川越車両センター(かわごえしゃりょうセンター)は、埼玉県川越市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮支社の車両基地である。埼京線・川越線・八高線(高麗川駅 - 八王子駅間の電化区間のみ)で営業運行に供する車両を受け持つ。川越線の指扇駅 - 南古谷駅間に立地し、両駅から出入区が可能である。なお、早朝から朝ラッシュ時にかけて指扇駅始発の埼京線の列車が、南古谷駅始発の川越線と埼京線の列車が設定されている。入区の場合はすべて大宮駅または川越駅からの回送列車として運転されている。当センターは、将来の編成数増強に備え、当初より留置線を拡張可能な用地を確保しているが、今後埼京・川越線に大幅な編成数増はなく、数本の編成数増の場合は駅での留置で対応する構想なので、拡張予定はない。また、本線と出入区線との分岐点(荒川橋梁の西側すぐ)から南古谷駅までの間は複線化用の土地が確保されており、一部は留置線として利用されている。武蔵浦和駅構内に武蔵浦和派出があり、異常時の初期対応などを行っている。「宮ハエ」…大宮支社を意味する「宮」と、川越を意味する「ハエ」(旧仮名遣い表記「かはごえ」に由来)から構成される。2015年4月1日現在の配置車両は以下の通り。E233系7000番台および205系0番台は、川越線の川越駅 - 大宮駅間と埼京線、および相互直通先のりんかい線で使用されており、直通列車の他にりんかい線内のみの列車の運用もある。「通勤新線」(埼京線)の車両基地は、本来東京都心に近い埼玉県浦和市(現・さいたま市)内に設置される予定であったが、用地捻出の困難さや地元の反対により頓挫した。次いで、通勤新線の直通先とされていた高崎線沿線に設置しようとしたが、やはり用地捻出は困難であった。そこで、川越線を電化し、沿線の広大な田園地帯に土地を取得して、当センターを設置したという事情がある。時間の問題から容易に土地取得ができる田園地帯を選択したために、大宮方面とは荒川を隔てた西側に所在しているが、荒川橋梁は構造上強風の影響を受けて運転見合わせまたは徐行運転することがある。運転見合せともなると電車の入出区ができなくなるため、運行本数は減少し混雑率が増加する。いったん運行トラブルが発生すると八高線・川越線・埼京線および直通するりんかい線のみならず、埼京線と池袋 - 大崎間で山手貨物線を共有して運行している湘南新宿ラインやその関連路線・列車(横須賀線・総武快速線・東海道本線・宇都宮線・高崎線・「成田エクスプレス」など)にまで連鎖的にダイヤの乱れが発生する事態に至る。しかし、移転場所の確保はもちろんのこと、巨額の費用がかかる当センターの移転は困難である。現状では地元自治体から要望が出ている川越線の複線化に加えて、荒川橋梁の防風対策強化が現実的な対策となっている。
出典:wikipedia
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