筋子(すじこ)とは、サケ科魚類の、卵巣に入ったままの卵。または、その塩蔵加工品。その名の通り、筋(スジ)のような卵巣膜によって卵が繋がっている。この卵巣膜を取り除きバラバラにしたものをイクラもしくはバラ子と呼ぶ。卵巣膜から卵を外す前のものは、全て筋子と呼ばれるが、流通している物のほとんどが塩蔵加工品であり、特に断りなく筋子と言うとほとんどは塩蔵品である。このため特に未加工の筋子を生筋子と呼んで区別をつける。東北地方においては、塩蔵品を「筋子」、未加工品を「腹子(ハラコ)」と呼んで区別するので注意が必要。平安時代、905年(延喜5年)の醍醐天皇による延喜式には、サケとその加工品として「内子鮭(こごもりのさけ)」と読み、子籠りの鮭、つまりすじこをもったサケを食したと見られる。イクラとして加工するか、塩漬けにするかして食べることが多いが、この他にも醤油漬け、粕漬けなども作られる。いずれも味をつけ込んだ物を生でそのまま食べるものであり、火を通すことは稀である。筋子としてそのまま食べるには、皮の柔らかい未熟な物が好まれ、ある程度成熟した物はイクラに加工される。河川に入り遡上をはじめた魚の筋子は、ほぼ完全に卵がほぐれて、ゴム毬のように硬くなっており食用には適さない。魚の種類に応じて次のようにも呼ぶ。「サケ子」の様に「子」だけ漢字を使いカタカナ表記されることが多い。またイクラに加工すると「紅イクラ」のように「子」を「イクラ」に変える。筋子は魚卵類の中では高価であり、シロサケの物が最も商品価値が高いが、外食産業向けにはやや安価なギンサケやカラフトマスの物のが流通する。
出典:wikipedia
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