『イエスタデイをうたって』は、冬目景による日本の漫画。大卒のフリーターとして登場した後、物語の進展とともに写真スタジオで働きはじめる主人公を中心に、歳の離れているふたりのヒロインや、個性的で深みのあるサブキャラクターたちが、恋愛、仕事、(美大)受験、家族、夢といった日常的な問題に直面し、一進一退を繰り返しながら、じぶんたちの未来をほんの少しずつ手探りしてゆく人間ドラマ。物語の主な舞台となるのは、“新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街”とされているが、横浜や金沢も重要な舞台として登場する。『イエスタデイをうたって』というタイトルは、忌野清志郎が率いたロックバンドRCサクセションの曲から採られている。後述通り『羊のうた』とは世界観を共有している。当初は『ビジネスジャンプ』(集英社刊)に不定期連載され、同誌休刊後『グランドジャンプ』に移籍し2015年13号まで連載された。2015年初夏に完結し、単行本は秋に第11巻(最終巻)が発売された。1年間の掲載が5回に満たないこともあり、第3巻が出てから第4巻が出るのに2年以上、第4巻から第5巻までほぼ3年かかるなど大きく間隔があく刊行ペースとなり、足掛け18年間という長期連載作品となった。第6巻発売と同時に、画集『―YESTERDAYS―』、完結に前後して、画集『―YESTERDAYS―2』がそれぞれ発売された。連載中期までは数話ごとに章立ての構成がとられており、それぞれ副題がつけられていたが、8巻からはそのようなスタイルではなくなっている。大学を卒業したものの職に就くことなく、フリーターとして特に目標もないまま過ごしているリクオ。そんなある日、カラスを連れた黒ずくめの少女・ハルが現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつての想い人・榀子が東京に戻ってきたことを知る。本作品と同作者の代表作『羊のうた』はリンクしており、両作に登場する木ノ下兄弟を介して時間軸を見極めることが出来る。つまり、『羊のうた』第1巻に相当する時間は、本作に当てはめると第3巻と第4巻の間(第3巻終わりで4月初旬、第4巻始まりで8月頃)ということになる。時間の進み具合が全く違うので、『羊のうた』最終巻45、46話は、本作第4巻の「思い出に帰る人達」と同時期(ともに冬)である。物語の主要人物が携帯電話を使わないという特徴がある(主要人物以外は頻度は低いものの使用しているため、時代設定によるものではない模様)。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。