浦風型駆逐艦(うらかぜかたくちくかん)は、大日本帝国海軍の駆逐艦の艦級。同型艦2隻。明治44年度計画で建造された駆逐艦。白雲型以来の外国に発注された艦であり、イギリスのヤーロー社で建造された。ディーゼルエンジン搭載予定であったが、第一次世界大戦の勃発でドイツ、フルカン社の減速ギアが入手不能となりタービンのみが搭載された。江風は建造途中でイタリアに売却された。浦風型は江風を売却したために浦風単艦となったため、独自の駆逐隊を編成するに至らなかった。同じく横須賀鎮守府籍の海風型駆逐艦からなる第十六駆逐隊に編入されたが、1年4ヶ月で浦風は駆逐隊から離脱した。後継の磯風型駆逐艦は一個駆逐隊の定数4隻がそろっているため、浦風の引き取り先はどこにもなかった。浦風は第十六駆逐隊が第一艦隊第一水雷戦隊に属していた大正4年12月1日に追加された。同月13日に十六駆は第二艦隊第二水雷戦隊に転籍するが、大正7年度編成が定められた大正6年12月を待たず、大正6年4月1日に浦風は十六駆から離脱したため、同時に二水戦を去っている。浦風編入までの海風型2隻からなる十六駆の変遷は海風型駆逐艦#駆逐隊・掃海隊の変遷を、浦風離脱後の変遷は海風型および楢型駆逐艦#駆逐隊・掃海隊の変遷を参照。
出典:wikipedia
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