福田 平(ふくだ たいら、1923年11月4日 - )は、日本の法学者。一橋大学名誉教授。専門は刑法学。法学博士(東京大学、1962年)(学位論文「違法性の錯誤」)。東京市麹町区(のち千代田区)出身。山名寿三(国際法学者)は義父。東京大学で大塚仁と共に団藤重光の指導を受ける。同い年の大塚とは生涯にわたり深い親交を保つ。福田ゼミナール出身者には、刑法学者の橋本正博(一橋大学教授)、刑事訴訟法学者の宮城啓子(元筑波大学教授)、刑事法学者の村岡啓一(一橋大学教授)、上口裕(南山大学教授)、比較法学者の青木人志(一橋大学教授)などがいる。その刑法学説は、師である団藤と同じく後期旧派に属するが、戦後ドイツの刑法学者ハンス・ヴェルツェルの刑法理論を日本に紹介し、行為論において、目的的行為論をとり、行為を主観客観の全体的構造をもつとした上で、違法性論において、行為無価値論にたった。違法性の錯誤については、違法性の意識は故意とは無関係であるが、違法であると思わなかったことに相当の理由があれば責任を阻却するという厳格責任説をとる。その後、結果無価値論にたつ平野龍一から、刑法の倫理化を招くものと批判されると、行為無価値とは社会倫理とは別個独立のものだと反論し、論争を繰り広げた。
出典:wikipedia
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