『四月怪談』(しがつかいだん)は、大島弓子の短編少女漫画作品。主婦之友社『ギャルズライフ』1979年6月号に掲載された。また、上記を原作とした映画作品。 春に高校2年に進級した国下初子はある朝不思議な夢を見る。見た事もない風体の少年(岩井弦之丞)が現れて「あなたは朝、登校中に工事現場の落下物に当たって死んだのです。だが肉体がまだ使えるから生き返りなさい」と言うのだ。最初は夢だと思って全く信じない初子だったが、いくつもの証拠を見せられて信じない訳にはいかなくなった。だが、初子は霊になった自由な感覚が面白くて中々生き返ろうとしない。弦之丞は初子が心配で彼女の後について回る。弦之丞は100年前(!)に死んで、生き返るために自分の肉体を探している霊なのだった。 「どうせなら生き返った時に面白いと思う事をした方が良い」。そんな弦之丞の言葉に初子が思い出したのは同じクラスのオカルトマニア夏山登だ。霊が見えると自称する彼の前に現れて生き返った後「見えなかったじゃない」と言ってやろうと思ったからだった。だが、夏山登の前に現れた初子と弦之丞はしっかり夏山登に見えているらしかった。さらにお通夜に訪れたあこがれの津田山さんがクラス委員長(女性)の告白を受けているのを見てショックを受ける初子。子供の頃に大好きだったレンゲ畑も今はもうなくなっていて・・・。はたして初子は火葬前に生き返る事が出来るのだろうか?小中和哉の監督作品であり、初の35mmフィルム作品である。テアトル新宿にて単館上映された。青春を中心テーマに据えたファンタジー映画である。2008年現在、特撮映画監督としての活動が中心となっている小中和哉の初期作だが、小中のデビュー作が『星空のむこうの国』というファンタジー物であったことを含め、小中自身の「ファンタジー志向」をうかがい知ることが出来る一作である。また本作では、小中も端役として出演しているほか、アニメーターとして板野一郎が参加している。高校生の国下初子は、下校中に立ち寄った廃工場で、落下してきた鉄骨に当たりそうになったはずみで幽霊になってしまう。姿が見えないことや瞬間移動の能力を面白がる初子は、先輩幽霊である弦之丞の「早く自分の体に戻るように」という忠告にもなかなか耳を貸そうとしない。
出典:wikipedia
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