阪急西宮ガーデンズ(はんきゅうにしのみやガーデンズ)は、兵庫県西宮市にあるショッピングセンターである。阪急西宮スタジアム跡地の再開発として建設され、2008年(平成20年)11月26日にグランドオープンした。オープン時、西日本最大級で国内でも3番目の広さを誇る。核テナントは、阪急百貨店(西宮阪急、面積:25,000m²)、シネマコンプレックスであるTOHOシネマズ西宮OS(12スクリーン 20,000m²)とイズミヤ(10,000m² 強)である。施設は中央部に駐車場を配置し、駐車場の周囲をショッピングモールが取り囲んでいる。1周で約450メートル、東西南北4つのモールから成るサーキット型の設計となっている。阪急百貨店とイズミヤはショッピングモールを挟む形で配置されている。4階にある屋上庭園「スカイガーデン」(9,000m²)は、六甲山系に自生する樹木や桜、果樹などで緑化され、オルゴールの音色に合わせて踊る噴水も設置されている。駐車場は約3,000台分設置されているが、駅から近いため延べ床面積の割には駐車台数が少ない。開業時の店舗数は約268店舗であった。名称は、西宮七園の歴史を加え、客として来る人だけでなく地域に居住する人々にも、憩いと賑わいのある快適な空間を提供できる「庭園」になるよう願いをこめて、ガーデンズが付けられた。ロゴは、「これからの西宮の新しいアイデンティティシンボルに」という思いを込め、西宮市の花である桜をモチーフにしている。ブランド品を身につけた高級志向の人が多い西宮や芦屋を商圏とするため、従来ショッピングセンターに出店したことがない店や高級住宅地にしか出店しないセレクトショップなどが出店し、他のショッピングセンターと比べると専門店街もやや価格が高めの店舗も多い高級志向のショッピングセンターである。こうした富裕な商圏を背景としているため、2007年(平成19年)春に実施したテナント向け説明会には出店枠数の約2倍の500社が参加するほどテナントの出店意欲が強かった。「ペット保有率が高い」地域性を踏まえてペット用のホテル、病院などを備えた「阪急ハロードック」も設置されている。阪急西宮スタジアム跡地に建設されたこともあり、阪急西宮ギャラリーや屋上のスカイガーデンには西宮球場のホームベースなど、敷地内には阪急ブレーブスや阪急電鉄に関するものが展示されている。開業初日に約10.8万人、最初の週末2日間で約30万人を集客して駅からの動く歩道が混雑の為に停止となるなど開業からの6日間で約58.6万人(神戸新聞、日本食料新聞では約51.7万人)で初年度約1780万人から2年目に約1784万人へ来店客数を伸ばすなど高い集客力を誇った。当施設の最寄り駅である西宮北口駅においては、2008年(平成20年)12月の月間1日平均乗降人員が約11.4万人を記録し、三宮駅の1日平均約10.8万人を上回って阪急電鉄の駅の中で梅田駅に次いで第2位の乗降客数となったなど、阪急電鉄の利用者数増加にも一役買っている。西宮阪急の地方の物産展開催に合せて施設内のカフェでその物産を使ったメニューを出すなどショッピングセンター内の核店舗と専門店が連携してイベント展開を行って、近隣商圏の支持を背景に西宮市在住者が約70%を占める約28万人のポイントカード会員を中心に高頻度での来店を実現し、開業初年度の売上高が最多というケースがほとんどの郊外型ショッピングセンターの常識を覆して初年度の売上高約659億円から開業2年目に約676億円へ伸びた。2005年(平成17年)11月に阪急電鉄がプレスリリースで発表した内容によると、となっていた。その後の西宮市議会における定例議会およびメディアの報道によれば、と発表された。2007年(平成19年)4月4日、名称は「阪急西宮ガーデンズ」とすることが発表された。2008年(平成20年)10月22日、同年11月26日にグランドオープンすることを発表。同年11月20日には主に阪急百貨店・イズミヤの会員およびガーデンズカード先行入会者(当選者のみ)ら、招待券持参者のみ入場可能な内覧会が開かれた。また翌21日からグランドオープン前日の25日にかけては、周辺住民向けに招待券なしで入場可能とし、プレオープンと称して営業を行った。館内は禁煙であるが、JTによる喫煙ルームや喫煙スペースがある。詳しくは、公式サイトを参照されたい。西宮市は、人口40万人を超える阪神間の中核市であるにもかかわらず、今津駅近くにあった小規模映画館「今津文化」の阪神・淡路大震災後の閉館以降、13年間映画館が1つもなかった。TOHOシネマズ西宮OSは、西宮市にとって久々の映画館であり、また大規模映画館かつシネマコンプレックスとしては同市初のものである。また、阪急西宮ガーデンズが開業するまで、西宮市は吹田市と並んで、人口40万人以上で映画館の無い町であった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。