GUILTY GEARシリーズ(ギルティギアシリーズ)は、アークシステムワークスが製作する2D対戦型格闘ゲームシリーズである。略称は「ギルティ」「GG」など。第1作は自社で販売し、ゼクス以降はサミーが販売元となっていたが、経営統合によりセガ(後のセガゲームス)に移管された。現在はアークシステムワークスの自社ブランドでの販売を行っている。なお、作品によってはピックパック・エアリアルが開発に関わっている。※用語や詳細なゲームシステムについては、GUILTY GEARの用語集を参照。キャラクターを前面に出したファンタジー系の世界観、派手なビジュアル、痛快なコンボシステム、ハードロック・メロディックスピードメタル風のサウンドなど、往年の格闘ゲームには見られなかった要素を含むことで多くのファンを獲得し、日本国外にまで進出するヒットシリーズとなる。なお、物語は「魔法の理論化により発生した紛争から生み出された生命体『ギア』を巡る多くの人々の戦い」を一貫して描いている。開発のトップを務めるゼネラルディレクター・石渡太輔は、システム・シナリオ・デザイン・BGM・ボイスキャストと大部分に関与している。そのため、キャラクター名や技名は石渡の趣味であるハードロックやヘヴィメタルのバンド名やプレイヤー名に由来するものが多い。1998年に第1作『GUILTY GEAR』がPlayStationで発売。対戦型格闘ゲームとしては多くのゲームシステムを盛り込み、その多くが他作品に影響を受けたものだったが、独自の世界観や美術、ゲームシステムは対戦型格闘ゲームの新たな可能性を感じさせるに足るものであった。2000年には、第2作『GUILTY GEAR X』がアーケードでリリースされ、前作を進化させた多彩なゲームシステムは対戦型格闘ゲームに新たな旋風を巻き起こし、一躍格闘ゲームの人気シリーズとなった。2002年には、第3作『GUILTY GEAR XX』を発売。ゲームシステムを洗練し対戦ツールとしての完成度をより高めたこの作品で、シリーズは黄金時代を迎えることとなった。その後は対戦ツールとしての完成度を向上させるため、マイナーチェンジ版を次々と発売した。その一方、『ISUKA』や『DS』など『XX』のフレームを基にしながらも対戦型格闘ゲームの範疇に留まらない作品を製作し、2014年現在におけるシリーズ唯一の正統続編『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』では、対戦型格闘ゲームから脱却した3Dアクションゲームとリアルタイムストラテジーを融合させた「メーレーアクション」という新ジャンルを提唱するなど、シリーズの多様な方向性を示している。2013年5月19日、パシフィコ横浜にて開催した「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」にて、シリーズ完全新作であるアーケードタイトル『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』が発表された。全てを一新し、ステージ背景やキャラクターが3Dとなっている。アーケード版は2014年2月20日に稼働。特殊なシステムを数多く持ち、それらを駆使することで自由度の高い攻防を展開できるが、その弊害としてシステムの把握に時間がかかるため、2D対戦型格闘ゲーム初心者にとってはハードルが高いことでも知られる。牽制技で主導権を取り合う、いわゆる「差し合い」より重点が攻めることに置かれている点が、本シリーズの大きな特徴である。特に相手の起き上がりを攻める「起き攻め」に顕著に現れており、起き攻めのパターンが非常に豊富かつそこからの連続技が強力。中には1回の起き攻めで体力の半分以上を奪うものがあるため、立ち回りなど他の要素が弱くても起き攻めが強いだけでキャラクターの評価が上がることもある。キャラクター間におけるバランスは、シリーズによってバラつきがあるため、一概には決められない。差が無いというわけではなく、むしろキャラクターの性能による相性が重要になっている。例えば、近距離での攻めに強いポチョムキンは接近戦を挑む必要があるチップに有利ではあるが、逆に小回りがきかないために遠距離戦重視のアクセルは非常に辛い。しかし、前述の起き攻めやシステムの利用により、下位とされているキャラクターでも上位キャラクターに勝つことは充分に可能である。なお、複数機種に移植されている作品は、単なる移植ではなくモード追加などを行っている場合も多い。本項では携帯機などで発売されている、GUILTY GEARの『PETIT』シリーズ、『Dust Strikers』について解説する。そのほかの作品については作品ごとの個別記事を参照されたい。2001年、ワンダースワンカラー版発売。システムこそ従来のシリーズとは大差が無いものの、キャラクターの頭身がSDとなっている。また今までのキャラクターの他にプチのオリジナルキャラクターであるファニーも登場する。また翌年9月には続編に当たる『GUILTY GEAR PETIT 2』(ギルティギア プチ 2)も出た。キャラクターデザインは、『1』・『2』いずれも岩崎恵美子が担当している。2006年10月5日、ニンテンドーDS版発売。2画面を生かした縦に長いステージ、無線通信による4人対戦に対応している。ストーリーは『GGXX』より少し後の話で、「あの男」が製作した暴走ギア「GIG」を巡る内容になっている。格闘ゲームというよりは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『ジャンプスーパースターズ』のような対戦アクションといった作りになっている。メインキャラクターの詳細はそれぞれの人物記事を参照。ゲーム本編が人気を博した事により、ドラマCD、コミック、小説等でメディアミックス展開がされた(それらの商品に関しては後述を参照)。PS2版『GUILTY GEAR X+』限定版では、約5分間のアニメーションも製作されている。このアニメは欧米へのプロモーションも兼ねていた為、殆どのキャラクターが字幕付きの英語で吹き替えられている。シナリオ担当は海法紀光。ファミ通文庫から刊行。著者は両作品とも海法紀光、挿絵は生みの親である石渡ゼネラルディレクターが担当。多くのキャラクターが小説オリジナル衣装で登場。2作品とも外伝ではなく本編に関わるストーリー。ソルの声優が花田光に、ボルドヘッドも塩沢兼人から近藤隆に変更されている。他のキャラは、ゲーム版と同一。
出典:wikipedia
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