帯広記念(おびひろきねん)は、帯広市が帯広競馬場で開催するばんえい競馬の重賞競走である。2014年度(2015年)の正賞は農林水産大臣賞、帯広市長賞、農業法人鎌田きのこ株式会社賞。1978年に創設された3歳以上のばんえい競走馬による重賞競走。ばんえい競馬のグレードでは、BG1に格付けされている。創設当初より帯広競馬場の看板レースとして施行されており、開催地は一度も変更されていない。1997年度(1998年)より正月開催期間中に施行するようになり、2000年以降は開催日も1月2日でほぼ固定(2002年は除く)され正月開催における最大のレースとして定着しているほか、広域場外発売も通常より拡大され、おおむね全国で発売している(発売個所は主催者発表で確認のこと)。本競走には2014年度(2015年)まで農林水産大臣より寄贈賞が提供されているが、2015年度(2016年)は不祥事の発生により農林水産大臣賞を返上した。2014年度の1着賞金は150万円で、以下2着37万5000円、3着18万円、4着12万円、5着7万5000円。2006年度までは帯広市のほか岩見沢市・旭川市・北見市でも市営によるばんえい競馬が開催され、それぞれの都市名を冠した記念競走(帯広記念・岩見沢記念・北見記念・旭川記念)が行われてきた。これらを総称して「四市記念競走(よんしきねんきょうそう)」と呼ばれることもある。このうち帯広記念・岩見沢記念・北見記念は3歳以上の馬によるBG1に格付けされ長年にわたり当地の看板レースとして施行されてきたが、旭川では(旧)旭川記念が4歳馬によるBG3の格付けで施行され、代わりに旭王冠賞(現・旭川記念)が上記3競走と同様の格付けで施行されていた。2007年度よりばんえい競馬が帯広市による単独開催へ移行した際、帯広記念を除く3競走も帯広での開催に変更されたが、このときに岩見沢記念と北見記念がBG2へ格下げ。旭川記念は4歳馬による重賞競走を廃止のうえ旭王冠賞を「旭川記念」に改称して存続し、BG3に格下げされた。なお、道営競馬(現・ホッカイドウ競馬)でも競馬場所在地を冠した記念競走(帯広記念・旭川記念・岩見沢記念)が行われていたが、いずれも1985年までに廃止されている。また、門別競馬場には競馬場所在地を冠した記念競走が当初から存在していない。本競走のばんえい重量は900kg前後で、ばんえい記念に次ぐ高重量が設定されており、約2ヵ月後に行われるばんえい記念へのステップレースとしても非常に重要とされている。古馬(5歳以上)のローテーションは本競走からチャンピオンカップを経てばんえい記念に向かったり、または本競走からばんえい記念へ直行する場合もあるが、多くは特別競走などを経ている。本競走の優勝馬が同年のばんえい記念も優勝したケースは、2000年以降だけでも2005年(スーパーペガサス)・2007年(トモエパワー)・2013年(カネサブラック)の3例がある。優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。