国道121号(こくどう121ごう)は、山形県米沢市から福島県会津若松市、栃木県日光市を経由して同県芳賀郡益子町に至る一般国道である。山形県米沢市から、福島県喜多方市、会津若松市、栃木県日光市、宇都宮市などを経て、栃木県益子町に至る幹線道路。山形県の置賜地方から福島県の会津地方を南北に縦貫して関東平野へ南下する。豪雪地帯で、かつて交通難所として知られていた山形・福島県境の飯豊連峰・大峠は、いくつものトンネルを繋ぐ大峠道路で越えて行く。福島県から栃木県境にかけて国道121号のほか、国道352号・400号の3重複区間となっている。日光市内では国の特別史跡で特別天然記念物に指定されている日光杉並木が有名である。一般国道の路線を指定する政令に基づく起終点および経過地は次のとおり。国道指定当初は宇都宮市から今市市までを国道119号と重複して米沢市に至る路線であったが、1993年に起終点を交換のうえで、今市市から終点側の経路を国道352号と重複して鹿沼市を経由し、宇都宮市南部を通過して芳賀郡益子町に至る路線に変更された。山形・福島県境の大峠は、かつて未舗装の荒れた狭隘な道路で繋いでいたことから、酷道の名所として知られていた。1990年代になってこの区間が改良され、7つのトンネルと7つの橋梁で峠を越える大峠道路が開通している。福島県会津若松市内は、会津盆地を縦貫するバイパス道路の整備が行われている。福島県から栃木県にかけて、国道121号・352号・400号の3重区間、日本の道100選にも選定された日光杉並木、宇都宮市内の宇都宮環状道路など多彩で、地域によって次々と道路の状況が変わるのも特徴である。福島県と栃木県の県境をまたぐ区間は、国道121号・352号・400号の3連重複区間で、この区間の道路わきには国内でも珍しく、3路線分だけ縦に3つ連なる国道標識が立ち並ぶ。同様に、鹿沼市内においても国道121号・293号・352号の3重複区間があり、同市中心市街でも3つ連なる国道標識が設置されている。大峠道路は当該項目を参照。山形県の米沢盆地、福島県の会津盆地、栃木県の関東平野をつなぎ、その途中には飯豊連峰、帝釈山地などの山岳地を越えてゆく。会津地方からは阿賀野川水系の阿賀川、栃木県側は利根川水系の鬼怒川沿いの山あいの谷間に沿って道路が延びる。道路沿線は、米沢、喜多方、会津若松、日光など日本有数の観光地と、芦ノ牧温泉や鬼怒川温泉など温泉地が多く集まる。福島県から栃木県にかけ、鉄道の会津鉄道会津線、会津鬼怒川線、東武鬼怒川線とほぼ並走する。
出典:wikipedia
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