非ホジキンリンパ腫(ひホジキンリンパしゅ、、NHL)は、ホジキンリンパ腫(ホジキン病)以外の全ての多様な悪性リンパ腫を含む一群である。和訳はやや無理やりで、医療現場では通常英語名を使用する。日本では、びまん性大細胞型 (diffuse large cell type) が圧倒的に多い。日本ではホジキン病は少ないため、悪性リンパ腫の多くがこのびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫 diffuse large B cell lymphoma である。非ホジキンリンパ腫は、現在もっとも広く用いられている分類であるREAL/WHO分類によると以下のような疾患を含む(2004年6月現在: 今後新しい分類が提案される可能性は大いにある)。頸部や鼠径部、脇の下、鼻腔や顎部口腔などのリンパ節が腫大し、腫瘤の特徴は堅く無痛性である(風邪などの急性リンパ節炎の場合は柔らかく有痛性のことが多い)。ただし、1cm程度の肥大であればリンパ腫でなくとも体調などによりしばしば発生するものであり、炎症が軽度な場合や慢性的なリンパ節炎の場合など痛みが軽度かほとんどないことも珍しくないため、かかりつけ医の初期診断はリンパ節炎となることがある。症例によっては腫瘍が出る頃には病期が進行してしまっている場合もある。詳細は悪性リンパ腫#症状も参照。末梢血は正常または白血化している。診断は、患部リンパ節を一部摘出する組織生検の判定検査結果により行われる。最初に穿刺細胞診(針で少量だけ採取)を行うこともあるが充分なサンプルを採れず診断に至れないケースも多く、あくまで予備的である。診断が確定すると、レントゲン撮影、コンピュータ断層撮影 (CT)、PET、骨シンチ、患部および骨髄、髄液などの生検により病期判定および病態の詳細把握を行う。病期分類として国際的統一基準はまだないが、日本ではアメリカで開発されたAnn Arbor分類を用いることが多いと思われる。ホジキン病ほど病期(ステージ)が治療レジメンに影響しない症例もあるが、バーキットリンパ腫(かつては白血病に分類されていた)など進行の速い全身転移性の症例では、レジメン策定から寛解率、寛解後生存率に至るまでひろく影響し、高ステージ判定での予後は不良となりやすい。IPI(International Prognostic Index: 国際予後因子)は予後予測因子として有用である。
出典:wikipedia
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