照。後続作品のヒーローと区別するために本作のウルトラマンを「初代ウルトラマン」「初代」「マン」と呼ぶ場合がある。本作は漫画や劇場用映画、小説、テレビゲームなどでメディア展開されている。本項では最初に制作されたテレビ作品を中心に記述する。怪獣や宇宙人によって起こされる災害や超常現象の解決に当たる科学特捜隊と、それに協力するM78星雲光の国の宇宙警備隊員であるウルトラマンの活躍劇である。劇中に登場する怪獣が好評だった『ウルトラQ』に続く「空想特撮シリーズ」第2作として、『ウルトラQ』の世界観を継承する番組として制作・放映された。オープニングタイトルの流れはカラー化された『ウルトラQ』のタイトルロゴ映像から赤画面になり、上に『ウルトラマン』、下に『空想特撮シリーズ』とクレジットされる(BGMは「Q」のものに新録のパーカッションなどをオーバーダビングしたものを使用)。本放送時の平均視聴率は36.7%、最高視聴率は42.8%(1967年3月26日放送の第37話。ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した人気番組だった。放送終了後もその人気が衰えることはなく、最初に行われた再放送でも平均視聴率が18%台を記録した。初放映から50年近く経った2016年現在でも世代に関係なく認知度が高く、『決定! これが日本のベスト100』(テレビ朝日系列)の2002年9月8日放送分「あなたが選んだヒーローベスト100」の第2位にランクインしている。固有名詞としての「ウルトラマン」は、『広辞苑』の見出しにも記載されている(2008年刊の第6版)。また、第39話(最終回)でウルトラマンがゼットンに倒されたシーンは、放映当時の子供達に少なからず衝撃を与え、影響を受けたと語る著名人も多い。大仁田厚や前田日明は「大人になったらゼットンを倒してウルトラマンの仇をとろう」と、格闘技を始めたきっかけになったと語っている。商業的にも成功し、本作やそのキャラクターに関連する商品は、玩具だけでなく、生活用品などあらゆる分野で発売されている。商業的側面から本作で特に特筆すべき点は、日本のテレビ番組で初めて商品化権の入札制度を導入したことである。本作以前はTV局の担当者とコネがある業者が商品化権を取得していたが、本作以降は金のあるものから優先的に商品化権取得の機会が与えられるようになった。もっとも、実際のところは『ウルトラQ』を商品化したマルサン商店などの業者が優遇されており、本格的に入札制度が機能するのは次回作『キャプテンウルトラ』からである。2012年8月より、円谷プロ×WOWOWウルトラ三大プロジェクトの一環として、初のHDリマスターによるハイビジョン版が放映された。科学特捜隊のハヤタ隊員は、竜ヶ森上空を飛行する青い球体と赤い球体を小型ビートルで追跡していた。しかし、上空で小型ビートルは赤い球体と衝突して墜落し、ハヤタは命を落としてしまう。赤い球体の正体はM78星雲の宇宙人・ウルトラマンだった。彼は、宇宙の墓場に護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追って、地球までやって来たのである。そして、自分の不注意でハヤタを死なせたことに責任を感じたウルトラマンは、ハヤタに自分の命を分け与えて一心同体となり、地球の平和を守るために戦うことを決意。以後、ハヤタは科学特捜隊が危機に直面するとベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。本作の企画が始動したのは、1965年8月頃のことだった。当時、第2クールを制作中の『ウルトラQ』が日曜夜7時枠で翌年1月からスタートとほぼ決定したことも追い風となり、TBSプロデューサーの栫井巍(かこい たかし)と円谷特技プロ企画文芸部室長・金城哲夫が中心となって様々なアイデアが出されていった。TBSはかなり早い段階で、4つの条件を円谷特技プロに提示している。会議の中では「主人公が怪獣では具合が悪い」という意見が圧倒的に多く、監修者の円谷英二が「スーパーマンのようなヒーローを登場させてはどうか」と提案。またこの時期、円谷が特技監督を担当した東宝特撮映画で、人間に味方する巨人と凶暴な怪獣が死闘を展開する『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年・東宝)が公開されていた。この映画も本作の企画に少なからず影響を与えていると言われている。ここでフジテレビ用に企画されていた番組『Woo』の「人間に味方する友好的宇宙人の活躍」というアイデアが流用され、『科学特捜隊ベムラー』という企画書が作成された。この企画書では、「常識を越えた事件を専門に扱う科学特捜隊」と彼らに協力する正体不明の宇宙人ベムラーが設定されている。「飛行機事故で消息を絶った主人公がヒーローになって生還する」という設定はこの時点で既に見られるが、主人公とベムラーの関係は企画書には明記されていない。ベムラーの容姿は日本の伝説上の生物・烏天狗を思わせるもので、関係者から「敵怪獣との区別がつきにくい」や「ヒーローとしてのキャラクター性が弱い」との指摘があった。そこで『ベムラー』企画は再検討され、新たに『科学特捜隊レッドマン』が企画されることとなった。この企画書では、正義の怪獣ではなく「甲冑を思わせるような赤いコスチューム」をまとった謎の男として設定されている。身長は2メートルから40メートルまで伸縮自在と設定されている。また、変身時間の制限も導入された。主人公とヒーローの関係についても「飛行機事故でサコミズを死なせた宇宙人レッドマンが責任を取ってサコミズの身体を借りる」と明記され、後の完成作品であるウルトラマンの設定の基本的な部分は完成していた。その一方で、レッドマンは故郷が他の惑星の侵略で滅亡していること、サコミズ本人は既に死亡してその心はレッドマンであること、サコミズには人気歌手の恋人がいることなど、完成作品との相違部分もある。レッドマンのデザインは幾分ヒーロー的になったものの、拵井はもっとシンプルでインパクトのあるデザインを要求。また、前述のように本作はアメリカへのセールスを前提としており、アメリカの事情に詳しいTBSの大谷乙彦らが「今の形では外国人に受け入れられない。もっと無表情な鉄仮面のようなもののほうが謎があっていい」と提案。こうして試行錯誤した結果、ウルトラマンのデザインが完成した。「ベムラー」の名は第1話の登場怪獣の名前として残された。本作は、ほぼ同時期に放映された『マグマ大使』とともにカラーで放送される連続テレビ映画の草分けであり、その上、巨大な宇宙人を主人公とする大がかりな特撮中心のドラマは世界にも類例がないため、番組制作は苦難の連続だった。前作の『ウルトラQ』は放送前に全話の撮影を終了させていたが、本作は放映と平行して制作する一般的なドラマのスタイルとなった。TBSから支給された予算は、1クールにつき7000万円(1本約538万円)、本編のクランクインは1966年3月下旬。飯島敏宏監督によるAブロック(放映第2話、第5話、第3話)は本編・特撮を同一スタッフが手がける一斑体制でスタートしたが、16mmカラーフィルムの入念なテスト(色彩設計や照明の光量など)やウルトラマンの着ぐるみの度重なる塗り直し(初期はラテックス製のマスクと未塗装の黒いウェットスーツを使用していた)、操演中のジェットビートルをホリゾントにぶつけて大破させるなど撮影は遅々として進まず、野長瀬三摩地監督のBブロック(放映第7話、第4話、第6話、第9話)からは別班体制に変更。なおBブロックは、円谷一監督によるCブロック(放映第1話と第8話)の撮影を優先したため、完成済みの第7話を除いて後回しにされた。第一話に先駆けてオンエアされた「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」のおかげで、なんとか無事に放映が始まったものの、スケジュールは次第に切迫し、特撮を2班編成にしても間に合わなくなってきた。円谷英二のダメ出しによる撮り直しだけでなく、スタジオと撮影機材のレンタル料も大きな負担になっていたという。番組の続行を望むTBS側とこれ以上の続行は不可能とする円谷特技プロとの間で協議が重ねられた結果「赤字はともかく、週1回の放送に間に合わないのが確実になった」(高野宏一他複数のスタッフによる証言)ために3クール39話の放送で一旦終了することが決定した。本放送当時の公式資料と、『週刊少年マガジン』1966年31号(8月7日号)でのグラビアページの時代設定は、「1975年頃」という記載がある。スタッフの認識は近未来という程度で明確な合意はなく、第23話でジャミラの墓標に没年が1993年と記されていたり、第39話で「1930年代から40年以上」とのセリフがあるなど、一定していない。唯一の前後編である第26・27話は、劇中で子供たちが怪獣の存在を否定していたり、子供のごっこ遊びでウルトラマンの変身方法が知られていたりと、現実世界寄りの演出がされている。また、第35話では延長工事途中の首都高速道路や日本で唯一の超高層ビルなど、放送当時の東京の景観がそのままミニチュアセットで再現されている。以上の通り、本作では厳密な時代設定の統一は行われておらず、本放送当時のリアルタイムと未来が混在している。『ウルトラマン』に続いて一連のシリーズ作品が制作・放映された。毎回、巨大ヒーローと怪事件処理専門チームが連携して、宇宙や異次元、地球のどこからか現れる怪獣や宇宙人たちと戦うというコンセプトの特撮番組で、子供達から人気を博す。これらの作品は、「ウルトラシリーズ」や「ウルトラマンシリーズ」と呼ばれる。ドラマのクライマックスで登場し、怪獣や宇宙人と戦う巨人。その正体はM78星雲光の国出身の宇宙人である。宇宙警備隊員として、怪獣墓場に護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラーを追跡して地球を訪れ、誤って死なせてしまった科学特捜隊のハヤタ隊員に自分の命を分け与えて一心同体となり、地球の平和を守るために戦うことを決意する。普段はハヤタの姿で行動するが、有事の際にはベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。原則として地球人とは会話せず、感情などは動きだけで表現し、「シュワッチ」あるいは「シュワッ」などと表記される数種の掛け声のみを発するが、劇中まれに会話をすることもある。ウルトラマン本人のプロフィールは、劇中では語られていないが、雑誌記事等では詳細に紹介されている。ハヤタがウルトラマンに変身する際に使用する機器。第1話でハヤタがウルトラマンと一体化する際に、ウルトラマンから託される。カプセル内部には超小型プラズマスパーク核融合装置とベーターコントローラーが内蔵されている。これがないと、ハヤタはウルトラマンには変身できず、常に隊員服の内ポケットに携帯しているが、何度かカプセルを落とすシーンもある。ウルトラマンでいる時もどこかに携帯しているらしく、第26話ではゴモラとの格闘中に落としたのを現場にいた子供に拾われる。第39話ではウルトラマンを迎えに来たゾフィーが、自ら持ってきたベーターカプセルを使ってハヤタに命を与えると同時に、ハヤタとウルトラマンを分離させる。映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では別次元のハヤタが、自身をウルトラマンと気が付いた際にハヤタの手の中に現れる。『帰ってきたウルトラマン』の原型となる『続ウルトラマン』では、ウルトラマンと一体化したバン・ヒデキの変身アイテムとして登場予定だった。ハヤタがベーターカプセルの赤いボタンを押すと、閃光と共にベーター線が発光部から発生し、ハヤタの周りを渦巻き状に包み込んでウルトラマンに変身する。変身・巨大化時のポーズは「右手を宙空に突き上げ、左手は顔の隣に置く」という独特の形であり、ウルトラマンを特徴づけるポーズとして以降の作品でもほぼ踏襲されている。書籍設定では、フラッシュビームにM78星雲人の生命の源である人工太陽プラズマスパークと同じエネルギーが含まれ、この光によって元の姿を一定時間取り戻すことができるとされている。ウルトラマンは様々な特殊能力や格闘術を持っている。劇中で名称が明言されたのは「スペシウム光線」と「テレポーテーション」のみで、その他の名称は書籍や年代によってばらつきがあったが、後年には円谷プロにより統一されている。技の一部は後のウルトラマン達にも継承されている。ウルトラマンの活動時間は「3分間」と視聴者に認知されているが、本作の劇中において3分間と言及されているわけではない。劇中で「ウルトラマンのエネルギーは3分間しか続かない」と初めて明言されたのは、『帰ってきたウルトラマン』の第1話である。TBS番組宣伝課発行の「ウルトラマンあらすじ集」には「ウルトラマンの持続時間は胸に点滅するカラータイマーのランプの色と警告ブザーが示す。最初は青色で3分間、途中黄色に変わった時が注意信号で、赤色になるとあと30秒で全ての力を失う危険信号になっている」と記述されているが、これは仮タイトル時の2月15日にTBS第一会議室で作成された「レッドマン最終申し合わせ事項」をほぼそのまま引用したもの。放映直前の「週刊TVガイド」1966年6月24日号では、「ウルトラマンの胸に赤ランプがつくと、彼の超能力もあと30秒で消滅するのだ!」と、青の具体的な持続時間及び黄色の注意信号の件が省略され、続く「ジュニアTBSニュース号外」では「ウルトラマンの胸に赤ランプがつきブザーが鳴るのは、もうすぐエネルギーがゼロになるという警告である」と、ラスト30秒の件までが省略されて完成作品におけるナレーションに近いものになっている。ただし第7話には「あと30秒だ」というイデ隊員のセリフがあり、当初の基本設定が踏襲されている。これら初期の設定を、大伴昌司が『少年マガジン』誌上で簡略化のうえ「3分間」と紹介したものを、円谷特技プロが後から公認したとされる。なぜ制限が3分間であるかについて、円谷プロの満田かずほ監督は、予算を大量に浪費する特撮・格闘シーンを30分番組の1割に当たる3分間に収めるという約束事がなされたためと語っている。また、当時の人気格闘技ボクシングにおける1ラウンドの試合時間、長嶋茂雄の背番号などからヒントを得たとしている。撮影費用のかかる特撮部分の経費削減と、ウルトラマンが完全無欠のヒーローでありすぎると話に面白みが欠けるので、子供にも分かりやすい弱点を作ることが目的で、当初のデザインでは存在していなかったカラータイマーと変身時間の制限が導入されたといわれている。カラータイマーの点滅については、当時主流だった白黒テレビを考慮しての面が大きい。カラータイマーはデザイン上の要請とは無関係に考案されたものであり、デザイン担当の成田亨はこれを嫌い、自身が作成したウルトラマンの絵画や塑像にはカラータイマーをつけていないことも多い。また、ウルトラマンの変身・巨大化時の右手を宙空に突き上げたポーズの人形にはカラータイマーがついていない。しかしウルトラマンに不可欠なデザイン上の特徴として以後のウルトラシリーズに継承され、他の類似作品にも大きな影響を与えた。成田は、次作『ウルトラセブン』をデザインする際に、このことを見越してセブンの額に小さなランプをあらかじめ盛り込んでおり、実際にシリーズ中盤から活動限界を知らせる機能が追加されている。劇中では、第1話でハヤタが最初に「ウルトラマン」と命名する。この命名がハヤタの意思なのかウルトラマンの意思なのかは不明。その後、敵対する宇宙人やゾフィーからも「ウルトラマン」と呼ばれる。映像作品以外では「ウルトラマン」の名前のルーツが明示されるケースもあり、『小説 ウルトラマン』ではアラシの「ウルトラに強かった」と評するセリフから、『ウルトラマン THE FIRST』では「ウルトラ作戦第一号の協力者」という着想からハヤタが名付けている。ウルトラマンのデザインは、前作『ウルトラQ』でも怪獣や宇宙人のデザイン、セットの美術デザインを手がけた彫刻家の成田亨が担当した。仕上げの最終段階で平面上の作業に見切りをつけたため、デザイン画の決定稿は存在しない。成田の指示のもと、美術スタッフの佐々木明が粘土による造型作業を繰り返す中で、マスクと身体の模様が出来上がった。成田のデザインイメージでは、ウルトラマンはマットなシルバー塗装ではなく、メッキ加工による銀であったという。ウルトラマンでは実現しなかったが、後に成田が美術を担当する『突撃! ヒューマン!!』において、主役ヒーローのステンレス製マスクで結実した。造形は、演技者の古谷敏の体型を採寸し、ライフマスクを取って完全に古谷専用として作られており、他の演技者が着用することは考慮されていない。古谷の体型が八頭身であることから、大きめのマスクを着けることで、成田が人体の美の理想とする七頭身になるとしている。撮影における傷みによる作りなおしと改良・修正の意味も併せて、2度大きなモデルチェンジが行われている。これはAタイプ(第13話まで)、Bタイプ(第14 - 29話)、Cタイプ(第30話以降)と呼ばれて区別されている。第2期ウルトラシリーズでは単独で客演したことはなかったが、平成以降は単独での客演が多くなる。『ウルトラマンメビウス』以降の作品では、ウルトラ兄弟の中でも伝説的存在とされる「ウルトラ6兄弟」の1人にカウントされている。ハヤタの姿で登場する作品は◎、ハヤタの姿で登場しないがハヤタ役の黒部進が声を担当している作品は●を付記。本作終了後、本作の流れをくむ作品群「ウルトラシリーズ」が制作され、各作品のヒーローは「ウルトラマン」と総称されるようになった。その後、作中世界においても、『ウルトラマンメビウス』の物語冒頭でウルトラの父がメビウスに対し地球人が光の国の戦士たちを「ウルトラマン」と呼ぶと語り、彼らの総称として「ウルトラマン」という名称が定着していることが物語にも反映された。その姿は基本的にFRP製のマスクとウェットスーツをベースにしたスーツで造形され、銀と赤を基調としたデザインや、胸部の発光器などの特徴がある。しかし、それぞれの要素に例外が多く、全員の共通項を示すのは難しい。当初はM78星雲光の国と呼ばれる特定の星の出身と設定されていたが、シリーズが続くにつれてウルトラマンレオやウルトラマンジョーニアスなどM78星雲出身でないウルトラマンや、ウルトラマンガイアのように宇宙人でないウルトラマンも登場し、出自の設定も多彩になっている。詳細はウルトラシリーズの各作品およびウルトラマン一覧を参照。年齢設定は、TBS番宣課が発行した「ウルトラマンあらすじ集」に基づく。科特隊隊員の姓名は、フジ、ホシノ両隊員の漢字表記とともに、1996年公開の映画『甦れ!ウルトラマン』で以下のように紹介された。これは後年の追加設定であって、『ウルトラマン』というテレビ番組内にこのような呼称は存在しない。国際科学警察機構の下部組織で、正式名称は科学特別捜査隊(かがくとくべつそうさたい)。略称は科特隊(かとくたい)。基本的には怪事件調査の為の組織で、怪獣との戦闘は特別任務である。パリに本部があり、劇中ではインドやボリビア、ニューヨーク、中近東などの支部について言及され、他にもブラジル、ロンドン、モスクワ、トルコ、そして日本に支部を置く。緊急連絡時の電話番号は999。英語表記はSSSP(Science Special Search Party・通称スリーエスピー)である。設定ではパリ本部の長官はスイス人のF・G・ピースであるとされている。日本支部の隊員で作品中に登場するのは5名で、ムラマツ隊長(キャップと呼ばれる)以下副隊長格のハヤタ隊員、アラシ隊員、イデ隊員、フジ・アキコ隊員。途中からホシノ少年も特別隊員になり、ピグモンにも特別隊員の称号が贈られる(第37話)。パリ本部や海外の支部の隊員が訪れることもある(第7話、22話、23話、31話、32話)。ムラマツ隊長以下のムラマツ班の他にも、『ウルトラマンメビウス』には宇宙での任務を目的としたサコミズ班が登場するほか、設定上はミナト班やヤマト班などが存在しており、金城哲夫の小説では100人以上の隊員がいると設定されている。また、漫画『ウルトラマン 科特隊奮戦記 ジャイアント作戦』には、電波班・分析班・技術班などのほか、科特隊日本支部上層部の人間としてサイゴウ総司令、ミヤジマ副司令が登場する。設定では、『ウルトラQ』に登場した一ノ谷博士らが中心となって日本支部を設立したとされ、円谷プロ公認のPCゲームで『ウルトラQ』と本作の間の出来事を描いた『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』ではウルトラマンが現れる以前から怪獣と戦っており、創設者の一ノ谷博士も最初はメンバーに入っていたが第1話「科特隊日本支部誕生」の六角村での核露怪獣ゴルドキング迎撃作戦時に重傷を負い、第一線から退いている。第31話のムラマツキャップの話によると、少なくとも20年は歴史がある。ビデオ『ウルトラマンのすべて!』(バンダイビジュアル)では科学特捜隊が創設されることになった理由として『ウルトラQ』に登場したゴメス、ゴロー、ペギラ、ガラモンの映像を見せている。本来は戦闘よりも調査に重点を置いた組織として描かれているが、科特隊が独力で倒す怪獣も多く(科特隊がいなければ、ウルトラマンが倒されていたかもしれないケースもある)、その数は歴代の防衛チームで最多である。東京郊外に存在し、台形状で銀色の建造物と平行四辺形型で黒色の建造物を組み合わせた本棟、ジェットビートルの発射台、別棟で構成されている。基地の外壁は、あらゆる光線や熱線を遮る特殊な鉄筋コンクリート製。基地内部には、隊員達が勤務する大型電子頭脳を備えた司令室をはじめ、司令室の上階とポールで繋がる寝室や、ホテル並みの環境が整った来客用のレストルーム、回収された遺留品を研究する分析室に、新装備開発のための作業室などが置かれ、基地周囲には、消火用の自動放水装置も設置されている。第17話で、ブルトンが生み出した四次元空間に包まれ、第31話ではゴトウに化けたケロニアに侵入されるなど、襲撃を受けることも少なくない。また最終回では、ゼットン星人に侵入されて内部を破壊され、ゼットンの火球攻撃を受けて火災が発生する。第38話と最終回である第39話では、司令室の大型電子頭脳以外に様々なレーダー機や計測器といったコンソールシステムが導入されている。科学特捜隊は数々の特殊装備を持ち、状況に応じて運用している。装備の開発は主に科学センター所属の岩本博士とイデ隊員が行っている。通常は青いブレザーとグレーのズボン(フジ隊員はスカート)を着用している。出動時のユニフォームはオレンジ色で、臙脂色(えんじいろ)のネクタイをつける。耐久性が高く、簡易宇宙服の機能も持つ。ネクタイピンは放射能や電磁波に反応して発光する危険探知機である。普段着ている青いブレザーがそのまま出動時のユニフォームに変わり、着替えを必要としないのも、この作品だけの設定である。また、簡単な調査活動や一般市民への聞き込み、他の支部から来た隊員の出迎えなどの場合には、ブレザーのままで出る(第3話、22話、28話、31話、32話)。ミニチュア制作は郡司模型製作所。本作には科特隊とは別に、通常の防衛組織が怪獣や宇宙人との戦闘に参加している。その呼称は防衛隊(軍)とされたり自衛隊とされたりしているが、明確な区別はない。また、東宝特撮映画に登場した架空兵器のプロップが流用されていることが多いのも特徴である。防衛隊(軍)は第2・11・15話に登場する。戦力としては放映当時の自衛隊が装備していた61式戦車、M4中戦車などの他、架空兵器である火炎放射戦車、メーサー殺獣光線車、熱線砲車などがある。火炎放射戦車はオリジナルの装軌式車両の上部に旋回式の火炎放射器を装備した物で、第9話ではガボラ、第15話ではガヴァドンBに対して攻撃を行う他、第15話でもギャンゴに対して出動する。熱線砲車は『怪獣大戦争』(1965年、東宝)に登場したAサイクル光線車の牽引車をオミットし、本体から拡声器と照明塔を外したもので、第3話ではネロンガ、第11話ではギャンゴに対する攻撃に使われる。なお、第3話ではAサイクル光線車のものと同じ見た目の光線を放つが、第11話では直線的な赤い光線に変わっている。その牽引車に本体から外した照明塔をつけて改造した照明車も、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年、東宝)で使われた後、第15話で使用され、ガヴァドンAを包囲する戦車群の中に見られる。メーサー殺獣光線車は、第11話で熱線砲車と共にギャンゴへの攻撃に向かう姿が確認できるが、その後の戦闘シーンは描かれていない。なお、こちらも牽引車は使われていない。また、第2話では本部と思われる防衛基地が登場。都心に現れたバルタン星人に対し、防衛基地の屋上に備え付けられたランチャーから新型核ミサイル「はげたか」を2発発射するが、小爆発を起こしただけでほとんど効果がない。自衛隊は第4・26・27・34・39話に登場する。第4話で海上自衛隊の護衛艦(形状は日本海軍の甲型駆逐艦(陽炎型または夕雲型)がベース)がイデ隊員の提案でラゴンに音楽を聞かせる。第26・27話で伊丹市に駐屯している陸上自衛隊がゴモラを攻撃する。なお、第27話では61式戦車やM4などの実在兵器の他に、9連装の装輪式自走ロケット砲とおぼしき架空兵器が登場する。第34話では科特隊が怪獣風船化作戦で浮かび上がらせたスカイドンを航空自衛隊のF-86F戦闘機が誤って撃墜してしまった。航空自衛隊は第39話にも登場し、精鋭パイロットからなる戦闘機編隊がゼットン星人の円盤群迎撃のために出動して一部を撃墜するが、逆襲を受けて全滅する。同話では出撃シーンにはF-86Fが、戦闘シーンではF-104に類似した形状の架空機(キャノピーが確認できず、エアインテークの位置が異なる)が登場する。上記以外にも防衛組織が敵を攻撃する場面のある話は多く存在する(第3・9・17 - 19・21・23・31 - 33話)。だがそれらの多くでは、その組織が防衛隊、自衛隊、あるいは機動隊のいずれに属するのかについて触れられていない。なお、第18話では『モスラ』(1961年、東宝)に登場した装軌式ミサイル車両がにせウルトラマンを攻撃する。この他の防衛組織としては、第25話に地球防衛委員会という組織が登場する。国際的な組織のようであり、彗星ツイフォンからの放射線による水爆の自然爆発を防止すべく、世界中の核保有国に対して水爆の安全性強化を命令する。なお、『ウルトラマンレオ』第25話にも同名の組織が登場するが、関連性は不明。※全てノンクレジット、参考文献:『円谷プロ画報 第1巻』(竹書房・2013年)※参考文献:『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社・2012年)本作の音楽は、前作『ウルトラQ』に引き続き宮内國郎が担当した。メインタイトル映像の内『ウルトラQ』のロゴを使った部分の曲は、『ウルトラQ』のメインタイトル曲(M-1T2)に本作オリジナルの曲(タイトルT6)を被せたものである。第1話のハヤタ隊員とウルトラマンの出会いのシーンに『ウルトラQ』第28話「あけてくれ!」用の音楽が選曲されるなど、過去に宮内の書いた東宝特撮映画『ガス人間第一号』や『ウルトラQ』、『快獣ブースカ』の楽曲が流用されることも多い。『ウルトラマン』自体の汎用BGM録音は3回行われた。「特捜隊のテーマ」など一部の曲は主題歌録音と同時にステレオで録音されたが、モノラルのコピーしか残存していない。また、実相寺昭雄が監督した第14・15・23話では追加録音が行われ、これらの楽曲は他のエピソードでも使用される。追加録音は最終回の第39話でも行われたが、これらの追加録音曲はいずれもテープの所在が確認されていない。(TBS、1966年7月10日 19:00放送)『ウルトラマン』放送開始50年を記念して、2016年7月9日、10日に『ウルトラマン誕生』と同じ、杉並公会堂で記念イベント『ウルトラマンの日 in 杉並公会堂』が開催された。この「ウルトラマンの日」は日本記念日協会公認の記念日とされており、当日は初代ウルトラマンを初めとする歴代ウルトラシリーズ出演者(故人など一部除く)が当時のイベントを再現するとともに、トークショーなどを展開、その一部は2016年7月10日にTBSチャンネル1で生放送された。【ベムラーストーリー案集に記載されたサンプルストーリー】【レッドマン時代の未制作話】編集/制作は全てスタジオ・ハード。

出典:wikipedia

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