神道政治連盟(しんとうせいじれんめい)は、日本の国民運動団体。略称名は神政連。神社界を母体として1969年に結成された神社本庁の関係団体である。現在の会長は、長曽我部延昭(伊豫豆比古命神社宮司)。「神道政治連盟国会議員懇談会(しんとうせいじれんめいこっかいぎいんこんだんかい)」についても述べるが、この組織は超党派議員による連盟組織であり、神道政治連盟と同一団体ではない。神社界を中心に構成される政治団体で「日本の歴史・文化・伝統を後世に伝えること」を活動目的としている。各都道府県ごとに都道府県本部を持ち、東京都渋谷区代々木1-1-2に中央本部を置く。所在地は神社本庁と同一である。英語名は「Shinto Association of Spiritual Leadership」である。昭和44年11月の神道政治連盟規約第四条によれば、連盟は事業として綱領の実現にむけて、政治に関する諸問題の研究調査並びに啓蒙普及・機関紙及び諸印刷物の発行・講演会の開催・選挙を通じて議員を国会その他に送ることを行う)。具体的な活動として各種フォーラム、「意」や「つばさ」などの冊子を発行している。会員は綱領に賛同し会費を納める満20歳以上の者及び法人から構成される。また神道政治連盟の趣旨に賛同する国会議員からなる議員連盟として「神道政治連盟国会議員懇談会」が存在する(後述)。1966年の神社審議会の答申の後1968年の「神道政治連盟(仮称)準備委員会規則案」では神職の議員を参議院に送り込むことが謳われたが、1970年の推薦の基準では「当分の間独自の候補を立てず、従来の神社関係議員を中心に推薦応援する」とされ、既存政党の議員や候補者を推薦する傾向にあった。新憲法の制定、靖国神社での国家儀礼の確立、道徳・宗教教育の推進、夫婦別姓制度の危険性主張、皇室の尊厳護持などの運動をしている。国民の祝日には玄関に日本の国旗を掲げることを推奨しており、連盟のウェブサイトでは国旗の掲げ方などをイラスト付きで解説している。神道政治連盟結成時の綱領は以下の5項目である。国政選挙において神道政治連盟はこれまで複数の候補者を推薦・応援してきた。2005年の推薦者の基準として以下を挙げた。神道政治連盟は下記の候補者を国会議員選挙で推薦・応援した。しんぶん赤旗は、神道政治連盟について「宗教界右派とされる」とした上で、自民党候補の推薦等に動きを見せていることを報じている。神道政治連盟国会議員懇談会は、神道政治連盟の理念に賛同を示す超党派の国会議員により構成される議員連盟であり、自民党を中心に304名(衆議院223名・参議院81名)が参加している(2016年2月12日現在)。昭和45年5月の「神道政治連盟国会議員懇談会規約」によれば、懇談会は「神道政治連盟の趣旨に賛同する国会議員をもって組織」するとされる。自身の信仰について問われることはなく、神道の布教は目的としていない。現在の会長は安倍晋三。第3次安倍内閣では、閣僚20人のうち19人が神道政治連盟議員懇談会の会員だとされる。これまで元号制定化、国旗国歌法、昭和の日制定、選択的夫婦別姓制度導入の阻止などの活動を行ってきた。
出典:wikipedia
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