リオデジャネイロオリンピックは、2016年8月5日から8月21日までの17日間、ブラジルのリオデジャネイロで開催された第31回夏季オリンピック。ニュース記事の見出しなどでは、リオ五輪、リオオリンピックとも略称される。ブラジル国内及び南アメリカ大陸、そしてポルトガル語圏でオリンピックが開催されるのは初めてであり、また南半球での開催は1956年に開催されたメルボルンオリンピックと2000年に開催されたシドニーオリンピックに続き16年ぶり3度目の開催となった。さらに、大会組織委員会によれば、開催地の気候が冬の時期に開催される初めての夏季オリンピックとなる。ブラジルにおいて8月は冬期にあたるが、リオデジャネイロでは熱帯気候のため、平年の日平均気温は摂氏22度前後である。このオリンピックでトランスジェンダー選手の性別変更に関する基準を緩和して、性的適合手術を受けなくても出場を認めた2009年10月2日にデンマークのコペンハーゲンで開かれた第121次IOC総会で、IOC委員の投票によって開催地が決定した。。最初に今大会への選手の出場資格を認めた3ヶ国は、イギリス、オランダ、ドイツで、2014年の世界馬術選手権でメダルを獲得したことにより、各国が4名の選手を馬場馬術団体の代表に選出した。ブラジルは開催国として、自転車競技のすべての種目と6つのウエイトリフティング競技の出場資格を含む、いくつかの競技で自動的に出場資格を得た。コソボと南スーダンにとっては、今大会が初めてのオリンピックへの参加となる。ブルガリアとロシアのウエイトリフティングの選手は、数々の反ドーピング規程の違反により今大会への出場が禁止された。ロシアの国ぐるみのドーピング疑惑が発生してWADAなどがロシアの選手のオリンピックへの出場停止を勧告した。IOCは8月にロシア選手団389人のうち271人の出場を認めた(も参照)。クウェートは同国のオリンピック委員会にクウェート政府が干渉したことを巡って、2015年10月にIOCから5年間で2度目となる出場資格停止処分を受けた。内戦などによる難民のために初めて「難民選手団」が結成され、参加した。リオデジャネイロオリンピックでは、28のスポーツの全41競技、あわせて306種目が行われる。※大会日程全競技終了時点。※金メダル獲得数順に掲載。ブラジルでは、一定以上の規模のプールにはライフガードの配置が法律で義務付けられているために、競泳をはじめとする水泳競技のプールにライフガードが配置された。いずれもサッカー予選・決勝トーナメントの会場。広大なブラジル各地に点在しており、リオデジャネイロから最も遠く赤道に程近いマナウスまでは、直線距離で約2,800kmほど離れている。開会式は2016年8月5日にエスタジオ・ド・マラカナンで挙行された。オリンピックの開会式が陸上競技場以外の会場で開催されたのは、1900年のパリオリンピック以来、116年ぶりのことである。オリンピック憲章に指示された通り、式典は(歓迎スピーチ、オリンピック旗の掲揚、選手らの入場行進を含む)国際的なスポーツイベントの開幕を示す格式が高い儀式と、開催国の文化を披露する芸術的なショーを兼ねたものである。開会式の会場には約78,000人の観衆が詰めかけた。開会式のクリエイティブ・ディレクターには、フェルナンド・メイレレス、、そしてが、エグゼクティブ・プロデューサーにはトリノオリンピック、ソチオリンピックのセレモニーを手がけたが就いた。ブラジルで最も著名なコレオグラファーのは、6000人を超えるボランティアの出演者を用意して、開会式で踊らせた。式のリハーサルは2016年5月の終わり頃に始まった。ジルマ・ルセフ大統領が弾劾により職務停止となったために、ミシェル・テメル大統領代行が国家元首として開会宣言をした。が創設されて初めての受賞者(キプチョゲ・ケイノ)が選ばれ、鳩凧を揚げたケニアのオリンピックキッズと共にケイノは入場した。なお、オリンピック開催に莫大な費用がかかるために、一部市民によるデモなど反対運動がおこり、開会式の際も会場の周辺でデモ隊と機動隊の衝突が発生した。フェルナンド・メイレレス総監督が執った閉会式が2016年8月21日、開会式同様にエスタジオ・ド・マラカナンで挙行され、東京オリンピック(2020年)への引継ぎ式後、VTRで次回開催都市の東京と日本の有名な二次元キャラクター紹介とオリンピアン等とのコラボレーションが行われた。2016年、ブラジルではジカウイルスが蚊によって拡散されつづけている。第一ベクターは蚊であるが、危険な性交渉によって、そのウイルスが人から人へ感染することもありうる。WHOは、妊婦は引き続きジカウイルス伝染地域への渡航を控えるよう推奨した。また、もし妊婦のパートナーが伝染地域から戻ってきた場合には、性交渉を安全に行うか、もしくは妊娠中は性交渉を控えるべきであるとの声明も出している。安全な性交渉とは、コンドームを正しく使うことなどである。ブラジルでは感染対策が伴っていない為、テニスの選手から出場を不安視する声が相次いでいる。男子ゴルフやバスケット界でも出場辞退を検討する声が出ている。WHOは、現地に行くアスリートや旅行者がブラジル滞在中に心がけるべき事項を挙げている。治安、医療、交通などは、市の財政難によりサービスを担保できない事態が発生しており、開催2か月前にリオデジャネイロ州が財政危機を宣言。ブラジル政府が支援を行うことになった。警察官への給料の遅配も発生しており、警察官のデモが発生する一方で、路上強盗、ひったくりが頻発するようになった。また、警察の士気の低下によって、リオデジャネイロ市内に点在するスラム「ファベーラ」を根拠とするギャングと警察との銃撃戦も増加している。オリンピック開催前からリオデジャネイロ市内では白昼でも路上強盗が発生するなど治安の悪さが指摘されてきた。ブラジル政府は軍や特殊部隊の投入で治安の維持に躍起になっているが、オリンピック観戦のためにリオデジャネイロを訪れた観光客のみならず、選手や報道関係者、外国の政府高官までもが盗難、強盗、投石などの被害にあっている。リオ市内や選手村で盗難被害が相次いでいる。オーストラリア選手団が7月29日にパソコンなどの備品が窃盗される被害に遭って以降、セキュリティが強化されたにもかかわらず、選手村での窃盗は相次いだ。また、選手による女性への性的暴行被害も複数起こっている。ブラジル国内においては、大麻(マコーニャ)の個人使用の少量所持に罰則は無いが、たとえ少量であっても、日本国領内に入って大麻を所持している時点で、大麻取締法が適用されて違反となる。飛込競技のプールの水が藻が発生したように緑色に変色する事態が発生した。運営側は薬剤の調整のミスで安全性に問題はないとして競技が行われた。また、飛込競技用プールに隣接する水球用プールでも目の痛みなどを訴える選手が現れており、水質管理の不備が指摘されている。なお、水球用プールの水は、8月13日にシンクロナイズドスイミングが始まる前に水の入れ替えが行われた。リオデジャネイロオリンピックの大会ボランティアは約5万人ほどいるが、そのうち1万5000人ほどが開催1週間で欠勤状態となった。競泳女子50メートル自由形準決勝に出場する選手を乗せたバスが行き先を間違え、選手村近くのプールではなく、約14キロメートル離れた陸上競技場に到着してしまったというトラブルがあった。
出典:wikipedia
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