下風呂温泉(しもふろおんせん)は、青森県下北郡風間浦村下風呂(旧国陸奥国)にある温泉。下北半島最北端にある大間温泉(大間町)、桑畑温泉に次ぐ、本州で3番目に北に位置する温泉である。源泉井は3つある海岸沿いの山肌に、大湯・新湯という2つの共同浴場のほか、旅館や民宿が立ち並ぶ。共同浴場は湯船が深く埋め込まれ、昔の銭湯を思わせる素朴な造りとなっている。温泉街では2005年7月1日より、「遊めぐり」という湯巡手形が発行されていて、湯めぐりを楽しめる。温泉街には、未成線である大間線の遺構が多く残り、「海峡メモリアルロード 」として遊歩道整備されている。温泉名は、この地域のことをアイヌ語で臭い岩を意味する「シュマフラ」と言っていたことに由来する。室町時代からの歴史を持ち、康正年間の地図には「湯本」との記載がされている。当時はは、凍傷に効能がある温泉として知られていた。1656年には、南部藩藩主南部重信が入湯している。古くはニシン漁師の湯治場として栄え、現在はイカ漁の行われる漁港として温泉街が成立している。今でも夏から秋にかけてイカ釣り漁船の漁り火を見ることができる。井上靖は昭和33年、この温泉地で小説「海峡」を執筆し、作品の舞台にもなっている。長谷旅館は「海峡」の宿として知られる。また、水上勉「飢餓海峡」の舞台にもなり、この作品は映画化もされている。
出典:wikipedia
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