カシオペヤ座 (Cassiopeia) は、北天に見られる星座。トレミーの48星座の1つ。5個の2, 3等星がローマ字のWの形に並ぶ。周りには、他に明るい星が無いので、比較的探しやすい。ポラリス(現在の北極星)を探すために用いられる。北極に近い地方では、現在、この星座は一晩中見える周極星となる。もし、ケンタウルス座α星から地球と太陽を見るならば、その位置はカシオペヤ座にあるように見えるはずである。α星、β星、γ星の3つの2等星がある。以上5つの星が、カシオペヤの独特な「W」字を形成する。カシオペヤ座は、超新星残骸を2つ持っている。古代アラビアでは、「ヘナで染めた手」と呼ばれていた。ヘナ(マニキュアの顔料)で爪を染めた女性の五本の指に見えることを由来とする呼称である。カッシオペイア(カシオペヤ座)は、エチオピア王ケーペウス(ケフェウス座)の妻で王妃であり、アンドロメダー姫(アンドロメダ座)の母親である。自慢好きの王妃で、カッシオペイアが「自分の美貌はネーレーイス(海のニュムペー)に優る」と自惚れたことに腹を立てたネーレーイスたちがポセイドーンに訴えたところ、ポセイドーンはエチオピアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし、災害を引き起こした。ケーペウスが神託を立てたところ、災害を止めるにはアンドロメダーをケートスに生贄として捧げなければならないとのことだった。神託に従ってアンドロメダーは生贄に出されたが、勇者ペルセウス(ペルセウス座)によって助けられた。カシオペヤ座は北半球の大部分の地域では水平線下に没することがない。これは、ポセイドンが彼女が海の下に降りて休息する事を許さず、為に彼女は常に天空を巡り続けているからであるという。その特徴的なWの形から「錨星」「山形星」などの呼称が伝わっている。日本では、1944年1月に学術研究会議から刊行された小冊子でカシオペイア座を正式とし、カシオペヤ座も並行して使ってよいとされた。その後、1957年から1960年にかけての日本学術会議で議論の結果、カシオペヤ座のみが正式な呼称とされ、1989年に刊行された「学術用語集」天文学編でもこの結論が引き継がれている。しかし、カシオペア座と表記されるケースも見られる。
出典:wikipedia
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