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仮面ライダースナック

仮面ライダースナック(かめんライダースナック)は、1971年から1973年1月までカルビー製菓(現・カルビー)が発売したスナック菓子。特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を題材としたカード(仮面ライダーカード)がおまけとして付属したことで、社会現象になるほどの爆発的な人気を得た。定価は1袋20円。日本が『仮面ライダー』によって変身ブームを迎えていた1971年末ごろ、東京地区で「カルビー 仮面ライダースナック」として販売が開始された。翌1972年2月下旬には販売地域に広島地区・名古屋地区を追加し、同年3月下旬には「カルビースナック 仮面ライダー」と改名の上で、日本全国で新発売された。星形の甘い味のするピンク色の焼き菓子で、パッケージや発売当時のCMには「かっぱえびせん姉妹品」と銘打たれていた(一部地域では中身がかっぱえびせんに変更されたこともあったが、すぐに元に戻った)。仮面ライダースナックをカルビーが手掛けたのは『仮面ライダー』のスポンサーだったからだが、これは創業者の松尾孝が同郷で旧制広島一中の後輩・当時東映常務だった岡田茂(のち社長)にスポンサーを薦められたのがきっかけである。1973年2月10日、『仮面ライダー』が第98話をもって放映終了したため、それに伴ってスナックも販売終了し、新番組『仮面ライダーV3』に対応した「カルビースナック 仮面ライダーV3」へと引き継がれた。「仮面ライダースナック」の売上げは、1972年2月には1日100万袋を越え、最終的にはカルビー社内のメモによると15か月間で6億2000万袋に達した。平均すると当時の男子児童1人あたり、85袋購入した計算になる。金額換算で約87億円を売り上げたとする資料もある。仮面ライダースナックには、1袋に1枚の「仮面ライダーカード」が付属していた。袋の中にカードが入っているのではなく、50袋入りのダンボール箱ごとに54 - 55枚のカードが同梱されており、購入時に手渡される形式だった。カード表面には仮面ライダー・怪人・劇中の場面などが、裏面には通しナンバーと表面の写真に関するデータが印刷されていた(例えば表面が怪人の写真ならば、その怪人の出身地などが書かれていた)。カードは全546枚だが、同じ番号が振られていても細かな絵柄が異なるカードが存在する。当時の子供たちの間では、仮面ライダースナックの発売前からブロマイドと呼ばれるヒーロー・アニメのキャラクターが印刷されたカードが流行していた。そういった背景もあり、「スナック菓子にライダーカードを付けて売る」というアイデアが生み出され、『プロ野球チップス』に代表されるカード付き菓子の先駆けとなった。カルビーによると、このアイデアは関係者の友人であった栗本慎一郎から提案されたものだという。仮面ライダーカードは子供たちの間で大ブームとなったが、その背景にはいくつかの要因があった。仮面ライダーカードは従来のブロマイドとは異なり、カード裏面にもキャラクターの解説などが記載されていることから「図鑑的要素」を盛り込んでいた。当時、怪人のデータなどはテレビ本編ではほとんど言及されず、子供たちがそれらのデータを知るには、『テレビマガジン』などの児童向け雑誌などを読む以外手段がなかった。そんなときに登場した「仮面ライダースナック」は、まさにうってつけの存在だったのである。仮面ライダーや怪人に関する劇中では公開されない設定が掲載されたほか、ゲルショッカーやショッカーライダーなどの情報はテレビ放映を何週間も先取りしており、まさに最新情報源となっていた。カルビーは石森プロの版権スチール撮影を手がけていたグループ・ナインと独自の契約を締結し、カードでしか見られない図版も多く提供された。解説文は番組プロデューサーの阿部征司が執筆していた。通常のカードと異なる「ラッキーカード」と呼ばれるレアカードがあり、カルビー製菓ライダー係宛に送ると、カードを収納できる「仮面ライダーアルバム」をもらうことができるようになっており、ラッキーカードを求めて「仮面ライダースナック」を購入する者も多かった。カード裏面には、当初は通常のカードと異なり、「ラッキーカード」の文字とカードの説明、有効期限(ラッキーカード送付の締切)、カルビー製菓の宇都宮工場と広島工場の住所が書かれていた。ラッキーカードは、アルバムを入手するためにはカルビー製菓に送らなければならず基本的に手元に残るものではないため、現存するものはコレクターが高値で取引するレアアイテムとなっている。たとえばNo.73のカードは2013年4月の時点で52万5000円の値がついていた。なお、ラッキーカードの返却を希望する子供が多かったため、後にカード裏に赤字で「S」のスタンプを押して返送されるようになった。仮面ライダーアルバムは全10種類。初期の「豪華アルバム」は無地のビニール表紙にロゴがあしらわれたもので、色によって「ゴールデンアルバム」「ホワイトアルバム」「ブラックアルバム」などと呼ばれている。後期のアルバムの表紙は紙製となり、仮面ライダーの写真やイラストが載せられていた。仮面ライダーカードの中には、同じ番号が振られていても細部が異なるカードが全部で52種類存在する。差異の度合いはさまざまで、まったく画像が異なるもの、同じ画像でもトリミングが異なるもの、裏面の解説が異なるものなどがある。こうした変化は、再版による発行時期の差や、各印刷所における作業の違いから生じている。「仮面ライダー スナック」の予想外の売上げに伴い、カルビー側にとって手放しでは喜べない問題が起こった。スナックを買った少年少女たちがカードだけを取ってスナックを捨ててしまうという事例が全国で報告され始めたのである。こうした状況はPTAの目に留まり、「ライダースナック投棄事件」として社会問題にまで発展した。カルビー側は、「お菓子は残さず食べよう」という一文をスナックの袋に印刷して掲載し、梱包用のダンボール箱に「一人にたくさん売らないように御協力下さい」と小売店向けの指示書を仕込むなどの対策を採った。1973年2月『仮面ライダーV3』放映開始に合わせて発売された「カルビースナック 仮面ライダーV3」は「仮面ライダースナック」同様のカード入りスナックである。価格は1袋15円。約2週間ごとに平均40種類のカードが供給されるテンポの速さは子供の収集能力を超えており、売り上げは低迷。テレビ放映中の1973年7月下旬に発売中止となり、新商品「プロ野球スナック」(後の「プロ野球チップス」)と「マジンガーZスナック」に交替した。V3カードは全460枚だが、後半の番号は発売地域や時期が限られていたため、コレクターの間でもその全貌は謎とされることがあった。ラッキーカードはなく、カードアルバムは30円分の切手を工場に送ることで入手できた。特典としてはV3ポスターがもらえる「大当たりカード」が混入されていたが、ポスターは在庫過多に陥り、V3スナック終了後のマジンガーZスナックのラッキーカードでも交換できる措置がとられた。ライダーブームを側面から支えたグッズの一つでもあり知名度も高い事から、展開が終息してからも何らかの商品や映像作品の「おまけ」として、何回か復刻されている。1992年 - 東映ビデオより発売された「仮面ライダー パーフェクトLD-BOX」(25枚組・定価150000円)の特典として、546枚+異種3枚が「提供 カルビー製菓」の表記も含めて原寸大で復刻された。1999年 - 菓子「仮面ライダーチップス」が発売された際、No.1からNo.72までが復刻された。その後、3期にわたってNo.216までが、2003年には3期にわたってNo.217からNo.546が復刻された。カードの大きさが当時のカードよりかなり大きくなっており、「エラーカード(異種カード)」や「ラッキーカード」も復刻され、「ラッキーカードを送るとアルバムがもらえる」、「『新カードコレクション』という市販のチップス内で復刻できなかったカードや新たに発見されたエラーカードを復刻したカードなどがセットにされたBOXがもらえる」キャンペーンも実施された。2016年 - 映画『仮面ライダー1号』の映画館入場者(先着80万名限定)へプレゼントされた「仮面ライダー 魂のトリプルパック!!」において、カルビー全面協力のもと仮面ライダーカードが復刻封入された。(全4種類)なお復刻されたのは「仮面ライダーカード」のフォーマット(カードのサイズや裏面文章のフォント・紙の質感など)であり、写真自体は映画のスチールカットを用いた新撮画像。このほか、1998年に発売されたテレビゲームソフト『仮面ライダー (プレイステーション版)』の「デジタルカードモード」は、この商品のカードを元にしたコレクション要素が入っている。

出典:wikipedia

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