西新エルモール プラリバ(にしじんエルモール プラリバ)は、かつて福岡県福岡市早良区西新4丁目1番1号に所在した都市型商業施設である。1974年(昭和49年)に都市計画決定(1976年(昭和51年)都市計画変更)した西新地区第一種市街地再開発事業の中核施設として建設され、福岡市地下鉄空港線西新駅開業の1ヶ月前となる1981年(昭和56年)6月26日に「西新エルモール」として開業。核店舗は地元の老舗百貨店岩田屋の子会社である「西新岩田屋」だった。岩田屋の経営不振により西新岩田屋が2003年に閉店すると、施設は東京建物が取得した。それまで親しまれてきた「岩田屋」に変わる新たな通称が必要となり、一般公募することとなった。その結果、「プラリと行ける場所」からの造語である「プラリバ」に決定し、2003年4月25日に「西新エルモールプラリバ」として再開業した。施設コンセプトは、「三世代が気軽に楽しめる素敵生活創造館」である。営業時間は、10時 - 20時(B1Fのサニーは7時 - 24時)。2015年7月31日をもって閉店し、プラリバとして12年間、商業施設としては34年に渡ったその歴史に幕を下ろした。跡地は下層階を商業施設とした高層マンションになる予定である。 (後述)1981年(昭和48年)6月26日開業。2003年の閉店まで、西新エルモールの核店舗となっていた。最盛期の1990年代前半には18000㎡まで売り場面積を拡大、1997年(平成9年)時点では132.3億円の売上高であった。1990年代後半には顧客の幅を広げるための改装が相次いで行われている。しかし、2000年には周辺にホークスタウンモールなどの郊外型大型商業施設が次々オープンした影響で売上高は76.3億円と42.4%も落ち込み、債務が年商の1.6倍を超える124.7億円に達する。2002年(平成14年)2月末にはついに債務超過に陥り、2003年(平成15年)2月に閉店した。(岩田屋の項も参照。)岩田屋撤退後、施設は当時福岡に進出したばかりのディベロッパー・東京建物が、SPCを利用して他の岩田屋グループ所有不動産19件と共に取得。およそ2ヶ月間の改装を経て、2003年4月25日に「西新エルモールプラリバ」として再開業した。施設コンセプトの「三世代が気軽に楽しめる素敵生活創造館」を目指して59店の新規テナントがオープン、35店が岩田屋から引き続き営業。開業当初の年間売上目標は100億円、年間来館客数目標は500万人であった。開業から3年を経た2006年6月15日にリニューアルオープン。新規開店・22店舗、リプレイス店舗・3店舗、リニューアル店舗・3店舗。来館客の利用頻度の高い地下鉄西新駅に直結する、地下2階北出入口を改装し新たに自動ドアを設置したほか、建物外壁の塗り替えを実施。この時点で当初目標の100億円を達成できていなかったが、開業時と比べると売り上げは伸びており、年間売上目標は80億円、年間来館客数目標は660万人に設定されていた。2014年12月24日、2015年7月31日をもってプラリバを閉業、跡地を再開発することがわかった。2002年(平成14年)に西新岩田屋と専門店街を合わせた全体としてで約100億円あった売上は、非百貨店のプラリバとなった後は落ち込み、2010年(平成22年)には約71億円であった。このため施設の老朽化に伴う改修費約40億-50億円を賄えないと見込まれ、2012年末頃から地権者と東京建物の間で商業施設を縮小してタワーマンションを含めた複合施設への建て替えが検討されていた。再開発主体となる東京建物では跡地は30階建ての高層マンションとし、下層階(3~4階までとされる)を従来より適正規模に縮小した上で商業施設にする予定としているが、2015年7月末の閉店時点では建物の詳細については協議段階にあり、具体的な着工時期などは決まっていない。また、 これに伴い地下1階にあった西新エルモール内郵便局は廃局、サニー西新店も閉店となり、それぞれ今後の移転・再開予定はない。2015年7月31日の閉店時点。地下2階、地上8階建て。福岡市早良区西新の中心にあり、西新地区の核となる大型商業施設であった。周辺はリヤカー部隊で有名な西新商店街、オレンジ通り商店街など、福岡市西部地域を代表する繁華街・副都心としての西新エリアを構成している。福岡市営地下鉄空港線の西新駅の4番出口・5番出口と直結しており便利であった。地下鉄以外でもプラリバ近くのドン・キホーテ上に提携駐車場が、プラリバ1階外に駐輪場が設けられていた。
出典:wikipedia
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