千葉火力発電所(ちばかりょくはつでんしょ)は千葉県千葉市中央区蘇我町2-1377にある東京電力の天然ガス火力発電所。1957年4月に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。その後、設備の老朽化や電力需要の増加により、旧設備を廃止し新たに排熱回収型コンバインドサイクル発電方式の設備を建設、2000年6月に1、2号系列全ての設備が運転を開始した。燃料であるLNGは、袖ケ浦火力発電所や富津火力発電所に併設されたLNG基地からパイプラインにより供給を受けている。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、3号系列が緊急設置電源として新設された。さらに、排熱回収ボイラ、蒸気タービンおよび発電機を追加設置し、高効率コンバインドサイクル発電設備とすることで、恒久的に使用できる電源にする計画が発表され、2014年7月31日に3号系列全ての発電設備が運転を開始した。総出力60万kWという当時としては大容量の発電設備について東洋一といわれていた。燃料は当初石炭だったが、後に原油に転換した。旧設備の煙突は国内では珍しく爆破解体された。2015年5月9日および6月1日に発生した関西電力姫路第二発電所3号機および5号機における蒸気タービンの振動による自動停止を踏まえ、類似設計の蒸気タービンを使用している千葉火力発電所3号系列第3軸は2015年6月1日に発電を停止した。関西電力での原因調査などを踏まえて必要な対応を検討した結果、蒸気タービン最終段動翼を取り外し、圧力プレートを設置する応急対策工事を実施、2015年8月12日に運転を再開した。なお、圧力プレートの設置により、3号系列第3軸の定格出力は、2015年8月31日現在で暫定的に48.13万kWとなっている2003年には、野鳥や昆虫など野生生物の観察が可能な、自然復元型公園の「ビオトープそが」が同発電所の隣に建設された。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、一時閉園(事実上の閉鎖)されている。
出典:wikipedia
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