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ロケットスレッド

ロケットスレッド(rocket sled)は、地上に敷設されたレールの上を、ソリ状の乗り物をロケット推進で走らせる装置、およびその乗り物。物体の加速などの実験に使う。名前のとおりロケットスレッドには車輪が無く、代わりに“スリッパ”と呼ばれる摺動体がある。機体が「離陸」してしまわないよう、通常の鉄道用レールの断面と同様のT型に出っ張っている部分を利用して、保持するようになっている。ロケットやミサイルなどの大型の射出物を空中に飛ばすことなく実験が行えるので、周りに残骸が飛ばず、レールに乗せて固定してあるので危険性が少なく、有人実験も行いやすいというメリットがある。しかしながら、レール建設または修理をするのに時間がかかるというデメリットもある。ロケットスレッドは第二次世界大戦末期の1945年3月16日にドイツによって有翼のA4bの地下のトンネルからの打ち上げに使用されたいう報告がある。第二次世界大戦の終結後のロケットスレッドはおおよそ試験施設として用いられ、アメリカをはじめ世界各地に存在している。アメリカでは冷戦の初期にパイロットが搭乗した航空機で実施すると危険であろう実験を行う為に考案され、幅広く使用されていた。装置は高加速または高速飛行時の状況下で試験に使用され、計測器のデータはスレッドに搭載された送信機で伝送された。スレッドは実験の需要に応じて加速度の設定がされデータ収集装置は隔離され試験線は精密に水平で直線に敷設されていた。のロケットスレッドでは、実験機や運用中の航空機を使用した試験に先駆けて射出座席の試験を行っていた。エドワーズ空軍基地の軌道はおそらくロケットスレッドの軌道としては最も有名であり、ミサイルの試験や超音速での射出座席の試験に使用されていた。航空機の形状と加減速の人への影響の調査に使用された。各種試験の終了後にエドワーズ空軍基地のロケットスレッドの軌道は解体され、ホロマン空軍基地の軌道を約10マイル(おおよそ16キロ)延長する為に使用された。無人のロケットスレッドは実際にミサイルを打ち上げる費用をかけずにミサイルの部材を試験する事が可能であり、再利用も比較的容易である為に使用が進められている。またロケットスレッドを使用しても進められている。ロケットスレッドの最高速度はホロマン空軍基地のものが2003年4月30日に現在世界最速のマッハ8.5(6,416 mph / 10,325 km/h)を達成している。無人では間違いなく地表最速の乗り物だが、たとえば自動車(の場合FIAのレギュレーションがある)などと違い、要するに「公認」記録のようなものがない。有人では、米軍による急減速が人体に与える影響の研究で指揮者ジョン・スタップ自ら実験台に志願した実験での、1954年12月の632mph(1017km/h)が知られているが、1980年代の自動車の速度記録に抜かれるまで、彼は地表最速の人であった。マーフィーの法則はロケットスレッドの試験に関する記者会見で初めて世間の注目を受けた。日本でのロケットスレッド実験の例としては、下記の5例が確認されている。1966年(昭和41年)3月19日に岐阜県各務原の防衛庁技術研究本部岐阜基地においてT-1とT-33練習機の射出座席の開発の為に臨時の軌道が敷設されて試験が行われた。実験は岐阜基地の滑走路南で実施された。鉄道用レール(新幹線の60キロロングレールを採用)とトロッコが用意され、廃棄処分となっていたT-1Aの試作4号機(#804)の胴体前部をトロッコに括り付け、ロケットにはF-86D用のマイティマウスの弾頭を取り外して用いた。1本あたりの推力は約100kg、燃焼時間は1.5秒で、合計44発を用いている。機体の射出座席には平均的な日本人男性のダミー人形2体(衝撃計測機器付き)が乗せられ、点火0.8秒後に時速157km(85kt)に達したところで空中へ射出、パラシュートで地上へ帰還する試験を7度行った。当時の額で総経費5000万円、軌道建設費だけでも900万円を要した大規模な実験であった。磁気浮上式鉄道HSSTの開発過程においてHSST-01がロケット推進によって1978年に307.8km/hを達成した。JAXA(旧NASDA)の固体ロケット爆発実験の一環として、1991年から1993年にかけて苫小牧市に設けられたモノレール上において推力3600kgのSOB(N-1、N-2、H-1で用いられた固体補助ブースター)を自走させ180〜720km/hの速度での衝突実験を行った。防衛装備庁下北試験場にあるレールランチャー設備は全長360mのモノレールであり、1989年の新設時から現在に至るまでミサイル等の動的な威力試験に用いられている。国立大学法人室蘭工業大学が北海道白老町に有する高速走行軌道実験設備と呼ばれるロケットスレッドは2010年から運用されており、全長300mの軌道長で最高速度405km/hを達成している。水路溝に突入し減速する方式はアメリカのロケットスレッドでは広く採用されているが、我が国では上記の前例を含め室蘭工業大学の設備のみが本方式を採用している。

出典:wikipedia

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