日本バスケットボールリーグ(Japan Basketball League)は、2007年から2013年まで開かれた男子セミプロバスケットボールリーグである。略称は「JBL」。マスコミ報道では「日本リーグ」を使用する事が多い。理事長は伊藤善文。また、JBLに代わり発足されるナショナル・バスケットボール・リーグを運営する一般社団法人でもある(後述)。2007年、バスケットボール日本リーグ機構(旧JBL)のスーパーリーグはプロリーグ化を前提に新リーグ日本バスケットボールリーグへ移行した。略称は引き続きJBLを使用するが、ロゴは一新された。本項では旧JBLと便宜上分ける必要がある場合「新JBL」と表現する。発足までの経緯については「プロリーグ構想 (バスケットボール)」を参照。新JBLは協会から興行権を始めとする様々な権利の譲渡を受け、日本協会から独立した運営となる。また、トライアウトを行い段階的にプロリーグ化を進め、将来の社団法人化を目指していた。当初参加チームを募集した結果、旧JBLスーパーリーグ傘下の7チーム、および当時の2部組織であった旧日本リーグの1チーム、その他の一般公募2チームを含めた参入内定10チームとして発表してリーグ戦を行う予定だった。その後、旧日本リーグ・一般公募の3チームについては財政基盤や選手補強など運営面の状況を踏まえて審査した結果、レラカムイ北海道のみの参入を認め、残った栃木ブレックスと千葉ピアスアローバジャーズの2チームの加盟は保留となり、8チームでの開幕となった。旧日本リーグはJBL2に移行したが、入れ替えは行わず、JBLへの昇格も1チームのみにとどまった。2013年から新トップリーグとしてナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)が発足された。これに伴い、1967年より組織及び正式名称を変えながら続いてきた「日本リーグ」「JBL」は同年を以って46年の歴史に幕を降ろすことになった。当初はJBLとbjリーグの統合による完全トッププロリーグを目指したが、企業チームがプロ化に難色を示したため、企業チーム維持での参加を条件付で認め、これにbjリーグ側が反発。結果、初年度のbjからの参加は千葉ジェッツのみにとどまった。また、パナソニックは休部のためNBLへの参加は取り下げとなった。パナソニックを除くJBL7チームはNBLに参加。参加チームは年会費として1000万円をJBLに支払う。レラカムイ北海道の運営会社、ファンタジアエンタテイメントがJBLから除名された際、年会費を滞納していたことが除名理由の一つになった。JBLは新規参入チームを公募し、審査の上でJBLに加入させチームの増加を行っていく予定であった。法人として設立された上で、トップリーグに相応しい競技力とホームタウンを持つ事が条件である。2008-09年度はオーエスジー転籍のためJBL2のチームの中からリンク栃木ブレックスの1チームを選んだ。2009-10年度以降はJBL2所属の有無は無関係に条件を満たした団体から選出する。2009-10年度の応募期間は2007年10月9日~2008年3月31日で、新規参入チーム内定は2008年6月30日だったが、応募チームは1チームもなかった。原因はなどが挙げられる。16チーム2ディビジョン制を目指していた。8チームによる6回戦総当たりリーグ戦で行われる。ホームゲームは各チーム主管20〜22試合で、そのうち3分の2をチーム活動区域で、残りを中立地域で開催する。1月は全日本総合バスケットボール選手権大会の中断後、後半戦に入る。2008-09シーズンまでは5回戦総当りで、2回戦ホーム・アンド・アウェーの他、リーグカード(リーグ主管の試合)各1回戦が行われていた。リーグカードは基本的には中立地域での開催であるが、いずれかのチームのホームで開催される試合もあった。レギュラーシーズン上位4チームによる順位決定戦。レギュラーシーズン1位vs4位、2位vs3位による2戦先勝方式のセミファイナルとセミファイナルの勝者2チームによる3戦先勝方式のファイナルで構成。セミファイナルは2010-11シーズンよりホーム・アンド・アウェー方式を採用。ファン投票・監督推薦で選出された選手による2チームの対戦。JBLでは通常のタイムアウト(レギュラータイムアウト)の他に「TVタイムアウト」と呼ばれる独自のタイムアウトを実施する。第1・3ピリオドはそれぞれ最初の2回、第2・4ピリオドはそれぞれ最初の1回のタイムアウトをTVタイムアウトとして90秒間となる。TVタイムアウトを使った後は60秒のタイムアウトとなる。タイムアウトは1チームにつき前半2回、後半3回与えられる。このTVタイムアウトは日本で開催された2006年バスケットボール世界選手権でも採用された。これに近いものとしてbjリーグ、NBAで「オフィシャルタイムアウト」が存在する。登録区分はI種とII種の2種類。「JBLチーム登録申請書」および「JBL選手登録書」をJBLに提出の上で選手登録を行う。2009-2010シーズンでは、以下の表彰が行われる。2008-09シーズンは、スカイ・A sports+で録画を中心に(一部生中継もあり)、オールスター・プレーオフも中継する。主に、関西地区で開催される試合を中心に中継する(スーパーリーグ時代から中継)。また、興行権を行使するチームでは地元地上波あるいはCATVで試合中継を行う場合もある。これまでの放送実績及び放送が予定される地元地上波あるいはCATVは、北海道が北海道放送・北海道テレビ放送・テレビ北海道、栃木がとちぎテレビ、三菱電機がスターキャットチャンネルとなっている。なお、北海道テレビ・とちぎテレビ・スターキャットでの放送は原則スカイ・エーとの共同制作であり、後日録画中継で配信している。2008年11月22日に金沢市総合体育館で開催されたアイシンvs日立戦は24日に地元局である北陸放送で録画中継された。なお、2007-08シーズンには、BS-i及びTBSチャンネルでも中継していた。こちらは、主に関東地区で開催された試合を中心にレギュラーシーズンを基本的に毎週1試合、プレーオフを放送していた。番組名は「DUNK J JAPAN BASKETBALL LEAGUE」。2011-12シーズンには栃木戦が栃木放送で2回、ラジオ生中継されている。前述のように、bjリーグは日本連盟から脱退したチームが創設したリーグであるため、創設当初は日本連盟は一切関わらない姿勢を見せていたが、世界選手権における混乱などにより、近年は関係正常化へ模索している状況である。近年ではbjリーグでプレーした選手がJBLに移籍する傾向も見られる。2010年には日本協会・JBL・bjリーグの3者で次世代型トップリーグの創設に関する覚書を調印した他、アジア大会では石崎巧がbjリーグ所属選手として初めて日本代表に選出された。JBL所属8チームの内訳は企業6チームとプロ2チームで、企業チームが圧倒している。また、これらの企業チームは1990年代あるいはそれ以前からトップリーグに在籍する一方、プロチームは新JBL発足以降に結成された新しいチームである。そのため資金力でも企業チームの方が著しく勝っており、プロ選手と比べ給与こそ少ないものの一般社員と同じように手厚い補償も受けられる。一方、プロチームは練習環境も補償も劣悪な中で競技に専念することを強いられている。それでもリンク栃木は2009-10シーズンに初優勝を果たすも、もうひとつのプロチームである北海道は当初の運営法人が経営問題で除名され、成績面でもプレーオフまで辿りつけていない。リーグ名としての日本バスケットボールリーグは前出の通り2013年を以って終了したが、その後身であるNBLを運営する組織として、7月1日付で公益財団法人日本バスケットボール協会 新リーグ運営本部を発展的解消する形で一般社団法人日本バスケットボールリーグが設立された。なお、下部リーグに当たるナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ(NBDL)は、別組織として日本バスケットボール育成リーグを設立する。
出典:wikipedia
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