ナビダイヤルは、日本国内において、複数の着信先に対して、全国的に統一された電話番号を提供する、NTTコミュニケーションズが提供する電話の付加サービスで、同社の登録商標(日本第4085448号)である。0570ダイヤルと呼ばれる。1997年(平成9年)5月1日開始。特殊電話サービスの一つで、電話番号が 0570-0xxxxx(現在は、200xxx・550xxx・666xxx・783xxxが追加されている)の形になる。主に大手製造メーカーなど、全国規模に一般消費者向けに事業を展開する企業のコールセンターへの問い合わせ窓口番号として利用されている。発信側の地区によって窓口が振り分けられる(例えば、東日本は東京の、西日本は大阪の拠点)。転送電話サービスである「ボイスワープ」を大規模に高度化したもので、時間によって東京へ転送する、転送する場合の通話料の一部を着信者が負担するなど、さまざまな選択オプションがある。通話料は、発信地から拠点(あるいは事業者が設置した着信用アクセスポイントなど)までのNTTコミュニケーションズを利用した料金が発信者にかかる。携帯電話からは平日昼間4.5秒10.8円〜20秒10.8円、固定電話からは平日昼間3分9.18円〜22.5秒10.8円、IP電話の場合は一律で3分8.64円となる。オプションで着信者が通話料の一部を負担する場合もある。発信者側の通話料に電話会社の通話料割引サービスは適用されず、携帯電話からの発信の場合も契約プラン等の無料通信は適用されない(OCNドットフォンの場合は一般加入電話への発信として取り扱い無料通信分に含む)。NTTドコモのタイプシンプル バリュー、KDDI/沖縄セルラー電話のプランEシンプルあるいはソフトバンクモバイルのホワイトプラン・シンプルオレンジなどの無料通話がないプランを利用する場合には影響がないと見られがちだが、該当する通話についてはドコモプレミアクラブなどのポイントサービスの付与対象外であり、docomoの利用実績にカウントされない。携帯電話の請求書にはNTTコミュニケーションズ扱いの請求であることが別途に記される。PHSからは掛けることができなかったが、2013年11月12日より掛けられるようになった(だれとでも定額などの無料通話の対象外)。契約内容によっては一般電話番号に掛ける場合より割高となる場合がある(ナビダイヤルから、携帯電話の無料通信分を適用可能な、050で始まるIP電話番号に切り替えるところもある)。ナビダイヤルには、NTT東・西の固定電話・公衆電話からは掛けられるが、その他の電話からは一部に掛けられないものがあり、以下に列挙する(2013年現在)。以上のことから、掛け先側で一般電話番号等を併記している場合や、また逆に海外・携帯電話・IP電話等からの発信を拒絶するために一般電話番号を併記せずナビダイヤルの番号のみを提示する場合もある(後者はチケットの受付などに多い)。着信側がNTT東西・NTTコム(Arcstarダイレクト)以外の直収電話やIP電話を使用している場合。消費者庁によるナビダイヤルを利用した「消費者ホットライン」(0570-064-370)の展開に当たって、発信側の抱える制約も含め、問題が表面化した(消費生活センター#消費者ホットラインを参照)。類似のサービスとして次のようなものがあったが、2008年12月時点ではNTTコミュニケーションズのみ申し込みができる。この種のサービスについては番号ポータビリティの対象外である。なお、ウィルコムのAIR-EDGEやNTTドコモPHSの@FreeDでは、対応プロバイダへのデータ通信アクセス専用番号にナビダイヤルと同じく "0570" から始まる電話番号を割り当てている(なお、該当する0570の電話番号空間はこれらの事業者用に正式に取得されている)。
出典:wikipedia
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