モズヒタキ科(モズヒタキか、学名 )は、鳥類スズメ目の科である。モズビタキ科・フエドリ科とも。モズヒタキ(百舌鶲)と総称される。東洋区・オーストラリア区・オセアニア区(南アジア・東南アジア・オーストラリア・ニューギニア・太平洋諸島)に生息する。主に昆虫を捕食する。系統樹は Norman "et al." (2009)などより。モズヒタキ科はカラス上科に含まれ、カラス上科の中ではカラス科など7科からなる系統と近縁だが、コウライウグイス科 がさらに近縁な可能性がある。 (1946) により、拡大したヒタキ科 のモズヒタキ亜科 とされた。ただし当時のヒタキ科の亜科はのちの科に相当する。ハシブトモズビタキ亜科 が分離されることもあった。Beecher (1953) はカササギヒタキ科 に含めた。Sibley & Ahlquist (1990) は、モフアムシクイ属・アカガオゴジュウカラ属を加え、拡大したカラス科にモズヒタキ亜科として含めた。これはのちの科に相当する。モズヒタキ亜科は4族(亜科に相当)に分けられ、うち2族は新たに加えられた属からなる単型属、2族は伝統的なモズヒタキ科を2分したものである。アカガオゴジュウカラ属を加えることはのちの分子シーケンス系統 (Scott 1997) でも支持されたが、他は支持されなかった。Dickinson (2003) は、モズヒタキ科からモズガラ科 ・モズツグミ科 に分離した。表のIOCチェックリスト1.6はその2科に関しては Dickinson に従っている(その他は同じとは限らない)。これらとモズヒタキ科の計3科は近縁と考えられた。その後 Jønsson "et al." (2008)や Norman "et al." (2009) などにより、モズヒタキ科に含まれる属と除外される属がほぼ確定した。伝統的にモズヒタキ科とされていたニュージーランドツグミ ・ミドリモズヒタキ ・キンガオモズガラ は、系統的に大きく離れている。ニュージーランドツグミはおそらく、ニワシドリ上科(ニワシドリ科 + キノボリ科 系統)に近縁か含まれる。ミドリモズヒタキはスズメ小目レンジャク上科の単型科ミドリモズヒタキ科 に分離された。キンガオモズガラはミツスイ上科のトゲハシムシクイ科 に移された。Sibley & Ahlquist (1990) によりモズヒタキ科に移されたアカガオゴジュウカラ属 ・モフアムシクイ属 は、いずれもモズヒタキ科には含まれない。アカガオゴジュウカラ属はカラス上科内の単型科オーストラリアゴジュウカラ科 に属す。モフアムシクイ属はカラス上科内の離れた位置にある。伝統的にモズヒタキ科とされていたホオダレモズガラ の系統位置には議論があり、モズヒタキ科内の基底またはカラス上科内の離れた位置にある。フイリモズビタキ はカラス上科内の離れた位置にある。おそらくメガネヒタキ科‐ヤブモズ科系統内部にあり、メガネヒタキ科に含まれるかもしれない。カンムリモズピタキ ・アカエリモズヒタキ ・カンムリモリモズ は、カラス上科内の離れた位置にあり、カンムリモズビタキ科 に分離される。有毒鳥類を中心に6種がまとめられていた 属は多系統であり、系統的には4属に分割される。そのうち 属はコウライウグイス科 に、カンムリモリモズ は新設されたカンムリモズビタキ科に移された。モズヒタキ科には 属(モズツグミ属 に含める説あり)とクロモリモズ が残るが、科内では互いに近縁ではない。国際鳥類学会議 (IOC) より。ただし Norman "et al." などに基づき 属は4属に分割し、科の範囲を系統的に修正した。
出典:wikipedia
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