国道32号(こくどう32ごう)は、香川県高松市から高知県高知市へ至る一般国道である。国道32号は高松市の中新町交差点が起点である。ここから峰山口交差点までは、国道11号との重複区間であり、案内標識に国道32号の表記は無い。11号との重複区間は高松市のメインストリートである高松中央通りや上天神町交差点を通過しているため、交通量が非常に多い。峰山口交差点で11号と別れた後も、仲多度郡まんのう町までは円座バイパス、綾南・綾歌・満濃バイパスとして4車線整備されており、讃岐平野を通る平坦な道が続く。途中の綾歌郡綾川町では沿線にイオン綾川ショッピングセンター(現・イオンモール綾川)が2008年7月にできたため従来より交通量が増加している。まんのう町の買田東交差点で4車線区間が終わると、ここから徳島県三好市までは南進して讃岐山脈を横断し、香川県三豊市と徳島県三好市の県境にある猪ノ鼻峠の猪之鼻隧道付近から三好市池田町州津の鳴門池田線との交差点までの区間は上って下っての非常に急カーブが多い道路になる。三好市池田町州津から井川池田インターチェンジまでの区間は、吉野川北岸を西進し四国中央橋で吉野川を渡る。南岸の井川池田インターチェンジ前交差点で国道192号と合流。そこから再び西進し、三好市池田町街の北側を通過する。192号との重複区間の案内標識は32号と192号の両方が併記されている。池田大橋で池田ダム湖を渡り、その西詰で192号と別れてから高知県南国市までは四国山地を横断し、三好市池田町白地から高知県香美市土佐山田町繁藤まではJR土讃線同様、吉野川や支流の穴内川を沿うように通る。この区間の三好市には大歩危、小歩危があり、大豊町には日本一の大杉とされる「杉の大杉」や国宝の豊楽寺薬師堂がある。一方でこの区間は四国有数の多雨、地滑り、落石地帯であり、交通規制が行われることがある。台風や大雨の後の通行は出来る限り避けたい区間でもある。香美市土佐山田町繁藤から南国市領石までの間は再びカーブが多くなり、特に南国市山間部の根曳峠は急カーブが非常に多い。根曳峠をすぎると高知平野に入り、ここからは4車線道路になる。南国市街を西に逸れながら高知市に入る。国道32号を高知市街に進めていくと、高知市のはりまや交差点を直進し、県庁前交差点で終点だが、はりまや交差点を右折して土讃線高知駅までの区間も国道32号である。そのはりまや交差点を右折してすぐ渡る橋がはりまや橋である。一般国道の路線を指定する政令に基づく起終点および経過地は次のとおり1885年(明治18年)の内務省告示第6号「」では、国道32号「東京ヨリ高知縣ニ達スル路線」現1号、2号経由、岡山で分岐し下津井 - 丸亀は航路)として指定された。丸亀で、松山へ向かう31号、高松へ向かう50号と分岐していた。1920年(大正9年)4月内務省告示第28号施行の旧道路法に基づく路線認定では、四国に達する国道は下津井丸亀航路経由から宇高航路(宇野 - 高松)経由に変更された。それに伴い、旧32号は高松を経由して高松 - 竜川村(現・善通寺市)は現在の香川県道33号高松善通寺線のルートをとり竜川から南進する国道23号「東京市ヨリ高知縣廳所在地ニ達スル路線」となって、竜川で松山への24号が分岐する形となった。1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で、一級国道32号(香川県高松市 - 高知県高知市)として指定された。旧24号にあたる国道11号松山方面とは継続して竜川村で分岐するようになっていた。1965年4月1日に、道路法改正によって一級・二級の階級別がなくなり一般国道32号となった。1970年(昭和45年)4月1日に高松市 - 琴平町の経路が琴電琴平線沿いの琴平街道に変更され、同時に旧道の善通寺市(旧・竜川村) - 琴平町は国道319号に変更された。現在は、そのルートも円座バイパスや綾南・綾歌・満濃バイパスの開通によりほとんどが県道に変更され、琴平町も町域外を迂回する形となっている。また、2015年には全ての旧道の区間が、国道32号の指定を外れ、栗熊駅前後など丸亀市道を除く旧道の区間が、香川県道282号高松琴平線の単独区間となった。(現道拡幅区間及び栗熊駅前後のバイパス区間のみ重複)32号は、急峻な山間部を通行することより土砂災害を受けている。主なものを記載する。トンネルロックシェッド橋梁道の駅1966年(昭和43年)12月に異常気象時における事前通行規制区間が定められた。2009年(平成21年)度現在は、下記のとおり。交通規制を参照(右の「表示」を押す)香川県徳島県高知県出典注釈
出典:wikipedia
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