『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は、ボクシングを題材とした森川ジョージによる日本の漫画作品。1989年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中。各話数の通し番号の表記はそれぞれ「Round.○○」。母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。主人公のみならず脇役である仲間やライバル達の戦いも詳細に描いている点が特徴的であり、作者は「登場人物全員が主人公です」とコメントしている。登場人物の多くにボクシングの歴史を彩った実在選手の姿が投影されている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、『週刊少年マガジン』誌上でも若手を応援するコメントなどを載せている。発行部数は2013年時点で9400万部を超え、同誌の看板漫画となっている。1991年(平成3年)度、第15回講談社漫画賞少年部門受賞。2012年12月5日発売の週刊少年マガジン2013年1号で、連載1000回を迎えた。199X年日本の東京の町を舞台とし、とりわけその一角にある「鴨川ボクシングジム」を中心に物語が展開される。国名・地名や有名施設は実在のそれに準じており(後楽園ホール、両国国技館など。「下野動物園」といったように一部例外もある)、市民の生活や感覚もおおむね作品の連載時期であった90年代のそれに準じている。さらに、鷹村の家の黒電話が留守番電話になる、青木や木村が携帯電話を持つようになる、登場人物が皆シャツインの着方をしなくなるなど劇中でも実際の90年代日本と同様の変化がみられた。しかし連載が2000年代に入っても尚この世相を反映させる傾向が続いたため、DVD、スマートフォンなど、時折90年代の時代設定に不釣り合いな要素もみられるようになった。登場するボクサーやボクシングジムはすべて架空のものであるが、例外的に実在する海外の有名ボクサー(当時の現役含む)や引退済みの日本のボクサーは引き合いに出されることがある(ファイティング原田、マイク・タイソンなど)。劇中の登場人物、対戦相手等の詳細な情報は上記ページを参照。勝敗がある試合では前者が勝者これまで3つの連続テレビシリーズとテレビスペシャル・OVA作品が各1つづつ製作・放送(リリース)されている。テレビ作品は全て日本テレビほかで本放送。全作品およびOVAは日テレグループ企業・バップからリリース。2000年10月から2002年3月まで放送された。原作を忠実に再現した劇画的な表情や影のつき方、迫力ある演出が話題となり、深夜アニメとしては異例の6クール全75話という長期シリーズとなる。また視聴率もこの時間帯ではアニメとしてだけでなく通常の番組としても驚異的な平均視聴率4.5%、最高視聴率6.1%(2001年2月27日放送・第21話)を記録した。ストーリーは一歩が日本チャンピオンとなるまでを描く。DVD第25巻には原作での断片的な描写を基にした鷹村と鴨川の出会いからデビュー戦までを描いたオリジナルストーリーの第76話『ボクサーの拳』を収録。Round76はテレビ未放送、DVD第25巻にのみ収録。ファミリー劇場、日テレプラス、アニマックスではRound76まで放送。2003年4月18日、『金曜ロードショー』で放送のテレビスペシャル。ストーリーは原作の対真田戦となっている。2003年9月5日発売のOVA。異色作品で木村役の藤原啓治がキャストロールの先頭で紹介されている。2009年1月から6月まで放送の第2期。主要キャラクターの担当声優は第1期テレビアニメ版とほぼ同じ。また、第2期ではハイビジョン制作となり、地上アナログ放送はレターボックスとなっている。2013年10月から2014年3月まで放送。このシリーズよりアニメーション制作がマッドハウスとMAPPAの共同制作になった。また鴨川会長の声優が同年に逝去した内海賢二から第2期でミゲル役だった飯塚昭三に、実況アナウンサーも日本テレビ元アナウンサーで当シリーズの制作を担当する船越雅史に変更。本放送中には猫田役の永井一郎が2014年1月に急逝、第19話が最後の出演となったほか、本編への登場はなかったものの浜役の加藤精三も同月に逝去している。ストーリー的には一歩 VS 島袋、一歩 VS 沢村、鷹村 VS イーグル戦を中心に描き、最終4話はスペシャル番外編として鴨川と猫田、浜の若き日を描いた「戦後編」となる。この番外編では、OVA『死刑執行』以来、久々に西村聡が演出・監督として制作に関わる。なお、若き日の鴨川は宮野真守が、同じく猫田は吉野裕行(戦後編の冒頭に現在の猫田が登場するが、この声は山寺宏一が演じる)、浜は安元洋貴が演じた。戦後編最終回の終了後、故人となった内海、永井に捧げるとのテロップが流された。DVD、Blu-ray、CDともにバップが発売している。また、1996年には講談社からドラマCDが発売された。
出典:wikipedia
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