株式会社みすず書房(みすずしょぼう)は、哲学、科学、心理学、現代史、西洋史、社会学などの専門書を中心にした出版活動を行う学術出版社である。旧社名は美篶書房。1945年(昭和20年)秋、復員した小尾俊人が、かつての同僚で戦友の和田篤志に出版社か農業をやろうと呼びかけたのが創業のきっかけである。最終的に出版社を設立することとなり、設立発起人を募り、1945年12月に山崎六郎や清水丈男と創設創業の申し合わせを行う。創業出版は1946年(昭和21年)7月の片山敏彦『詩心の風光』で、当初の社名は美篶書房であったが、時代錯誤の用字であると読者から苦情を受け、また漢字制限で作字がままならず、2冊目の坂田徳男『哲学への道』から現社名に改める。俳人でもある北野民夫(1913-88)が1988年(昭和63年)に死去するまで社長を務めた。人文科学分野では著名な出版社であるが、扱う内容の専門性が高いゆえ、高価格の本がほとんどである。また新刊販売や既刊常備は、書店側の買取りを原則としているため、特別な場合を除き、大型書店や各地区の老舗書店のみが行っており、それ以外の書店で店頭入手を行うには、顧客からの注文が必要となる。復刊増刷は絶えず行っている。1996年(平成8年)7月に『みすず書房刊行書総目録 1946-1995』を出している。同社から出される本の装丁は白を基調としたものが多い。赤瀬川原平は、その内容の難しさに絡めて、同社を『白難解』とあだ名した(同様に現代思潮新社を『黒難解』と呼んでいる)。注釈出典参考文献
出典:wikipedia
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