元々、道徳や語学に関する大学として設立された経緯があり、語学教育や国際的な仕事に携わる人材の養成、道徳教育・人格教育に力を入れている。大学付属の組織として企業倫理研究センターなどがあり、日本ではまだ珍しい企業倫理ゼミが経営学科に設置されている。道徳教育・人格教育は、創立者・廣池千九郎(法学博士)が樹立した「道徳科学(モラル・サイエンス)」に基づいて実施されている。具体的には、1年生の初年次教育の一環として、「道徳科学」という科目が必修化されている。外国人教員、留学生(世界20カ国以上から、500名を超える)が多く、日本人学生の留学派遣の数は全国トップクラスである。キャンパスは文字通り「小さな地球」である。外国語学部と経済学部の2学部体制である。大学院には、言語教育研究科と経済研究科が設置されている。放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができる。「麗澤」という語は、中国の古典「易経」(巻十五 下経 兌)の「象曰、麗澤兌。君子以朋友講習」(象に曰く、麗ける澤は兌びなり。君子以て朋友と講習す)という言葉からとったもの。「並んでいる沢が、お互いに潤し合い、周囲の草木もその沢の水のお蔭によって青々と生い茂っている。この様子はまことに喜ばしい限りである。これと同様、立派な人間になろうとする者は、すぐれた師のもとで、志を同じくする友と切磋琢磨し、人格の完成を目指すと同時に、周囲の人々にもすばらしい影響を与えてゆくよう努力すべきである」という意味である。創立者である廣池千九郎はその精神を、「麗澤は、太陽天に懸りて、万物を恵み潤し育つる義なり」と説明している。すなわち、麗澤という語は、太陽のような光明(知恵)と温熱(慈悲)とを併せもって、公平無私な態度で万物を育成するという意味である。経済学科、経営学科の科目群は履修モデルであり、学科を超えて科目を履修することも可能である全ての学部学科において留学制度が整っており、約30の海外大学との提携を行っている。アメリカ、中国、台湾、韓国、ベトナム、ブータン、ミャンマー(ビルマ)、インド、スーダン、スリランカ、ドイツ、フィンランド、ノルウェーなど世界各国からの留学生の受け入れも積極的に行っている。外国人教授も多いため、キャンパス内での公用語は基本的には日本語か英語で、その他、中国語など様々な言語が飛び交っている。国際交流センターのスタッフは英語や中国語が堪能であるが、留学生に対しては日本語で対応する。大学の制度を利用して留学する学生のための給付奨学金制度が整えられており、成績や家庭の経済状況に応じて10万円~100万円が留学予定者全員に支給される。提携先の大学で取得した単位は、最高60単位まで麗澤大学の単位として認められる。また、図書館には留学を意識している学生や、英会話を学びたい学生、逆カルチャーショックを受けた学生など、英語空間が必要な学生のためのラウンジが設置されており、ネイティブスピーカーによるアドバイスなどを英語で受けることができる。2007年6月30日、久間章生防衛大臣が、「麗澤大学比較文明文化研究センター」主催の連続講演会「比較文明学と平和研究」(柏キャンパス1号棟大教室)で講演を行い、いわゆる「原爆しょうがない」発言をした。被爆者などから批判を浴び、久間は翌日7月1日に発言を撤回したものの、7月3日になって防衛大臣を辞任した。久間の後任の防衛大臣となった小池百合子も、2008年10月11日に「麗澤大学オープンカレッジ」主催の連続・特別講演会「持続可能性をいかに実現するか」で講演「日本と地球の守り方」を行っている。退官した教授も含む。
出典:wikipedia
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