『機動戦士クロスボーン・ガンダム』(きどうせんしクロスボーン・ガンダム、)は、富野由悠季原作、長谷川裕一作画の漫画作品。『月刊少年エース』に1994年から1997年まで連載。本項では続編作品も併せて記述する。『月刊少年エース』(角川書店)において、1994年12月号(創刊号)から1997年3月号まで全27話が連載され、単行本全6巻が刊行された。ガンダムシリーズの中ではアニメ映画『機動戦士ガンダムF91』の続編に当たり、ベラ・ロナを中心として再興した宇宙海賊クロスボーン・バンガードと、木星圏を根城とする木星帝国(ジュピター・エンパイア)との戦いを描く。他のガンダムシリーズを起点にした漫画では原作者の肩書きだけであった富野由悠季が、初めて漫画制作に本格的に携わった作品である(コミックスの著者近影欄にも全冊コメントを寄せている)。登場人物による「目が二つあってアンテナが生えていればマスコミが全部ガンダムにしてしまう」との世間のガンダム観を皮肉ったような台詞があるが、これを言わせるよう指示したのが富野自身であると長谷川が枠外に記載している。また、内容的にも富野がガンダム製作以前に関わっていたスーパーロボットアニメに近い作品である。『SDガンダム GGENERATION-F』や『第2次スーパーロボット大戦α』、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』などゲーム作品へ登場し、主役機のクロスボーン・ガンダムやハリソン・マディン専用量産型ガンダムF91がプラモデル化されている。また『SDガンダム GGENERATION-F』に登場する際に作成された音楽は、他のゲーム作品でもクロスボーン・ガンダムのテーマとして扱われている。アニメーション情報サイト「アニメ!アニメ!」の主催による2015年の読者アンケートでは、アニメ化を望む完結マンガ作品の第1位に選ばれた。本編連載終了後、前述のゲーム作品で取り上げられ、またバンダイグループから関連商品が販売されるようになった。このような背景のもと、雑誌『ガンダムエース』などに散発的に長谷川による読み切り作品が発表され、2005年には後述する全てのエピソードを収録した単行本『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』が発売された。なお、本作を含めたこれ以後のシリーズ作品は、富野が関わっていない長谷川単独によるものであり、本編連載開始以前に発表された長谷川の漫画作品『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』『機動戦士Vガンダム外伝』とのクロスオーバーが見られるなど、より「長谷川色」の強い作品群である。『ガンダムエース』2006年7月号より2007年9月号にかけて連載。宇宙世紀0136年において始まった木星帝国との最終決戦を描く。黒澤明の映画『七人の侍』がモチーフであり、本編でもこの映画に関する話が出てきている。本作の後の時代(宇宙世紀0153年)を描いた『機動戦士Vガンダム』で登場するキャラクターや技術も登場。『ガンダムエース』2012年1月号から2016年5月号まで連載。『機動戦士Vガンダム』と同じ時期となる宇宙世紀0153年で、ザンスカール帝国の最終兵器を知ってしまい追われる身になった主人公と、彼を救う人物が搭乗する、この時代には既に存在しないはずのクロスボーン・ガンダムとの邂逅から始まる。『ガンダムエース』2016年6月号にて連載の告知が発表され、2016年9月号より連載開始。『クロスボーン・ガンダム ゴースト』後の時代となる宇宙世紀0169年を描く。声優はゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズや『第2次スーパーロボット大戦α』のもの。木星共和国に所属する部隊。「一騎当千」を意味する「サウザンド・カスタム(Thousand Custom)」に由来した部隊名であり、「Thou-Cus」と綴られる。その名の通り、単機で千機の敵を相手に戦えるほどの特化した戦闘力を目指して開発され、特殊かつ端的な技術を施されたMSを運用する。団員は犯罪者の烙印を押されたもので構成されており、基本的に仮面をかぶって素顔を隠しているが、エリン・シュナイダーに雇われた三名については顔を隠している描写はない。元々は木星共和国内のタカ派へのガス抜きのため、ユピテル財団が計画を認可した経緯があり、ユピテル財団は技術的なハードルをあげることで開発を頓挫させることを目論んでいたが、予想とは裏腹にある程度の開発成果が上がってしまう。その開発成果を試すために実戦参加の機会を虎視眈々と狙っており、「エンジェル・コール」争奪戦に参加すべく地球圏にやってくる。ジャックの台詞から、構成員は全て「サイコミュ波の流れを読む」特殊能力を有しており、サイコミュによるオールレンジ攻撃でさえ絶対的なアドバンテージにならなくなっている。フォントたち海賊軍とサーカス、そしてザンスカール帝国軍との四つ巴の乱戦を行う。実はリア・シュラク隊から密かに情報を受け取っていた。同人誌として発表された作品で、自作品のクロスオーバーのみでスーパーロボット大戦風のストーリーを構築するという手法を用いている。本作からはトビア、ベルナデット、ウモンらが登場しており、MAディビニダド、ノーティラス、そしてオリジナルの強化機体としてクロスボーン・ガンダムX1フルアーマーが登場している。
出典:wikipedia
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