『大いなる旅路』(おおいなるたびじ)は東映東京撮影所が1960年に製作した日本映画である。国鉄の機関士とその一家の30年にわたる物語である。盛岡を中心とした岩手県を舞台に、とある機関士の、若き日から戦中戦後を経て定年(55歳)で国鉄を退職するまでを描いたもの。この映画の中での機関車転覆事故は実際に1944年3月12日、山田線の平津戸駅と川内駅の間で蒸気機関車C58283牽引の貨物列車が転覆した事故をモチーフにしている。映画では同じ山田線の浅岸駅で蒸気機関車18633を実際に盛岡鉄道管理局長立会いで脱線転覆させて撮影を行った。本作は国鉄OBでもある社長の大川博が唯一自ら企画したとされ、実車を使用した事故再現シーンも大川と国鉄の結びつきがあって生まれた面があり、東映は国鉄から表彰も受けるなど良好な関係を築いていた。また、監督の関川秀雄の実兄は、国鉄でのちに新幹線開発にかかわり、鉄道運転局長や北海道総局長などの要職を務めた関川行雄であった。これらの関係を前提に企画された『新幹線大爆破』で、東映は国鉄から思わぬ拒絶を受けることとなる。椎橋俊之『SL甲組の肖像 1』ネコ・パブリッシング ISBN 9784777004270
出典:wikipedia
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