『モヤモヤさまぁ〜ず2』(モヤモヤさまぁ〜ずツー、英称:"Complicated SUMMERS2")は、テレビ東京(テレビ東京系列などでもネット)で2007年4月13日から毎週日曜日の18:30 - 19:54(JST)に放送されている紀行バラエティ番組。さまぁ〜ずの冠番組。略称は「モヤさま」「モヤモヤ」。タイトルに「2」とあるが、「1」にあたる番組は存在しない。『テレビ的な見どころがないマイナーな街には「何があるか分からずモヤモヤする」ということで、この「モヤモヤ」を解消すべく、さまぁ〜ず(大竹一樹・三村マサカズ)とテレビ東京の女子アナウンサーが毎週、現地を訪れ、街の人々と触れ合いながらブラブラする』という街歩き番組。2007年1月3日にさまぁ〜ずと大江麻理子アナウンサーによって特別番組として放送されたものが好評を受け、同年4月に深夜帯でレギュラー放送が開始された。番組のキャッチフレーズは「世界一ドイヒーな番組」。由来は番組のコンセプト(後述)からであり、2008年3月に発売されたDVDに表記されたのをきっかけとして、以降もたびたびこのフレーズが登場している。当初は「(海外ロケをのぞき)東京23区から外に出ない」「メジャーなものは禁止(観光地には足を踏み入れない、土地の名物は口にしない、高そうな店では食事しない)」といった禁止事項があった。しかしゴールデンスペシャルでは、初の地方ロケとなる北海道や、東京23区外の花小金井でロケを行っているが、レギュラー放送では一貫して東京23区外と海外以外のロケはなかった。ゴールデン進出になってから、レギュラーでは初の地方ロケとなる博多を皮切りに、東京23区外や地方ロケも増えるようになる。2011年の箱根ロケから温泉が解禁となり、この回以降から次第にメジャーなグルメや施設を取り上げるようになり、東京23区内でも高級、オシャレなお店で食事をするシーンも増えた。2013年4月には、6年間レギュラーを務めた大江のニューヨーク支局転勤を受け、同年4月7日放送の「大江アナ卒業スペシャル」が放送された。以降は大江の後任として狩野恵里(テレビ東京アナウンサー)が出演している。番組開始から大江アナ卒業スペシャルまでは、モヤモヤさまぁ〜ず2の「2」のロゴカラーはレッドだったが、狩野に変わってからイエローに変更された。2010年4月から『田舎に泊まろう!』に代わって、日曜日19時台に移動することが決まった。2010年2月26日の放送で、3人の前に現れた伊藤隆行プロデューサー(以下、「伊藤P」と表記)から直接告げられるが、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)や『熱血!平成教育学院』(フジテレビ)など強豪番組の裏。出演者3人、伊藤P本人も複雑な反応を示した。この枠移動について伊藤Pは、「目先の数字ばかり気にしてる現状を変えたい」という編成局長の方針を受け、「(テレビ東京深夜の)バラエティ番組が持っている質感を、ゴールデンタイムの視聴者に知ってもらいたい」「深夜を治外法権みたいにして好きなことをやるっていうのはそろそろどうなんだろう」と考え移動に踏み切ったと語っている。また移動について視聴者だけでなくスタッフや出演者、社内からも疑問視する声があるとしたうえで、「テレビが厳しい状況にあるなら、誰もが疑問に思うようなことをやってこそ、初めて視聴者に届くんじゃないか」と、『モヤさま』がこのまま長寿番組を目指すことに変わりはないと発言している。2013年10月から放送開始時刻を18:30に繰り上げることとなり、枠拡大後初回は3時間半SPを放送。これによりアニメ体制となっている水・木を除き、テレビ東京の週5本の番組が19時またぎになった。なお半年後の2014年4月からは、月・火・金の18:30開始体制から月・火曜は18:57、金曜は18:58に変更され、アニメ枠だった水曜は新番組『THEカラオケ★バトル』の開始に伴い、19:00開始から18:57開始に変更されたが、当番組は土曜日の『土曜スペシャル』と共に18:30開始体制は継続され、2016年4月から土曜日の『土曜スペシャル』の放送時間が当番組と同じになる。2015年10月4日から番組タイトルを『スペシャルモヤモヤさまぁ〜ず2』に改題したが、11月1日から元の『モヤモヤさまぁ〜ず2』に戻った。「テロップの色」はテロップの背景色で、文字はその上に白抜き表示される。なお、新春特番では白文字に色付きの縁取りが入ったものが用いられた。番組の冒頭はさまぁ〜ずの2人が軽いトークをし、遅れてアナウンサーが登場、その日に訪れる街について紹介する。その後、視聴者から寄せられたハガキ(内容はさまぁ〜ずとアナウンサーへの質問や視聴者の近況報告が多い)をアナウンサーが読み上げ、それに対して3人でトークした後に街に入るという流れ(前後編の場合は途中から)。番組の終わりは喫茶店やバー、旅館など滞在できる場所で迎える。これらの点はほぼ共通だが、それ以外の固定的な構成がなく、テレビ的でないマイナーな街(あるいはメジャーな街でも裏路地を入ったような所)をあえてとりあげるという実験的内容。さまぁ〜ずらが生活感あふれるリアルな街の人々・たたずまいとのからみや、普段は正統派アナとして活躍しているアシスタントアナウンサーのコミカルな一面が見られる。さまぁ〜ずが軽いセクハラをすることも恒例。随時、状況説明や出演者に対するツッコミなどが「モヤモヤPOINT」としてテロップで表示される。さまぁ〜ずの持ち味でもある「稚気に満ちたエロ芸」であるが、大江時代にはカメラワークにも同様の意図が窺えるときがある。大江は Quick Japanを始めとしたインタビューでこれに触れ、「セクハラのレベルが、男子中学生が女子中学生のパンツを必死に見るレベルなので気にならない」「普段のさまぁ〜ずの二人は大変紳士的なので許せてしまう」と語っており、毎回笑ってリアクションしている。また、大江が自ら「下」の方向の言動をしてしまうことも少なくない。「モヤモヤ」は当番組のメインコンセプトである。当初はメジャーな街の一角にあるテレビ的でないマイナーな街を取り上げるという中で「何があるか分からないのでモヤモヤする」という意味で用いられていた。しかし回を重ねるごとに、何とも言い表せぬ微妙な雰囲気としての意味で使われるようになってきている。業界用語でいう「ひどい」。当初は自然に使われていたものだったが、次第に当番組の特徴に当てはまる言葉として「世界一ドイヒーな番組」「KING OF ドイヒー」など、キャッチコピーとしても使われている。ウラの打ち合わせ場面や局アナの扱い、そもそも番組自体が急ごしらえの「むちゃぶり」的な始まりをしていることなど、「通常の番組ではあり得ない」放送の仕方をしていることを指す。2006年12月28日、テレビ東京会議室に呼び出されたさまぁ〜ずは、プロデューサー(伊藤P)から「1月3日の昼の1時間半分の枠が空いてしまった。急ごしらえの番組で繋ぎたいので何とか引き受けて欲しい」と頼まれる。向かう先は北新宿・西新宿・北池袋の3か所。しかも会議後すぐにロケに向かうという慌ただしさであるが、「とにかく街をブラブラして面白いものを見つけて盛り上げ、90分の尺(放送時間)を埋めて欲しい」とのむちゃな要望に戸惑いながらも、アシスタントの大江とともに目的地に向かう。2010年12月に開始された企画。その年の1月から12月に放送された回の中から番組内に登場した印象的な人物・シーンなどを部門別にピックアップし、ノミネートされた中から部門賞およびMVP(大賞)を選出していく。基本は年間最後の放送か新年最初の放送でOAされるが、2013年度のアワードに関しては公式サイト上の動画配信という形で公開された。MVPの受賞者にはハワイ州にあるザ・カハラ・ホテル&リゾートのバスローブが贈られ、胸部にその年の受賞者のネームが入る。バスローブは全国高等学校野球選手権大会の優勝旗のように毎年返還され、次年度のMVP受賞者へ送られる形式が取られている。なお、部門賞・大賞は「番組に関連した人の中で、当該の放送回を認知していない」人物が毎回選出を担当するが、VTRは一切見せずにさまぁ〜ずのエピソードトークだけで概要が説明される。DVD・Vol.22/23の特典映像に収録。なお、これらの曲はDVDへ収録される際に差し替え・カットが行われる。当初はテレビ東京のみの放送だったが、テレビ東京系列を中心にネット局が増えていった。
出典:wikipedia
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