温禰古丹島(おんねこたんとう)は、千島列島の北部にある島。島の名前の由来は、アイヌ語で「オンネ・コタン(大きな・村→大きな村)」となる。ロシア名はオネコタン島 ()、英語表記はOnekotan。長さは北北東から南南西方向に 42.5 キロメートルで、幅は 11 キロメートルから 17 キロメートルほど。春牟古丹島の北方、春牟古丹海峡(ロシア名:クレニーツィン海峡)を挟んだ所にある火山島。北の幌筵島とは温禰古丹海峡(ロシア名:第4クリル海峡 )によって隔てられている。島の南北にそれぞれ存在するカルデラ湖が特徴的な島であり、北から順に次の通り。どちらもカルデラ湖の中に山が聳えている。海岸の多くの部分では切り立った断崖が続き、わずかに砂浜を交えている。東岸に黒石湾(くろいしわん)があり、北西岸には根茂湾(ねもわん)があるが、湾口が広く開けているため、良い投錨地とは言えない。本島には古来から占守島や幌筵島の千島アイヌが訪れ、ラッコやキツネを捕らえていた。所々に穴居の跡が見られ、明治の8、9年頃には若干の家屋もあったという。また、明治の初年頃には外国船が一艘、黒石湾の付近で難破し、遭難した船員が上陸して破船材を用いて二十棟ほどの屋舎を建て、一時的に居住したと伝えられている。また、戦前にはキツネが養殖されていた。日本の行政区分においては北海道根室振興局管内の占守郡に属していた。現在はロシア連邦が実効支配しているが、日本政府は、国際法上は所属未定であると主張している。現在、島にはロシアの国境警備隊が駐留している。
出典:wikipedia
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