ディオナー・ファビアン・ナバーロ・ヴィヴァス（Dioner Favian Navarro Vivas, 1984年2月9日 - ）は、ベネズエラのカラカス出身のプロ野球選手（捕手）。右投両打。MLB・トロント・ブルージェイズに所属。名前はメディアによって表記が様々だが、発音上「ディーアナー・ナバロ(dee-Ah-ner na-VAR-oh)」がより近い。(母音の後ろの「h」は長音ではなく母音のローマ字読みを意味する）に16歳でニューヨーク・ヤンキースに入団。マイナー時代から超有望株として知られ、ホルヘ・ポサダが移籍、引退した後の正捕手として期待されていた。9月7日にメジャーデビューし、初打席で初安打を記録している。この年は5試合に出場。1月11日にランディ・ジョンソンの交換相手の一人としてアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。同日、今度はショーン・グリーンの交換相手の一人としてロサンゼルス・ドジャースに移籍。ドジャースでも未来の正捕手として期待され、2005年は50試合に出場。はサンディー・アロマー・ジュニアを教育係に本格的に正捕手定着を目指したが、故障者リスト入りしているうちにラッセル・マーティンが正捕手に定着してしまった。2006年6月26日にトビー・ホールらとのトレードで、タンパベイ・デビルレイズへ移籍。その直後に自動車の横転事故を起こした。は、前半戦打率が2割に届かないなど打撃は不調だったものの自己最多の119試合に出場した。は前半戦打率3割で折り返し、オールスター初選出。後半戦はやや失速し、打率3割を逃したが、攻守に渡ってレイズの球団初のリーグ優勝に貢献。は前年と打って変わって打率.218・8本塁打・OPS.583・盗塁阻止率26.5パーセントと攻守に精彩を欠いた。も開幕から打撃不振に陥り6月下旬からAAA級ダーラム・ブルズに降格。AAA級ダーラムでは43試合の出場で打率.284・2本塁打・OPS.777の成績を残した。2010年12月8日にドジャースと1年契約を結ぶ。も8月まで64試合の出場で打率.193、5本塁打、OPS.600と不振を極め、8月30日に解雇される。1月16日、シンシナティ・レッズと契約を結ぶ。2012年11月15日にはシカゴ・カブスと年俸175万ドルと出来高25万ドルの1年契約を結んだ。10月31日にFAとなった。2013年12月2日にトロント・ブルージェイズと2年800万ドル（2014年が300万ドル、2015年が500万ドル）の契約を結んだ。は、シーズン通じてブルージェイズの正捕手格として起用された。自己ベストとなる139試合に出場し、自身初めて規定打席に到達した。打撃成績は、打率.274・12本塁打・69打点・3盗塁であり、2年連続での2ケタ本塁打と自己最高の69打点を記録した。得点圏打率は.343という高率だった。オフには、ドジャース時代のチームメートのラッセル・マーティンが移籍してきたため、トレード候補に浮上した。しかし、移籍することなくもブルージェイズで開幕を迎えた。マーティンが正捕手を務め、バックアップ捕手として54試合に出場し、打率.246・5本塁打・20打点という打撃成績を残した。守備面では、捕手を39試合で守って4失策を犯したが、自慢の強肩を活かし、盗塁阻止率は39%という高率だった。オフの11月2日にFAとなった。2015年12月4日にシカゴ・ホワイトソックスと1年400万ドルの契約を結んだ。は、移籍するまで正捕手格で起用され、85試合に出場。打撃成績は打率.210・6本塁打・32打点という内容だった。守備面では83試合でマスクを被ったが、8失策・守備率.987・DRS - 12と拙守だった。8月26日、コルトン・ターナーとのトレードで古巣ブルージェイズに復帰した。ブルージェイズでは16試合に出場し、通算1000試合出場を達成したが、打率.182・3打点・DRS - 2と、攻守両面で寂しい成績だった。ホワイトソックスとの合計では、101試合で打率.207・6本塁打・35打点・1盗塁・OPS0.587・9失策・守備率.987・DRS - 14 (捕手守備は90試合) という成績だった。ヤンキースのマイナー時代、捕手としての能力が高いだけでなく、打撃でも期待が出来ることから、イバン・ロドリゲス（ニックネームはパッジ）に因んで、リトル・パッジというニックネームをつけられた。デビルレイズ移籍後は正捕手の座を手に入れたが、今一つ伸び悩みの感もある。しかしまだ若く、強肩であり、バットコントロールも上手い選手なので、チームからの期待は大きかった。しかし近年は正捕手の座を失い、出場機会は減少している。兄のデウィスも野球選手で、現在はリーガ・エスパニョーラ・デ・ベイスボルでプレーしている。

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