LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

アメダス

アメダス(AMeDAS:Automated Meteorological Data Acquisition System)とは、日本国内約1,300か所の気象観測所で構成される、気象庁の無人観測施設である「地域気象観測システム」の通称である。国内約1,300箇所に設置されているアメダス観測所で気象観測を行っている。観測網の密度は降水量が約17km(=17km四方の正方形につき1か所)、4要素の観測点は約20kmであり、概ねメソβスケール(20km - 200km規模)の現象を捉えることができるとされている。都府県レベルの気象現象の把握には効果を発揮している。しかし、近年需要が高い、集中豪雨や雷、突風などのより狭い範囲の現象(局地現象)の把握は難しい(対応するためには観測点を数十倍に増やす必要がある)。局地現象に対しては気象レーダーの方が効率的であり、近年はこちらが増強される傾向にある。観測している気象要素は、降水量、気温、日照時間、風向・風速の4要素である地点が多く、主に豪雪地帯においては積雪の深さを観測している。観測で得られたデータはISDN回線などを通じて気象庁内の地域気象観測センター(通称アメダスセンター)へ10分ごとに集信され、データの品質チェックを経たのち全国に配信される。アメダスのデータは、気象庁HPで公開されているような地図・表形式の観測値として利用されるほかに、数値予報の入力データとしても用いられる。また、通常の観測網とは別に地震や火山噴火などで大規模な災害が発生し、地盤の緩みや火山噴出物の堆積などによって、通常よりも弱い気象現象で災害が発生する危険性が長期的に継続する場合及び、観測所自体が被災した場合にはアメダスの臨時観測点が設けられることがある。過去には雲仙普賢岳や兵庫県南部地震、2000年の有珠山及び三宅島の噴火、2008年の岩手・宮城内陸地震で運用された。現在運用されている観測所の数とは別に、観測所の移設や臨時観測所の設置などが行われた影響で、観測所となった地点の数は通算2,000か所を超える。1960年代から1970年代前半ごろ、日本国内の公的な気象観測地点は、おおむね100km間隔に配置された気象官署と気象レーダー、そして気象通報所(有人の気象通報拠点、現在の地域気象観測所)と区内観測所(委託式の気象観測所)しかなかった。各地域の天候の記録や気象予報を強化していくためには、大雨・突風・大雪などの気象状況をきめ細かく、より迅速に把握することが求められる。当時、観測点数では現在のアメダス観測所の総数を越えていた区内観測所は、観測が人の手で行われていたため、データの報告速度や誤差に限界があった。観測の自動化・無人化によって報告速度を上げ、きめ細かい気象観測は気象官署に限定してデータの精密さを向上させることなどを目的に、新たに開発されたのがアメダスである。運用開始は1974年11月1日(1979年3月には国内1316地点に観測所が整備され、一応の完成を見る)。積雪深計は1977年12月1日から秋田県内で試験運用が始まり、1979年11月1日に正式運用開始。1993年2月には10分ごとの臨時配信が開始され、現在では第4世代のアメダスが運用されている。2006年3月18日からは空港出張所、航空測候所、航空地方気象台の観測値もアメダスに取り込まれた。2007年度から無人観測所の685か所で改良を行い、2008年3月26日にアメダスデータ等統合処理システムの運用を開始し、従来は10分間隔で観測していた気温や風速について、気温は10秒間隔で観測を行い、さらに最大瞬間風速の観測を開始した。開始当初は気象台・測候所・特別地域気象観測所(154か所)及びアメダス観測所(230か所)の計384か所が接続された。残りの地点は2008年度以降順次接続を行っている。「地域気象観測システム」の英語訳が"Automatic Meteorological Data Acquisition System"であった時代にその略称を考えた際、単にAMDASとするのではなく、AMeDAS(雨出す)としたほうがおもしろいとの提案が採用され、略称を"AMeDAS"、その読みを「アメダス」とすることとなった。後に英語訳が"Automated Meteorological Data Acquisition System"に変更されたが、特に略称の変更の必要は無かったためそのまま使用されている。このエピソードはあまり知られておらず、「雨です」が訛った「雨だす」にかけたものだ、と言った俗説も一部にある。アメダス観測は、観測精度の観点から、観測所付近の環境保守管理が必須条件となる。よって、無人観測設備であるアメダスの環境保守管理水準を、いかにして維持するかが課題となる。近年では、2010年9月に京都府京田辺市にあるアメダスの温度計を含む通風筒につる植物が巻き付いていたとする報道をうけ、気象庁がアメダス全1277箇所の緊急点検を行い、京田辺は気温・雨量、他14箇所は雨量観測に不適切な環境であり、京田辺を含む7箇所で実際に観測結果に影響があったとして、気象庁の統計に用いない事とした事例がある。観測される気象データをより精密なものとするために、アメダス観測所や観測所内の機器の設置環境にも工夫がされている。まず、観測機器を集めて設置している真下の地面には、30m²以上の芝生を設置し、地面からの反射日射を減らし、雨粒の跳ね返りを少なくしている。観測所の周囲には、風の通りを妨げないような柵を設置し、外部からの侵入をできるだけ防いでいる。また、さらにその周囲は開けた場所とし、樹木や建物などによって日光が遮られたり、風通しが悪くなったりしないよう配慮されている。また,盆地内にあり風の測定に影響がある雲仙岳特別地域気象観測所のように、近くの山頂に測風塔のみ移設して風の観測している場合もある。設置される機器をみると、まず観測データを集めてアメダスセンターに送ったり電源を供給したりするデータ変換装置が筐体に収納される形で設置される。データ変換装置は多くが屋外に設置されるが、屋内のものもある。気象業務法により、観測を行う機器は、気象測器検定に合格したものでなければならないと規定されている。また、同法37条により、観測機器を故意に壊した者は、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金の刑に処せられる。注)表中のA - Hは次の気象要素を観測しているアメダスを指す(○は観測している要素、-は観測していない要素)。「アメダス」の「ダス」をもじったり、英語訳のDAS(=Data Acquisition System)を用いたりして、名称や略称を「○○ダス」とする例が見られる。鉄道において地震の発生時に速報を行うユレダス、バンダイが発売している商品名のカードダスなどは典型的な例である。「イミダス」の印象と相まって、情報システムやデータベースなどの名称に使われることも多い。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。