港珠澳大橋は香港のランタオ島と広東省珠海市およびマカオを結ぶ海上橋。珠江の河口湾(珠江口、Perl River Etuary)を東西に連絡する構想の橋。完成すれば、全長35kmと世界最長クラスの海上橋になる(香港側(香港段)6km、マカオ・珠海側(珠江段)29km)。 2009年12月15日正式着工2017年末完成を予定している。橋は片道3車線(合計6車線)の自動車専用である。香港側は市街地と香港国際空港をつなぐ北大嶼山公路(北ランタオ高速道路、North Lantau Highway)に連結される。マカオと珠海の近くを埋め立て2.62平方kmの人工島を設置し、そこでマカオと珠海へと分かれる。出入境ゲートは3箇所に設けられ、通行車はその内一箇所で出発地の出境検査と目的地の入境検査を続けて受けるよう計画されている(中国語では「三地三検」と表現される)。1983年に(Gordon Wu)、(香港のゼネコン)会長が提案したのが最初と言われる。大橋の建設により30分で香港と珠江デルタ西部が結ばれ、製造業の移転や観光の促進を促すと主張した。しかし、多額の費用がかかるため、当初は具体化の動きを見せなかった。その後、1989年に珠海市が中国本土側で珠海と深圳を結ぶ伶仃洋大橋の構想を唱え、1997年に一度は国務院の承認を得た。香港政府は、この構想に一切関与していなかった。ところが、2000年以降、香港では中国本土とのインフラストラクチャーの拡充が急務となり、胡應湘の港珠澳大橋構想が再び議論され始めた。政府財政への影響を懸念する李嘉誠を除き、財界は賛成が多数を占めた。そのため、香港政府も検討を開始し、2002年9月20日の第三次内地(本土)・香港大型インフラ協力会議において、香港政府と中央政府(国家発展改革委員会)による共同研究の開始が合意された。2002年11月には朱鎔基国務院総理(当時)も港珠澳大橋構想への支持を表明した。そのため、広東省政府も香港主導の計画に同意せざるを得なくなった。そして2003年8月4日国務院は共同研究結果を承認し、港珠澳大橋前期工作協調小組(Hong Kong-Zhuhai-Macau Bridge Advance Work Coordination Group)の設置に同意した。ちなみに、港珠澳大橋は名前の通り深圳を排除している。西端がマカオと珠海に分岐するの同様に、東橋も香港と深圳に分岐する案もあったが、香港内部の議論に基づき却下された。そのため、深圳市政府は不満を隠さず、対抗する構想を打ち出しているが、中央政府の同意は得られないと思われる。
出典:wikipedia
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