梁川大橋(やながわおおはし)は、福島県伊達市梁川町八幡(やわた)と伊達市梁川町五十沢(いさざわ)を結んで阿武隈川に架けられた橋で、国道349号の橋。2008年(平成20年)2月完成。4径間PC連続箱桁橋。各橋脚からやじろべえのようにバランスをとりながら両側に橋桁をのばしていく片持ち架設工法で建設。RC(鉄筋コンクリート)より丈夫なPC(Prestressed Concrete)による箱形断面の主桁を採用し、コンクリートとコンクリート内を通したPC鋼材によって支えている。ケーブルはコンクリートに埋め込む内ケーブル方式ではなく、箱桁の中空部を通す外ケーブル方式を採用し、ケーブルの目視点検や交換、将来の荷重増に対応するケーブル増設を可能にしている。支承には耐震性にすぐれた超高減衰ゴム支承を採用。古くは梁川舟場(ふなば)という渡し場があった。また、阿武隈川の舟運で栄えた地であり、近くには川港もあった。明治時代に初めて橋がかけられて以来梁川橋(やながわばし)として親しまれたが、2008年(平成20年)10月15日に開通した橋から梁川大橋と名前を変えた。2008年(平成20年)時点でも、橋の最寄りの福島交通路線バス停留所名は舟場である。ただし、当バス停は2009年10月のダイヤ改正で路線廃止となっている。明治の初めに一度橋が架けられたが、阿武隈川の増水で流失している。1927年(昭和2年)11月3日に再度橋が架けられ、梁川の渡し場は廃止となった。1957年(昭和32年)5月に永久橋に架け替えられた。しかし、通過可能車両は14t以下に制限され、平成になって老朽化のために橋の路面に陥没ができるなどの事故も相次いだため、掛け替えが計画された。1990年代後半から掛け替え工事が少しずつ始まり、2005年(平成17年)11月14日以降架け替え工事を本格化した。2008年(平成20年)10月15日に梁川大橋が開通した。梁川大橋は1957年(昭和32年)5月に開通した橋に変わって、1927年(昭和2年)の橋の位置に、2008年(平成20年)2月に完成した。当初、2008年(平成20年)7月に開通予定だったが、取り付け道路の工事が遅れたため、2008年(平成20年)10月15日に開通を延期した。開通にあたっては開通式実行委員会が組織され、梁川天神社の宮司、地元の三世代家族代表、地元の名士、伊達市立五十沢小学校の児童による鼓笛隊などを招待して、開通式を行った。なお、2008年(平成20年)の開通時点で梁川大橋の南側取り付け道路は不自然に蛇行しているが、これは、建設中の国道349号梁川バイパスが完成したときに自然な角度で橋と接続するためである。梁川大橋完成直後から梁川橋の解体工事が始まり、2010年(平成22年)に解体完了。(上流) 徳江大橋 - 梁川大橋 - 兜橋 (下流)
出典:wikipedia
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