バウンド・ドック(BOUND-DOC)は、テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の有人式人型ロボット兵器。地球連邦軍特殊部隊「ティターンズ」のニュータイプ専用可変モビルアーマー(MA)。劇中では主に、ティターンズのジェリド・メサやロザミア・バダムが搭乗する。本来、バウンド・ドッグは誤表記だが、SDガンダム作品では意図的に「犬(=ドッグ)」とされる場合もある。なお、本項では、本機と関連のあるムットゥーの解説も併記する。オークランド研究所においてニュータイプ用に調整された試作機で、ニュータイプや強化人間でなければ機体性能を完全には引き出すことが出来ない。サイコガンダム同様のサイコミュを搭載しているが、武装ではなく機体制御に使用している。右手がマニピュレーターではなくクローで左右非対称、細身な上半身に重量感のある下半身という、グリプス戦役時の戦闘兵器の中でも特に異彩を放つ姿をしている。ビームライフル・ビームサーベルとも左手でしか持つことができない。可変MAなので大型だが、宇宙空間での機動性は高い。MA形態時にはモビルスーツ(MS)時の左腕部のシールドに装着されているモノアイがメインカメラに、両脚がクローアームになる。コクピットはMS形態時の胸部にあり、MA形態時には上半身がスカート内後部に90°右向きで収納されるため、パイロットはスカートの下部から出入りすることになる。資料によっては、本機は旧ジオン軍のMAグラブロをベースに開発されているという。計3機が生産され、グレーの機体が試作1号機、赤の機体が2号機、黄色(後述)が3号機である。目次に戻る漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場する可変型MA。ティターンズの月面の拠点で開発された機体で、2機のバウンド・ドックがスカート部で上下互い違いに接続されている。本来の脚部はクローアームとして側面に露出しており、クローアームと左腕にメガ粒子砲が各1門、計4門追加されている。また、搭載されたサイコミュと搭乗者を連動させることで、予測した状況の推移に応じた対処法の選択や結末を搭乗者に直接伝達するシステムを有している。これは、戦場に漂う死者の精神をサイコミュシステムに取り込ませ、ナビゲーションとしての役割を持たせるものであり、死者の数だけ取り込むことが可能となっている。当機について描写のある「エドガー・エドモンド・スミスの日記」によれば、バウンド・ドックがニュータイプ用試作機として開発したにもかかわらず、とりたてて内蔵武器を持たない点や、MA状態での機体防御面での脆弱性を否めない点から用兵思想が見え難い兵器であることを指摘しており、当機こそが本来の完成形であるものと仮説を立てているが真偽のほどは不明。なお、本機の名称は作中での表記はアモン・ドッグで統一されている。単行本での機体解説では原型となったバウンド・ドックについてもバウンド・ドッグとされているが、これらが誤字か意図のある変更かは不明である。目次に戻る雑誌企画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場する作業用MS(型式番号:ARZ-055)。火星のジオン軍残党組織「レジオン」が、ティターンズ残党の持ち込んだ図面やパーツを基に再生産したバウンド・ドックを作業用に転用した機体。改修にあたって安定性を欠く脚部は排除され、ホバーによって移動する陸上機に改められており、ホバー移動によって安定した移動を可能としている。超重機として運用されており、左腕部を大型のクレーンアームに換装しているほか、汎用モビルバケットを2基装備することも可能。さらに、スカート後部は延長されており、そこに建築資材の搭載スペースを有する。 MA形態への可変機構はそのまま残されており、MA形態では大型クレーン車そのものといった外観をとる。本機の愛称は、これらの改修による機体の大型化と、飛行機能を封印されたことに由来する。目次に戻るアニメ『∀ガンダム』に登場する可変MS。ディアナ・カウンターのゼノア隊が地球のロスト・マウンテンから発掘したMSで、バウンド・ドックに似た形状をしている。ただし、両腕がマニピュレーターで左右対称となっており、変形機構や、全体的な形状は異なっている。上半身・下半身どちらかだけを変形させた状態でも運用できる。ヒートサーベル兼用ビームライフルが装備されている。高性能な推進装置を持ち、大気圏内での運用を目的としていた。発掘後はディアナ・カウンターによってMRC-F31の型式番号を与えられ運用された。なお、「ムットゥー」とはフィル・アッカマン少佐が付けた名前だが、兵には不評だったようだ。元々の名称は不明で、J-2126という型式番号のみが判明している。基本フレームにはフラット等と同じスパイン・コンセプト・フレームを用いて、構造的に簡略化された、故障率の低い変形機構を実現している。旧型番の "J" は "JUPITER" を示し、本来は木星大気圏上層部での運用を想定された機体である。MA形態時、Iフィールドによって機体外部に開放型ラムジェットを形成し、木星大気を燃料に一撃離脱戦法を取る可変戦闘機だった。木星の重力に捕まらないほどの大推力を誇るが、やや機動性に欠ける。劇中では状態が完璧ではなく、飛行は可能だったがラムジェット機能は回復していなかった。劇中では∀ガンダムのハイパーハンマーに足を取られ振り回されたりなど、やられ役を演じており、目立った戦績はない。後にターンXとの戦闘に参加している。『∀ガンダム』企画段階ではバウンド・ドックそのものが登場予定だった。ボンボン版コミックでは、準備稿を元に執筆されている関係からか、バウンド・ドックがロストマウンテンで発掘されている。
出典:wikipedia
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