オーラ・バトラー (Aura Battler)は、アニメ『聖戦士ダンバイン』及びその派生作品に登場する架空の兵器。オーラマシンの一種で、オーラ力と呼ばれる人の精神エネルギーを動力源とする人型戦闘用ロボットの総称である。アの国の一地方領主であったドレイク・ルフトがバイストン・ウェル支配を目論んで地上より召喚したロボット工学者ショット・ウェポンに研究させ完成させた。オーラ・バトラーは、装甲や駆動系がバイストン・ウェルに棲息する巨大な強獣の甲殻や筋肉組織を利用して構築されている。また機体の制御を行うコンピューターやセンサーに相当する物として、人間に近い小型生物の脳や三半規管を用いている。その為、使用される強獣の個体数により生産される機体数が限られる事となる。搭乗者のオーラ力を動力源とし、背部に設置されたオーラ・コンバーターと昆虫の様な二対の翅によって飛翔する。但し、翅は空力を利用する為に適時展開・収納を行うが駆動によって推力を生むものではなく、飛行はオーラ・コンバーターに内蔵されている推進機を主として行われる。また、現実の航空機等と同じように、オーラ・バトラーの航続距離には限りがあるとされる。コクピットは胸部内側を占めており、前面キャノピーはマジックミラーになっていて外景視界を得ている(側方は頭部カメラの映像がモニター表示される)。操縦桿やスロットル等の機器も補助的に設けられてはいるが、実際はオーラ力のみで自在に動かす事が可能である。主兵装は剣(オーラ・ソード)であるが、他に火器類も装備・内蔵している。開発された当初は各国ともドレイクよりオーラ・バトラーを購入していたが、その後、独自に技術力をつけ始めると自国での生産も可能になった。戦場における人型オーラ・マシンの効果は絶大で、敵に与える心理的影響は計り知れなく、運用法次第では無血で勝機を呼び込むことも可能であったが、そのオーラ・マシンの開発競争が結果としてバイストン・ウェル全土に戦火の拡大を招く原因となった。その後、一向に戦火が収まらない事に苛立ちを見せ始めたエ・フェラリオの長ジャコバ・アオンは、そのもてる能力の全てを使い、オーラ・マシンとそれに関わる全ての者を地上へと放逐した。地上でのオーラ・マシンは、バイストン・ウェルにいる時とは比較にならない程の火力を発揮し、また、オーラ・バリアーにより地上の兵器では損傷を負わす事さえ困難であった。各国戦闘機のミサイルが命中してもオーラ・バトラーの一機すらも落とせず、当初は米軍でさえも戦果ゼロであった。アニメの企画段階では、オーラ・バトラーは巨大な石像風で頭部は鳥人風にデザインされた物もあった。これは途中から現行の甲虫を思わせるデザインに変更されている。アニメ『リーンの翼』に登場するオーラ・バトラーの映像描写は、初出である『聖戦士ダンバイン』の物を含む、既存のメディアに於けるオーラ・バトラーのイメージとは大きく異なる物となった。基本的な設定としては『聖戦士ダンバイン』と変わらず、装甲や駆動系はバイストン・ウェルに棲息する巨大な強獣の甲殻や筋肉組織を利用して構築されており、使用される強獣の個体数により生産される機体数が限られる、と言った根底となる作品世界での位置付けは同様である。しかし、作中冒頭の戦闘に使う家畜(馬など)の様なある程度の自律した意思を持っている様子が描かれている。世界観設定に於ける人型兵器としての位置付けや、昆虫をモチーフとするデザインライン等はTVアニメ版『聖戦士ダンバイン』のオーラ・バトラーと変わる事はないが、メカデザインを手懸ける篠原保、沙倉拓実の手により『リーンの翼』独自のスタイルとなっている。以下で説明する。
出典:wikipedia
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